今回は気分転換で100均のヘッドホン・イヤホンの話し
今回は箸休めとして、100均のイヤホンについて話します
消費税増税で世知辛い昨今、イヤホンやヘッドホンも100均で済むならそうしたい方々もおいでで有りましょう
そんな方々に参考として、ヘッドホン・イヤホンマニアも嗜んで居る作者から使える方な100均イヤホン・ヘッドホンを紹介致します
まずは基本的にダイソーのは駄目です
特にイヤホンは全部使い物に成りません
ヘッドホンは、アタリを引けば普通に聴いて居られる程度には使ますが、勿論良い音とは言えません
ですが、108円と考えればコストパフォーマンスは高いですね
ただし当たり外れが有るのは注意して下さい
音は高音から中音重視で低音はあまり出ません
外で使うには、低音が減衰するからやや厳しいでしょう
ハズレを引いた場合、かなり酷い代物になりますが、使えないかと言われればそんな事は無いですが、常用は辛いですね
因みに、かなり簡単に分解出来るので改造ベースには良いです
スポンジカバーを外してブラスチックの円形の部品の爪3箇所を外せば簡単に分解出来ます
そしたら中に、少量の綿ティッシュを詰めると大分音が落ち着きます
更にダイソーで売ってるアルミテープをヘッドバンド側のハウジングの中に貼れば、更に音が改善致します
ダイソーヘッドホンは、分解するとドライバー(スピーカー)部分が外れるから、元に戻す時に注意が必要です
ホットボンドを持っているなら、スピーカーをホットボンドて固定すると良いでしょう
さて、ダイソーはヘッドホン以外は駄目ですが、イヤホン関係は別の100均に良い物が存在致します
それは『セリア』です
セリアはヘッドホンもイヤホンも底そこ使える物が多いですね
決してマニアから見ても馬鹿に出来ない物が有ります
まずマニアに有名なのは、XYY―16「グロスカラーイヤホン」です
残念ながら100均の常で当たり外れが有りますが、アタリを引けば普通に980円で売ってるイヤホンに近い性能を発揮致します
更にアタリ確率が高いのが、XYY―32
『スマートフォン用密閉型カラーステレオイヤホンマイク1.0m 』ですね
一部のスマホに適応しませんが、4極端子だからと言って、mp3プレーヤーで使えない訳でも、未対応のスマホでも使えない訳では有りません
マイクが機能しないだけで、普通に音楽は聞けます
XYY―32は今の所ハズレを引いた報告を見ていないので、アタリの確率が高いのか品質が安定した可能性が有ります
XYY―16とXYY―32は基本的にマイクの有る無し、プラグが3極か4極かの違いだけで同じ物てす
従ってハズレの少ないXYY―32を買えば間違いは無いでしょう
ちなみに音質は所謂音響マニア界で言う所の『ドンシャリ』です
ドンシャリとは、高音がシャリシャリ鳴り、低音がズンドコ響く音質の事を言います
ドンシャリな音質は一聴して良い音に聞こえる為に、安い機種には良くこの音質にチューニングされた物が多いです
XYY―32の場合、確かにドンシャリでは有りますが中音が引っ込み過ぎて聞こえ難いと言う事も無いので使いやすいと思います
絶対にハズレは欲しく無いなら、XYY―32を素直に買うのが宜しいかと?
ちなみにXYY―32はカナル型イヤホンです
所謂密閉型ですね
最初に付いているイヤチップがXSサイズなのでかなり小さいです
丁度良いイヤチップに変えると音も変わってしまいますが、その辺はお好みで
さらにオープン型のイヤホンにも良い物が有ります
MR―09『開放型ステレオイヤホン コードリール』ですね
ややコードが0.7Mと短いですが、コードリール式は絡まらなくて使いやすいです
実はこの製品、ゼンハイザーMX400のパクリ製品なのですが、MX400が名機と言われる製品なので、MR−09も侮れない物が有ります
ちなみにゼンハイザーMX400は、日本のフォステクスが制作し、ゼンハイザーが販売した商品です
音はMX400同様、中音中心のカマボコ型と呼ばれる音質で、ボーカル物に強い傾向が有ります
低音がやや弱い
50年代や60年代の古い音源とすこぶる相性が良いです
ビレッジ・ストンパーズの『ワシントンスクウェア』を聞いたらかなり気持ちよく聞けました
100均のオープン型イヤホンなら、MR−09しか無いと思います
ちなみに『セリア』で売ってるヘッドホンの方ですが、2機種有りますが、円形ハウジングで片出しコードの物が良いです
ダイソーのヘッドホンと違い改造が出来ませんが、製品のマイナーチェンジによって音質が向上している様な気が致します
普段使う分には何も困らない音質では有りますが、高音質では勿論無いです
108円の製品にしては音も良くまとまっています
ドンシャリでは有りますが、ダイソーの製品よりは低音が出ています
セリアのイヤホン・ヘッドホン製品は丸七と言うメーカーの製品ですが、昔は使えないイヤホン・ヘッドホンの代名詞でした
ところが技術力が上がったらしく、今や108円の製品とは思えない機種も作れる様になった様ですね
正直108円ならコストパフォーマンスは最高で有りましょう
イヤホン・ヘッドホンを100均で買うなら『セリア』に限ると思われます
別に作者はセリアの回し者では有りません(笑)
本当の事を言ってるだけで有ります
ある程度使えるなら安い物殆ど良いと言うなら、セリアが無難で有りましょう
しかし980円出せるなら、勿論そっちの方が遥かに音は良いのは当然です
特に「フィリップス」の1000円代のイヤホンは、かなり良品が揃っております
あくまでも100均と言う事を考えれば凄いと言う事です
ちなみに作者は、壊しても気にならないので、外出にはセリアのイヤホンを愛用しております
どうせ外出中は雑音が凄くて高音質のイヤホンしても、折角の高音質を生かせないからです
良い物は家で使っています
ちなみに作者所有の最高額のヘッドホンは38000円です(ゼンハイザー製)
イヤホンは2万円(オーディオテクニカ・アルティメットイヤー製)
一万円オーバーは10機種以上持っています(各社それぞれ)
今回の話を参考に、家計の節約に役立てて頂ければ幸いです
実は今回のお話には裏テーマが有ります
それは、消費税増税に対する皮肉です
昔はヘッドホン・イヤホンマニアの作者でも、今や100均でイヤホン漁ってるんだよと言う事です
実際以前の様に、ヘッドホンやイヤホンの
良い物は買えなく成りました
これが消費税増税によって『購買力を奪われる』と言う実例で有ります
実際音響業界は、優良顧客を一人失いました
勿論こんな人は他にも幾らでも居ますから、音響業界に取っては深刻な打撃です
デフレ脱却を掲げながら、増税するなど『愚の骨頂』以外の何物でも有りません




