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異世界満喫冒険譚  作者: GDKK
大陸編
3/359

1、状況とステータス確認

この回と次回は少し短いかもしれません。

状況確認の回になります。

圭一が目を開くとそこは岩肌がむき出しの山の上だった。

眼下には小規模の森とその遠方には城が見える。

空を見上げると太陽が真上を指している。

異世界系の小説や漫画などでは太陽が二つある描写があるが、ここでは残念ながら一つだけだった。

今のところあまり異世界要素を確認できない圭一は、近くにある岩に腰を掛けた。


「さてまずやることは…【ステータス】」

空中に透明なガラス板のようなものが浮かび上がる。


名前 :ケイ(瑞科 圭一)

年齢 :18才

性別 :男

職業 :旅人

レベル:1

スキル:全武器使用可能 全スキル使用可能 全属性魔法使用可能

ユニークスキル:鑑定眼 アイテムボックス 創造魔法(隠蔽中) 完全隠蔽(隠蔽中)

称号 :アレサの寵愛 ダジュールの管理者(隠蔽中) 転生者(隠蔽中)


※なお能力値は全て∞表示のため省略(完全隠蔽を使用のため一般公開の際は平均で表示)


「んっ?」

表示は見えているが、いまいち意味をくみ取れず圭一は首を傾げた。

名前はおそらく家名があるのは王族や貴族のみのため、転生前のあだ名が名前になったためだろう。

年齢も性別も問題ない。

職業は元は学生だが、旅人に変更されている。

レベルも戦闘経験がないため納得できる。


そしてここらが問題だ。

スキルの全武器使用可能・全スキル使用可能・全属性魔法使用可能とは何だろうか?

スキルの項目に注目しながら唸っていると、別枠でガラス板のようなものが浮かび上がる。


スキル:全ての武器・スキル・魔法が使用可能。創造魔法で作成可能。

どうやら制限なく使えるが自分で作れよという意味らしい。


ユニークスキル:生まれ持った才能。

 鑑定眼:なんでも鑑定できる。偽装された物も無効化。

 アイテムボックス:生き物以外なら何でも入る。時間経過無効。

 創造魔法:魔力を元になんでも作成可能。イメージが大事。(隠蔽中)

 完全隠蔽:解析や鑑定を防ぐ(隠蔽中) 


称号:先天的または後天的に身分や資格を表す。

 アレサの寵愛:創造神のお気に入り。全能力を∞。

 ダジュールの管理者:異世界ダジュールの設定変更を許された者。(隠蔽中)

 転生者:地球からの転生者(隠蔽中)


ステータスの確認を一通り終えた圭一は、そっとその画面を閉じた。

(俺のどこを見て気に入ったんだ?)

そんな疑問を抱きながら、アイテムボックスを確認することにした。


【アイテムボックス】

麻のシャツ

革ベスト

革のズボン

革のブーツ

ナイフ

非常食(3食1セット)×7

無限水筒

茶色の鞄

ランタン(魔石残量:100%)×1

ダジュールの地図

お金1,000,000ダリ

アレサからの手紙


初期装備にしては至れり尽くせりだった。

確かにTシャツにジーパンは町に着いた際に目立ってしまう可能性があった。

圭一はその場で革の装備に着かえると、先ほどまで着ていたTシャツとジーパンをしまった。

最後の項目にアレサからの手紙があった。

それを取り出し読んでみる。


瑞科 圭一様


ダジュールには無事に着きましたでしょうか?

僅かばかりではありますが、旅に必要なものを用意いたしました。

既にステータスを確認されているとは思いますが、

称号のダジュールの管理者は、この世界の基本的なことが記録されています。

地図も入れて置きましたのでご活用ください。


それではお元気でお過ごしください。貴方の無事を祈っています。


アレサ


圭一は手紙読んだ後、手に持っていた水筒の水を飲み干し鞄に詰め込むとその場に立ち上がった。

僅かに道らしき場所が続いているのでとりあえず下山する道を探しながらその場を後にした。

アレサの寵愛が恐ろしい。

気に入る要素はどこ?

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