三日月コール No.1
初めまして!初投稿です!頑張ります!
時間を巻き戻すのは簡単だろうな…オレの力(能力)なら。いやいや、まてよ過去に戻ったとしても、どうせいい事など一つもない。
考えても無駄だろうな…
ー…………
「三日月コール No.1」
肩を揺らされる感じがして意識が上がる。
いつの間にオレは寝ていたのか?
窓側からは気持ちいい風が…そして
「ようっす…テロット!やっとお目覚めかい?」
「っ!」
目を開ければ、どアップで男の顔が映し出される。女の子の顔ならまだし男の顔がどアップなどと…いやいやキモいだろ。
「なんだよ?急に固まって?なんだ まだ寝ぼけてるのか?」
そう…オレを起こしてなお 話続ける少年
「フォルト・テウス」オレの目の前にいたのだった。そしてオレ「デイズ・テロット」もまた暇な男に起こされたのだった。
ー………
目を覚ましてからオレがいるであろう教室は賑やかになっていた。休み時間は終わったのか?つーことはオレは授業中寝ていたのか…
うん。きっとそうだ。
「で?なんでお前が居るんだ?クソが…」
「なになに!?最後の一言酷くね!?だからテロットはモテないんだよ!」
「…」
本当にどうでもいい会話だ。起きてすぐこのどうでもいい会話…本当に前に居る少年は暇なんであろう。
そんな、どうでもいい日常風景…いつもの茶番に過ぎなかった。
「なんだよー無視かよーつれないよ!テロット!」
そんな日常もいつかは、終わりがくる。
だから今はまだ少しでもこいつにつきやってあげようかなんてオレは思ったが…
「無視って言ってもお前がさっきから変な事を言っているからだろ?そりゃ誰だって無視を決めつける筈だ…」
「ギクッ!…いやそれは…」
どうやら図星らしい…
「で…そんな事はイイけどさぁーテロットは
この高校卒業したらどこに行く?」
「…」
高校…そう俺たちは3年生なのだ。就職やら大学やらで進路について考えるころ…
「別に…何処も行かねぇよ。ずっと此処に居るから」
「ふぅーん…まぁまだ時間はあるし…じっくり考えようなぁーテロちゃん!」
「その呼び方やめろ…消すぞ」
相変わらずテウスはケラケラ笑いながら話しを進めて行く。本当に飽きない奴だな。
「なぁなぁーテロットー」
こんな普通な日常がいつまでも続けばいいのにな…そんな事を思ったオレは異常だろうか?でもこんな感情一つあっても悪くわねぇよな…
「なんだ?」
オレはそう思いもう一度そいつに顔を向けた…
でもこの後の世界は何より残酷なんて誰もが予想してなかったのだ…
〜END〜
No.2に続く…
どうてしたか?まだまだ初心者ですのでまだ理解していません{(-_-)}
生暖かい目で見てくださいね!
それでは!