表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
経済財政愚問放談  作者: 日本再生委員会
年功序列制が、格差の拡大を防いでいた
41/79

大東亜共栄圏と安保法制(集団的自衛権)

大東亜共栄圏(だいとうあきょうえいけん、Greater East Asia Co-Prosperity Sphere)は、欧米諸国(特に大英帝国・アメリカ合衆国)の植民地支配から東アジア・東南アジアを解放し、東アジア・東南アジアに日本を盟主とする共存共栄の新たな国際秩序建設を目指した、第二次世界大戦における日本の構想である wikiより抜粋


安保法改正(集団的自衛権)と大東亜共栄圏の共通性を論じて見たいと思います


学校では言葉位は出てきても、詳しくは習わないか、日本の植民地支配の為の協定と教わったかと思います


公正を期す為に触れておきますと 、大東亜共栄圏とは、日本が植民地支配を盤石にする為に、傀儡国家を従える為に作られた協定と言う意見が有る事を記しておきます


私が勉強した限りでは、その様な事実は無いと考えます


ただし、日本の国益の為で有った事は否定致しません


インドにしろフィリピンにしろインドネシアにしろ、傀儡政府と言われた国々は日本と大東亜共栄圏を構築する事を望んでおりました


勿論満州国もです


大東亜共栄圏とは、日本が進出してアメリカやイギリス、オランダ等から開放した国々を、日本同様産業振興し、強力な軍隊を育成して防衛力を強化し、国民を教育する事で欧米列強に対抗しうる実力を付けさせ、日本と経済及び軍事同盟を組む事でアジアの安全保障を強固にする協定だったのだと思います


その事によって日本は資源や経済規模拡大が得られ、アジア各国は日本軍の防衛力と日本からの技術支援や支援金が得られ、日本に資源輸出する事で国が潤うと言う正に本当の意味のWINWINの関係構築だったと思います


実際に日本はインドやインドネシアやフィリピンや満州や台湾や朝鮮やベトナムやビルマにインフラ整備や教育改革(学校建設・現地教員育成)産業振興や軍事教練、技術支援や支援金を日本国民の血税から大赤字で行いました


大東亜共栄圏が植民地支配の抗弁とはとても言えません


大東亜共栄圏を悪し様に言ったのは、戦後のアメリカや中国等日本に洗脳工作を仕掛けた国です


さて、お気付きと思いますが、安部首相の地球俯瞰外交(支援金外交)や安保法制改正(集団的自衛権)と非常に似ておりませんか?


実際日本はフィリピンにP3C哨戒機を供与し、自衛隊を派遣してレクチャーしております


オーストラリアに最新型潜水艦を輸出致します


ミャンマーやインドやインドネシアにインフラ整備用の支援金や技術供与を確約しております


そして、集団的自衛権や日米豪同盟です


大東亜共栄圏が目指した強固な防衛力構築に非常に近い気が致します


流石に現在の安部外交を『植民地支配が~‼』等とは言えないでしょう


当時の東条内閣も現在の安部内閣も、目指す所は一緒なのです


要するに今も昔も自国を防衛するにしても、絶対に単独では不可能なのです


戦争に必要な全ての資源や経済力を一国で賄える国は、世界中何処を探しても有りません


勿論アメリカもそうです


だからアメリカは、経済力・防衛力共に高い日本を同盟国に引き入れたいのです


勿論アメリカの国益の為で、日本の為では有りません


それは日本も同じです


国と国とは友達では無いのです


国民感情は別ですが


フィリピンにしろ、インドネシアにしろ、自国の国益の為に日本と組んだ方が何かと都合が良いから日本寄りなだけです


それは、昔も今も変わりません


何度でも言いますが、『国と国とはお友達では無い』のです


これも何度でも言いますが、『国民感情は別ですが』


翻って安保法制改正(集団的自衛権)が、中国や北朝鮮や事によってはロシアや韓国の驚異から日本を守る為に如何に大事か分かります


国と国とがお友達では無い以上、実利(支援金や技術支援や防衛協力)が如何に大事かお分かり頂けたかと思います


世界情勢はジョン・レノンのイマジンの様には行きません


だからジョン・レノンはイマジンを歌って理想を訴えたのです


左翼が安保法制改正に反対なさるのは構いませんが、外交努力だけで自国を防衛出来ると言うなら、今すぐ話し合いで北朝鮮の核兵器廃絶や中国の横暴を止めて頂きたいものです

如何でしたでしょうか?


今回のTPPの件にしても、安全保障面での関係強化の側面が全くない訳では無いでしょう


もし日本が交渉に参加しなければ、アメリカの態度はもっとあからさまに日本バッシングしていたで有りましょうね?


最初から結論有りきの交渉だったと言う論説も、十分頷ける物が有ります


自主防衛能力(核武装)を他国に委ねねば成らないと言うのは、これ程リスキーかつ属国の様な立場に成って仕舞うのです


日本は未だに針の筵に座っているのです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ