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 ⭐︎✳︎✴︎⭐︎✳︎✴︎


「えーと、お前が知りたいのは、

 1、自分は死んだのか

 2、ここはどこなのか、そしてなぜここにいるのか

 3、これからどうなるのか

 ってところかな?合ってる?合ってるよね。」


「はい、そうです。」


こういう時は素直に頷くのが一番。何か言って相手を不機嫌にしてしまった場合、説明してもらえなくなってしまうかもしれないからだ。


「まず、お前は死んでいないぞ。まあ、魂だけになっているから、元の肉体は放置状態だけど」


放置?つまり何もしていないってことか?実際、僕の意識はここにあるが肉体があるのかと言われればわからない。けれど、1つ疑問がある。


「それって、息してないんじゃないですか?」


「ああ、そうか。じゃあお前は死んでいる。」


じゃあ、ってなんだ?雑すぎないかい。ねえ、命ってもっと尊いものなんじゃないの?


「次に、ここはどこかと言うと聖なる泉の中だ。なぜいるのかは知らん。」


「は?」


聖なる泉なんて所にいるのも驚きだけど、知らないと返ってくるとは思わなかったので、思わず間抜けな声が出てしまった。


「だって、お前らがいきなり降って来たんじゃないか。こっちだって大変だったのだぞ。お前らのせいで、久しぶりの休日が台無しだ。せっかくお母様を説得して、予定も立てて・・・・。」


本当に悲しそうだ。これでも、王女と言っていたし、忙しいのだろう。なんだか可哀想になってくる。


「なんか、すまない。」


「・・・ごほん。最後に、これからどうなるのか。お前にはこれから、転生をしてもらう。抽選で一等を当てたお前は、なんと下界にある国の第一王子だ!しかも、大国だぞ?よかったな。」


「その『抽選』ってなんなんですか?確か第5回とか言っていましたよね。」


「ああ、それはここに降ってきた者たちがこれから何をするのかを決める抽選だ。」


「えっ、抽選で決めちゃったんですか。人の人生を?」


「抽選と言ってもただの抽選会ではないぞ?お前がわかりやすいようにそう言っただけで、ジャッジメントのカードを使って一人ずつ分けていったのだ。そこに間違いなど無い。もしも間違っていたのなら大問題だな。」


この世界には魔法のようなのもがあるのか。それなら納得かもしれない。

それはそうとして、第5回と言っていたのは5回目に分けたってことだよね?それなら僕が最後なのだから5人でここに降ってきたということになる。もしかして、転生後に会うことができたりするだろうか。気が合えば、ぜひ友達になりたい。

王女様とのお話は2話で終わりにしようと思っていたのに終わりませんでした・・・・・・。

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