【プロットタイプ】異質
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
まだ行くべきところはある。
それでも、今この空間に置いて、やはり異質さを感じてしまう。
外出前の鏡花の駄々によって駆り出され、街を巡る事になった。お盆休み真っ只中とはいえ、出社する会社員は往々に居る。そんな人々に感慨深さを感じながら、共に街を歩く。
はしゃぎながら解説を受けるのは、鏡花の出勤場所と、何時かは寄ってみたいと話していた定食屋だった。
「いーい瑠衣たん。此処がミーの出勤場所」
今はお前にとっての社会科見学か。
「んぇー。今日休みだよね!? 平日じゃないよね。なんで開店してるの? 此処も、彼処も!!」
一応お盆休み。客が居るなら店は開くだろ。
そんな返事を内心で行いながら、ふらっと神社に訪れた。この摩天楼の間にひっそりと溶け込む様に、石造りの鳥居がある。そしてその前方には行列が出来ていた。
参拝客の列かと思えば其れは違う。中に止まっているキッチンカーが目当てであるらしい。二人揃って参拝を済ませると、木陰付近のベンチに腰を掛ける。
「悪いことしてるみたい」
ベンチに座ってただ一言。鏡花はそう言った。視線は変わらず、ベンチに腰掛ける人々へと注がれている。
鏡花は別に悪い事はしていない。盗みを働いたり、人を騙して金をせしめる真似はていない。ただ参拝を行い、木陰でぼんやりしているだけだ。
「なんもしてねぇだろ」
「……平日しかやってない定食屋の開店、平日しか現れないキッチンカー、そして社会人の群れ。其れを見ていると、例え合法的に休みを取っていても、罪悪感に駆られる時があるんだよ」
どうやら今の鏡花は仕事をサボって何処かにぶらついている。という考えに落ち着いたらしい。変なところで几帳面。拘りが強い。其れは同調圧力の産物なのだろうか?
「帰るか?」
家の中なら、お前が罪悪感に晒される事もない。
「まだ行くとこあるから」
何なんだ。
「ただちょっと、この世界で、この神社の神域内で、私は異質な存在なのだと思っただけだよ」
異質。普通ではない。だが一体、何を持ってして、今のお前は其れを定義するのだろう。
晴れの日には必ず外にいた福猫が虹の橋を渡り、片指が千切れた鳩が餌を求めているのを見て、ただぼんやりとします。
もう居ないんだな。日向ぼっこが大好きで、人によく慣れてるお年寄り。
指が契れているから、歩き方が覚束無い。人に寄って、ただ黙って此方を見る。餌を恵んで貰える様に。
私と一緒にいるのは、ただか細い機械音の叫びを上る自販機だけ。
何をするにも金がいる。
ただそれだけの日々なんですが、周りが社会人で覆われると、なんとも感慨深い気持ちになります。
とても不思議な感じ。休みなのに、休みじゃない感じ。
頭が混沌とする。




