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経済財政愚問放談  作者: 日本再生委員会
年功序列制が、格差の拡大を防いでいた
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原発は本当に不要か?

漸く川内原発が来年度から再稼働致します


まずは一息と言った所でしょうか?


因みに私は原発を反対する人達に対する反対派ですが、原発推進派では有りません


使える原発は代替え発電技術が確立する迄使い、技術継承や技術開発の為に最低でも2ヵ所以上の営業原発は残すべきだと考えています、代替え発電技術が完全に確立する迄は・・・


では、その理由を論じて行きます


アゴラ研究所フェロー・石井孝明氏は、原発の停止による燃料費の増加は1年で1基1000億円かかる。この状況が続けば、あと数年で電力会社の経営は危機に陥る

電力料金の値上げをめぐっては、電力会社の社員の給料が高い、独占による無駄遣いが多いという指摘があった。「ところが東京電力本体で、従業員賃金は3500億円程度だ。電力会社は設備産業であり、賃金を減らして、原発停止分の負担が埋め合わせられるわけではない」と池田氏は指摘した。

石川氏は電力料金の仕組みは、初期投資が膨大なため、規制下で利益を確保し、その上で投資分を長期に渡って回収するものであると、説明した。「原発は自分の「葬式代」、つまり廃炉費用を長期の稼動で利益を出して積み立てる。ところが、今は止まっていることで、葬式代も出せない」と述べた


そうです、廃炉するにしてもコストが掛かる事を反対派は無視しています、しかも廃炉しても50年以上の放射線半減期が掛かる事も無視しています


ならば使える原発を使って、電気料金の安定化や廃炉費用捻出や代替え発電開発にコストを割り振るべきです


しかも、日本の重要な原油輸入シーレーンに中国が基地を不法に建設してしまいました


日本のエネルギー問題の最重要問題にも関わらず、集団的自衛権に反対している愚かな方達がおりますね?


原発反対派と同じ人達ですが?


もう、お分かり頂けたかと思います


彼等は日本を危機的状況に無責任に追い込んでいるのです


原発が再稼働しないまま、中国にシーレーンを封鎖されたら、原油輸入価格はとんでもなく跳ね上がります


電気代もうなぎ登りです


原発反対派には50倍の電気代を負担して頂きたいですね


廃炉費用や代替え発電開発費も反対した以上負担して頂くのが道理と言う物です


では続きです


放射性廃棄物、重要問題だが今解決の必要はない


こうした経済論からの問題提起をすると、原発の使用済核燃料の処理の懸念という別の論点から原発反対を述べる人がいる。石井は、現状を説明した。今年中に青森県六ヶ所村の核燃料施設が稼動し使用済核燃料の容積を減らせる。そして世界の他の国と同じように、今すぐ解決は難しくても、今後20−30年の間に最終処分地を見つける時間があるという。「確かに問題は深刻で核燃料廃棄物は危険です。しかし大型原発を1年間フル稼働させて出る廃棄物は24トン程度。それを稼動させても、日本中がそれでいっぱいになる状況ではない」という。

「「トイレ無きマンション」と原発政策を批判する人がいる。確かにそうした面はあるが、使用済燃料の乾式処理、また六ヶ所の稼動など、状況を変える新しい動きもある」と石川氏は付け加えた。

使用済燃料で問題になるのは、プルトニウムだ。それが10万年経過しても毒性が消えないことを懸念する人が多い。池田氏は「もちろん問題だが、経口毒性が同じ程度は危険な水銀、六価クロムなどが年何トンも各国の工業生産を通じて、廃棄されている現実がある。核物質だけに関心を向けるのは、リスク管理の面で妥当ではない」と疑問を述べた。

それを受けて、石川氏は経産省での行政官の経験から「エネルギーの中で、原子力は倫理とか正義が絡んで主張が複雑になる特別な存在だった。そういう観点は大切だが、今はそれでエネルギー問題が語られすぎている」と述べた。


正論です


実際問題として原発停止している現状、火力その他発電施設で作られた電力はギリギリのキャパシティで有り、何処かで問題が発生したら停電も有り得る状況が続いています


太陽光発電は、個人レベルで蓄電装置を使用して使う分には、バックアップ電源として電力会社が存在するなら大変有効です

しかし、大規模蓄電装置が存在しない現状、ベースロード電源としては使えません


電気は使われる分だけ発電する物だからです


従って太陽光発電は、大規模発電としては、天候に左右される事も踏まえて実用的では有りません


風力も天候に左右される時点で駄目です


再生可能エネルギーによる発電は、斯様に難しいのです


従って原発廃炉を推進したいなら、寧ろ使用可能な原発を再稼働し、原発廃炉費用や代替え発電開発費用を捻出し、原油依存を減らすべきなのです


本当に原発反対したいなら、原発再稼働に賛成しないのは愚の骨頂です


オーランチキトリュウムにしろ、メタンハイドレートにしろ、開発し実用化するには開発費用が掛かるのです


しかも、発電などと言う国家の根幹に関わるエネルギーを火力発電に過度に依存している現状は、資源輸入国の日本では望ましく有りません


もっと色々な発電技術に分散されないと、いざ事が起きた時に大混乱に陥ります


原油が止まったら、日本の発電は今の状態ならおしまいです


石炭火力発電が新設を急いでおりますが、戦前や高度成長期の様に日本で採炭出来なければ、結果は同じです


しかも日本で採炭を再開したとしても、採算ベースに乗るかどうかわかりません


ですから私は、真の原発反対派として、原発再稼働を強く主張致します


皆様、原発を廃炉したければ、原発再稼働しないと実現出来ない事を覚えておいて頂きたいと心から思います


更に集団的自衛権反対派と原発反対派が同じ人達だと言う事も・・・

如何でしたでしょうか?


原発は少なくとも代替発電技術が実用段階に入らない限り、エネルギー安全保障上必要不可欠なのです


単一の発電技術(例えば火力発電)に頼って居たのでは、いざ不測の事態(地域紛争や災害)が発生した時に、資源の輸入が滞った場合、計画停電や最悪発電停止も有り得るのです


その事における経済的損失や生活への影響は計り知れない大損害に成ります


地震などで大停電を経験した方々なら実感しておられる筈です


私も東日本大震災で経験致しました


安易に原発即時廃止等と考えてはいけない理由はそう言う事なのです


皆様、どうか冷静に現実を直視して下さいませ

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