世相・哲学:虐め問題について
まずは産経新聞の記事より
岩手県矢巾町の中学2年の村松亮君(13)がいじめを苦に列車に飛び込んで自殺したとみられる問題で、村松君の母親(44)が11日、産経新聞の取材に応じた。10日に初めて読んだ村松君のノートで、同級生からの暴力や悪口に苦悩していたことを知ったといい、「ここまでひどいいじめとは…。なぜここまで追い詰められる必要があったのか」と悔しさと憤りを露わにした。
(村松君と)連絡が取れていれば、いじめのことを言ってくれたかもしれない。私なら「行くな」と言いました。亮の姉も同じ中学校に通い、いじめを受けていました。「行くな」と言いました。所属していたバレーボール部の顧問が親身になってくれました。学校とは関係なくだったと思います。
10日に初めて(村松君の生活記録)ノートを見ました。子供たちがこう(死を示唆する内容)書いているのに、他の子でも「研修たのしみましょうね」と書いてしまうのでしょうか。
生徒が40人もいれば、面倒みるのは大変でしょう。先生も人だから。でも「死ぬかも」とか「生きているのが嫌になった」とかつづっているのだから、一言でいいから元夫か、おじいちゃんに電話してくれていれば…。(学校に対しては)不信感だけ。
1年生のときの担任はすごくいい先生でした。1年生のときの担任なら助けてくれたと思います。引き継ぎしていなかったのかなぁ。亮は「何とかしてほしい」と頼んだのでしょう。
実に痛ましい事件です
私も小学校時代は虐めにあいました
家庭環境があまり良く無かったのも有りますが(両親の不和)まぁ、兎に角小学校高学年以外の時は虐められましたね
しかし当時の先生は、クラス会を開いたりして対処なさってくれました
それで虐めが無くなる訳では無いのですが、無視される様に成りましたね
まぁ、虐められるより気楽でしたから、気にしませんでしたがww
しかし気にする子の方が多いでしょう・・・
今回の事件では、被害者の母親が仰る通り学校に行かない、若しくは転校が妥当な判断で有ったと私も考えます
かなり陰湿かつ暴力的な虐めだった様ですから尚更です
所謂「かつあげ」や「虐め」は立派な犯罪です、恐喝・傷害と言う
この辺りを学校は教育しているのでしょうか?
少なくても私の義務教育時代は、その様な教育は成されませんでしたし、道徳の授業でも「虐め」や「かつあげ」が犯罪行為だとは教わりませんでした
これも問題だと思います
キチンと「虐め」は人権侵害で有り、傷害と言う立派な犯罪だと教えるべきですし、「かつあげ」は恐喝と言う立派な犯罪なのだと認識させるべきです
勿論学校教育だけではなく、家庭の躾でも徹底して子供に繰り返し教え無ければ駄目でしょう
個人的には、やはり海外からも甘過ぎると指摘の有る、少年犯罪法の改正が望ましいと思います
自転車の人身事故で何千万や何億の請求額が民事訴訟で通るのですから、「虐め」や「かつあげ」にも厳罰を儲ける方が良いでしょう
ましてや、自殺に追い込んだ虐めの加害者は、何億円も請求されて然るべきです
刑事的にも、懲役5年以上は最低限必要と考えます
「かつあげ」の様な恐喝にも、成人と同じ量刑を課しても構わないと個人的には考えます
私の家庭は3世代同居のちびまる子状態でしたから、祖父母に繰り返し「他人に迷惑だけは絶対に掛けるな」と教えられました
友達の家に遊びに行って、出された物は絶対に残さず食べろ、でないと友達の家に失礼だと教えられたものです
私が子供の時分は、友達の親や近所の叔父さん叔母さんにも、悪い事したら怒られたものです
学校で悪さして先生に怒られたりしたら、親にも「お前が悪い」と怒られましたし、学校で怪我したりしても、親は「大変ご迷惑をおかけしました」と先生方に挨拶したものです
モンスターペアレンツ何て居ませんでしたよ
時代が違うだけでは済まされない気が致します
正直虐めは無くならないでしょう
不思議な物で、人間同士と言うものは、どうしてもそりが合わない人が居るものです
これは大人子供関係有りません
お互い人格の違いを尊重し、合わないなら関わらなきゃ良いのですが、それが出来ない人がいます
それも大人子供関係有りません
勿論自分よりも弱い相手を虐めて、自分のフラストレーションを解消する困った人も居ます
これも大人子供関係有りません
つまり、人間社会から虐めを完全に撲滅するのは不可能だと個人的には考えます
嫌な結論ですが・・・
ならばどうすれば良いか?
大人なら勤め先を変える、余裕が有れば加害者や会社に損害賠償請求する
大した虐めじゃないなら徹底的に無視するか、此方からは関わらない
子供の場合、其処まで気転が回らないでしょうから、大人がフォローするしか有りません
私は児童心理学者でも教員でも有りませんから、あくまで素人の私見ですが、やはり子供とのコミニュケーションを取り、虐めのサインを見逃さないと言う基本に立ち返る事も大事なのでしょう
その上で大人が適切な対処をするしか有りません
子供の場合、相手を無視したり関わらない様にしても、虐めの加害者が関わって来ますから
やはり転校や損害賠償も視野に入れた対応が必要でしょう
学校側としては、一クラス虐めに会いやすい大人しい子供等を集めたクラスを作るのも、一つの手だと思います
児童心理学等を学ばれた担任を据えるなどして、人間関係の適応力を上げる教育も考えられると思います
残念ながら、虐め問題の撲滅は難しいと思いますが、このまま手をこまねいているのも問題だと思います
如何でしたでしょうか?
虐めは現実的に無くならないと思います
これは太古の昔から、人間が知恵を持ち言葉によるコミニュケーションを取るように成る以前から、つまり原人の時代から縄張り争いやメスの奪い合い等で本能的に植え付けられた物にも起因する部分が有る可能性高いと思うからで有ります
言葉や理性が発達し哲学論が起こっても、人間は争う事をやめる事が出来なかったのですから
ですから法治国家で有る日本は、法的に虐めを取り締まる・・・つまり立派な犯罪として扱うしか方法が無いと思ったのです
子供の喧嘩に親が口出し・・・等と言ってる間に、子供が自殺してしまったら取り返しがつきません
最早少年法を廃絶し、暴力行為は『傷害罪』カツアゲは『恐喝・強盗』とキチンと法制化すべき時期が来ているのかも知れません・・・




