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第6話、未来への誓い

心配になった筑矢も後から様子を見にやってきた。


筑矢「おーい摘希ー!何があったんだー?」


謎の男「んー?そこの男僕のマイハニーと知り合いんこなぬーん?」


筑矢「えっと、摘希の知り合いですか?」


摘希「あー彼が私を助けてくれた人だよ。さっきまでちょうどその話をしていたしな。」


謎の男「ハニーは僕のこと頭から離れないんだのーん。うぅーん。照れちゃうんだなーぁん。」


摘希「で、お前いい加減名前くらい言ったらどうだ?」


謎の男「ランバト ヘルスメンデスでんすーぅ。」


筑矢「え?今なんて?。。。」


しばらく沈黙が続いたあと、、、


謎の男「あー元の世界では日本人だからー違う名前だけどねーぇん。」


筑矢「だろうと思ったよ。」


謎の男「ふむふむーぅ。僕のことそんなに知りたいんだぬーん!僕は黒田くろだ 哲平てっぺいだよん。よろしくりんりん鈴がりんりーん!」


摘希「なるほどな哲平かよろしく。この間の礼がまだだったからちょうどいい。何か私にできることはないか?」


哲平「そうねーん。ポンポコボイスって配信アプリやってるからーんそこに来てほしいんだなーぁん。名前はテツくん(イケボ枠)で検索すれば出るはずなぬーん。」


摘希「そうか、、、気が向いたら行ってみよう。。。あと私は春野はるの 摘希つみきだ。よろしくな。」


哲平「つみたーぁん!待ってるんだぬーん!あっ!はっはっはっはー!」


そのまま哲平は店内から立ち去って行った。


筑矢「あいつ何も頼まないでいなくなったな。」


摘希「まったく、変わったやつだな。」


筑矢「さっきの配信アプリとかいうの俺が摘希のふりして行っとくから気にしないでいいからな。」


摘希「それは助かる。さすがに無視するわけにはいかないからな。。。」


それからその日は2人でのんびりそのまま散歩しながら過ごした。


そしてまた元の世界へ、、、


筑矢「早速配信アプリ登録するか。名前はどうすっかなー。。。摘希ー。。。ツミツミでいいか。。。んで哲平のアカウント探さなきゃなー。」


アカウントを検索すると早速ライブ配信をしている哲平を見つけた。


筑矢「ちょうどライブ配信中か、何かよく分からんが配信を見るをタップするか。」


すると哲平がラジオでもやるかのように喋っていた。そして何やら視聴者のコメント欄を見ながら会話していた。


テツくん(哲平)「ギフト投げてくれてありがとーん。声イケボですねー。ありがとーん。」


早速ついていけなくなりそうな筑矢はネットで配信について調べていた。


筑矢「ギフトってなんだ?えっとーなるほどリスナーからもらうとランキングが上がって配信者の知名度が上がるのかー。イケボってなんだ?あーイケてるボイスね。。。」


テツくん(哲平)「あ!つみたーん見に来てくれたんだねーん!?」


ツミツミ(筑矢)「約束通り来たぞー。」


テツくん(哲平)「嬉しいんだぬーん!ゆっくりしてってねん!」


ツミツミ(筑矢)「こういうの初めてでよくわからんから今日は見学してるぞー。」


テツくん(哲平)「いてくれるだけでいいぬんよーん。」


しばらくして、、、


女の子「こにゃにゃちはー。」


テツくん(哲平)「おー!じゅりにゃーん!今日も宣伝してってねーん。」


女の子「テツくーんありがとーにゃーん。地下アイドルやってる秋風あきかぜ 樹里じゅりでーす。みんなよかったらフォローしてねー。」


しばらくしてその地下アイドルは哲平の配信枠からいなくなった。筑矢も興味本位でそのアイドルをフォローした。


テツくん(哲平)「つみたーん。今日はどうだったーん?」


ツミツミ(筑矢)「ああ面白かったぞ。」


テツくん(哲平)「つみたーん。また来てくれたら嬉しいだぬーん。」


ツミツミ(筑矢)「気が向いたらな。」


ようやく哲平の配信が終わった。。。


筑矢「やれやれ、、、いつかあいつになりすましってバレなきゃいいが。」


その後配信というものに興味を持った筑矢は自分もやりたいと思い、他にも面白そうなアプリがないか探してたり動画サイトで録画されたライブ配信を見ているうちにその日は終わった。


異世界での朝、、、


摘希「おはよう。よく眠れたか?」


筑矢「おはよう。少し眠いかな。。。」


摘希「そうか。眠いならまだ寝てていいぞ。私はちょっと出かけてくる。」


そのまま摘希は真也が亡くなった洞窟へ向かった。


摘希「よし着いたな。あの場所まで慎重に行こう。」


摘希は洞窟の奥まで進んで行った。。。


摘希「この辺りだったかな。あの化け物はいないみたいだな。真也の物は落ちてないだろうか。。。」


真也の遺品がないか調べていると何かが光ったように見えた。


摘希「これは、、、真也の剣か。他には何もなさそうだな。」


剣を持ち帰った摘希は町のそばの大きな木の下にそれを埋めた。


摘希「もう絶対誰も死なせたりしない。約束する。」


その場でしばらく黙祷した後、誓いを立て前に進む決意をした摘希だった。


つづく



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