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モブの日常  作者: おとめ
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別の連載中の話しを考えていた時にふと思いついた話しです。

全く関連ありませんが。

さっくり終わる予定です。

予定は未定とも言いますが、、、。

ぬるま湯に浸かりながらお付き合いくださいm(_ _)m

「村人のみなさーん!

おっはようございまーす!

本日、勇者御一行がいらっしゃる確率は20パーセントです!

確率は低いですが、油断しないようにお願いしますねー!

後、立ち位置忘れた方はこちらまでお越しくださいねー!」



勇者様御一行がどこかの世界からやってきて(ショーカンってどういう意味?)

どこかで復活したらしいワルの王様(マオーって何?)

そいつらをやっつけに行くって噂が立ってから早数ヶ月、この村にも勇者様に情報を伝えるキーパーソンがいる設定、、じゃなくてキーパーソンがいると知られてから、こうやって毎朝モブの村人達が決められた立ち位置、決められたセリフを与えられていつ来るか分からない勇者様御一行を待っている。


私の決められた立ち位置にもよくよく見ると地面に小さい点が見える。

これを隠すように立って、と。


「あんれま、旅人を見かけるのは何年ぶりかね!」


これが私、コーラル17才、花も恥じらうオトメに与えられたセリフである。

もう少し女子っぽいセリフがよかったんだけど、モブゼリフの数が少なかったのと、くじ引きで負けちゃったし、仕方ないよね。

はぁ。


「お、コーラル、おはよう。

今日もまた1日立ちんぼだぜ、かったるいよなー。

そろそろ作物も収穫始めなきゃいけないのによ。

いくら小人部隊が全部やってくれるとはいえ、意味あんのかね、俺たち。」


朝っぱらからこうボヤく男性はお隣に住むお兄さん。

普段は近くの畑で年中何か作っている。

年中何か作っては城下町に売り出しに行ってるこのお兄さん、何気に小金持ちである。

なので村中の若い女子に将来の旦那様!

と虎視眈々と狙われている。

お兄さんの年齢知らないけど。

ま、まぁ、そんな私もお嫁さん候補の1人だけどね!

愛じゃお腹は膨れないけどお金さえあれば食うに困らないし!

お兄さんの家ならお野菜たくさんあるしね!


と、思いつつ辺りを見回しても若い女子の数は少ない。

勇者様御一行の話しを聞く前にはもっと人口自体多かったんだけど、村人フルで出演、、ゲフンゲフン、フルでお出迎えしたら勇者様が全員の話しを聞いてたら疲れちゃうって意見が出て、ここにいない村人達はお城の片隅でのんびりしてる。らしい。

設定上はワルに連れて行かれたって事にして。


勿論村人みんなは自分達の仕事があるんで総出で反対したんだけど、この話しを持ってきた偉い人は小人部隊を出すから茶番、、じゃなくてこの世界を救うために付き合ってほしい!

と力説してたっけ。


袖の下を受け取ったと噂の村長が

「そこまで仰るのなら仕方ない。

我々はあなた様に従いますぞ。」

なんてニヤニヤが止まらない顔でそんな事言ってた。

お読みくださりありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

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