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鳳炎鳥伝説(&鳳氷鳥)  作者: 亜井下茶女
14/16

侵略軍

14、、

叟璽煌国の海軍が創設して9年が経過していた。


女皇様(江)の予言では、10年以内に外国から侵略して来るとのことである。


重臣や貴族からは、、、


「ほんとうに来るのか?」「もしかして予言は間違っていたのか?」

「ほんとうに、、予言は嘘では無いのか?」


それぞれに勝手なことを言っていたのである。


サガ将軍や珊皇女は、予言は間違ってないと信じていた。


海軍兵士たちは、サガ将軍を信じて訓練に励んでいた。


ゴウシ隊長も訓練に訓練を重ねていた。


コレでほんとうに外国の軍艦に対抗できるのか?


そんなこと疑問に思うより、出来るだけのことを、、


とにかく、万全を期して迎え討つしかないのである。



14〜女皇様は、一年前に東洋に視察団を送っていた。


その視察団が帰って来たのであった。


早速、視察団の代表滬武外交官を呼んだのである。


「其れで、、東洋の国は、どんな動きをしていた?」


「はい、女皇様に言われたとおりに密偵を送り込みました、」


「それで、、、」


「はい、密偵の話では、フィリピン近海に軍艦がぞくぞくと集まっているとのことです、」


「やはり、そうか、、わたくしは間違っていなかったようだな、、」


「ほんとうに我が海軍は大丈夫なんでしょうか?女皇様、」


「あぁ、心配するな、、サガ将軍に任せれば大丈夫だ、、」


「それを聞いて安心しました、、女皇様、」


女皇様は、、多分大丈夫であろう、、と思うことにした。


ゴウシ隊長は、特別部隊を結成していた。


其れは、7隻の艦船「北斗七星軍」である。


大きな軍艦は、20本のカイで漕ぐ風が無くても進む軍艦であった。


あとの6隻は、船首に大型ボーガンを設置してある。


鯨用のモリを撃ち込む仕組みになっている。


敵軍艦の船底にモリを撃ち込み沈めるようと考えていた。


もう一つの戦略は、敵軍艦の側面にモリを撃ち込みロープで大型軍艦で引いていく、、


其れで、敵軍艦を転覆させる戦略であった。


サガ将軍率いる軍艦30隻と特別部隊7隻とで敵軍艦に立ち向かうのである。


サガ将軍は、沖の小島に見張り塔を設置してあった。


其処から10日後に報告が入ってくる、、、


敵艦隊が我が国に向かっているとのことで、、


軍艦の数100隻以上の艦船を黙認したとのことであった。


早速、サガ将軍は軍艦を出航させていた。


女皇様のところへ伝令の早馬を走らせる。


巌瞞殿で朝議を行なっていたところに、、、


「女皇様、、急報です、、」


「なに?急報だと!!早く通せ、、」


「女皇様、、サガ将軍からの報告では、敵艦隊が攻めて来たとのことです、」


「それで、敵の数は?」


「はい、高見からの報告では、軍艦100隻以上とのことです、」


「なにぃ、、100隻だと!!」


朝議に出ていた重臣たちが騒ついている。


「敵の数が100隻ということは、2000人乗ってるとして、、」

「そうですね、ざっと20万の兵が来るってことか!!」


「我が国の兵力?」「軍艦30隻だそうですよ、、」

「それだけで立ち向かえるのか?」「無理でしょう、、」


重臣たちが動揺しているのを見て、、


「静かに、、サガ将軍なら策を練ってあろう、、」


「しかし、、敵軍艦はこちらの三倍以上ですよ、女皇様、、」


「大丈夫だ、、そういうことも有ろうかと思って、2万の兵を用意してある、」


「えぇ、女皇様の秘密部隊ですか?」


「その軍隊を誰が率いるかだな?誰がいい、、」


「そうですね、、青龍軍のコムラ隊長は?」「いやっ、赤帝軍のウコン隊長でしょう、」


女皇様は、しばらく考えていたが、、、


「ココは、ウコン隊長に任せようと思う、ウコン隊長を呼べ、、」


そして、巌瞞殿にウコン隊長が入ってくる。


「ウコン隊長に2万の兵を率いて貰うが、受けてくれるかな?」


「はい、我が国の危機とあらば、喜んでお受けします、女皇様、」


「これより、2万の軍隊の大将とする、ウコン隊長よろしいかな?」


「はい、女皇様、お任せください、、」


「ウコン大将、早速、第二次防衛線を張ってくれ、任せたから、、」


「はい、女皇様、、」


ウコン大将は、早急に2万の軍隊で援軍に向かったのである。


ウコン大将は、2万の軍隊でサザン岬に進軍して行く、、


サザン岬の東側には、サガ将軍率いる海軍が迎え討つ手はずであるから、、


ウコン大将は、サザン岬の西側に陣を張ることにした。


西側の海岸は、大型軍艦では上陸するには困難であるが、、


小舟を使って上陸する恐れがあるからであった。


まだ海岸線には、敵軍艦が見えていない、2、3日にはやって来るであろう?


サガ将軍率いる海軍は、万全の構えを整えている。


ゴウシ隊長率いる北斗七星軍は、第一陣には出動しないのである。


奇襲を目的とした海軍特別部隊なのであった。


千鄭は、どのような敵艦隊かと偵察に向かうのである。




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