婚約者に捨てられた私は隣国の王子に拾われました
「ミッシェル。君との婚約を破棄させてもらう」
「……え?」
別に好きでもない相手だったとしても、いざ面と向かって言われると言葉を失ってしまった。
彼がわたしを愛していないのと同じように、わたしも彼を愛してなどいない。
この婚約も親同士が勝手に決めたことで了承した覚えはなかった。
でも、理由くらいは聞いても良いだろう。
「理由を教えて下さい」
「心から愛おしいと思える人と出会った。ただ、それだけだ」
本当にそれだけですか?
では、あなたの左腕に絡みつき、自慢げに胸を押し当てている女を心から愛しているというわけね。
それは嘘よ。わたしは知っている。
彼がわたしとの婚約を破棄した本当の理由は、そんな心の問題ではないはずだ。
「そうですか」
「来月、行われる舞踏会でこのことを公表するつもりだ。伝統ある舞踏会だからね。君も出席してくれよ」
「わかりました」
それだけを言って彼と彼女は去って行く。
わたしが彼に嫌われた理由。それはわたしが胸を失ったからに違いない。
彼のことは愛していないけれど、婚約破棄は困る。
このことを公表されてしまったらきっと両親に叱られてしまうだろう。
わたしはスカートの端を持ち上げ、急いで森の中へ入って行った。
「お願いします。わたしの胸を返して下さい」
森の中にある湖に向かって懇願しても、中から女神様が現れるなんてことはなく、ただ小鳥のさえずりが聞こえるだけだった。
「おや、先客がいたのか。すまないが、どいてくれないか」
ハッと顔を上げると、白馬にまたがる金髪の青年と目があった。
どこかの王子様かと思うほど整った顔の彼は白馬から降りる動作も無駄がなく美しい。
「ここの湖は不要なものを捨てられると聞いた。きみもなにかを捨てたのか?」
わたしはいつも通りに前髪で目元を隠し、うつむき気味に答える。
「はい。……でも返して欲しくて」
「きみは早まったのか。でも、ぼくは二度と欲しいと願わない」
そう言うと彼は水面をのぞき込み、捨てるべきものをつぶいた。
その声はとても小さくて、わたしの耳には届かなかった。
わたしも彼と同様にこの湖に捨てたんだ。自分自身の胸を。
さかのぼること二日前。
わたしは年齢を重ねるごとに大きくなった胸を湖に捨てた。
最初は胸が大きくなることは成長の証だと誉れに思っていたけれど、そんなことはなかった。
服はキツくなるし、変な所に汗をかくし、カワイイ服を着られなくなるし。
そして、なによりも男性からの視線が不愉快だった。
思春期特有の悩みを抱くようになった頃、両親から婚約者の話を持ち出された。
婚約者は公爵家の息子で、伯爵であるわたしの両親は今回の縁談をかつてないほど喜んでいた。
忘れもしない、初めて顔会わせをした日。
わたしの胸を舐め回すように見るあの視線だけは生涯忘れることができないほどに不快だった。
それからも男性からの視線を受け続け、我慢の限界を迎えたわたしはこの湖に忌々しい胸を捨てた。
一気にドレスの胸元がブカブカになり、ストンと脱げてしまいそうになるのを必死に持ち上げた。
これであの不愉快な視線から解放されるのか、と安堵していた矢先、婚約破棄を言い渡されてしまったのだ。
捨てられたのはわたしの方だった。
「これでよし。あー、スッキリした。それで、きみは誰だ?」
「えっと。ミッシェル・レイストンです」
「僕はセリアック。なぜきみは捨てたものを取り返そうとしているんだ?」
わたしは彼の変わりように驚きつつも、これまでのことを掻い摘まんで話した。
初めてあった男の人にこんなことを話すつもりはなかったけれど、同じ要らないものを捨てた者同士であり、わたしの目を見て話してくれる彼を少なからず信用してしまったのかもしれない。
「そうか、婚約破棄か。それは辛いだろう。僕にはその経験がないから分からないけど、話を聞くことくらいならできる。またここで会えないだろうか」
「えぇ。ではまた」
ただの社交辞令かと思っていたけれど、翌日に何気なく湖へ向かうと彼がいた。
「やぁ、ミッシェル。今日も良い天気だね」
「ごきげんよう、セリアック様」
「きみはなぜいつも猫背なのだ?」
サラッと人が気にしていることを聞いてくるあたり、彼は常識知らずだったり、お坊ちゃん育ちだったりするのだろうか。
「昔からあまり姿勢よく歩くのは苦手でしたから。その癖がいまだに抜けません」
「その髪は? もっと顔がはっきりと見えた方が好印象だと思うけどね」
「ズカズカと人の心に入ってくるその姿勢は改めた方がいいと思いますよ」
ポカンと口を開けて、わたしを見下ろす彼の表情には困惑よりも物珍しさが滲んでいるようだった。
「そんなことを指摘されたのは初めてだ。そうか、気をつけよう。他にもぼくの言動を不快に思ったなら遠慮なく言ってくれ」
彼は素直に謝れる人だ。
わたしの元婚約者とは異なり、常識知らずなだけでまともな人間なのだろう。
でも、だからと言って今の状況が打破できるわけではない。
わたしにとって彼はただの世間話のお相手。
どこの誰かも知らないし、興味もない。
ただわたしは舞踏会の日が来なければいいのに、と願いながら彼の言動で不快だった箇所を指摘し続けた。
いつも笑顔を絶やさない彼もさすがに気に障ったのか、一週間ほど湖に現れない日々が続いたけど、別に寂しかったわけじゃない。
そして、遂にわたしの願いが叶えられることはなかった。
今日の舞踏会には両親も出席するらしい。
事前に元婚約者が重大な発表をすると息巻いていたから、両親は公の場で改めて告白でもすると思っているのだろう。
公衆の面前で婚約を破棄されれば、期待に胸を膨らませている両親も恥をかくことになってしまう。
お叱りだけでは済まず、家を追い出されるかもしれない。
そう思うと、ますます憂鬱な気持ちになった。
わたしは胸を捨ててからメイドに着替えを手伝って貰っていない。
もちろん、母にも秘密にしている。日常的に顔を会わせる頻度が少ないから、娘の胸が小さくなったことにも気づいていないかもしれない。
今日のドレスは薄い青色のものだった。毎回、ドレスは母が用意するのだけど、どことなく白にも見えるほどに薄く青色に染まっている。
袖を通し、扉の外に合図すると数人のメイドが入室し、メイクを施し始めた。
問答無用でわたしの前髪を上げられ、晒されたエメラルド色の瞳が鏡に映る。
彼はわたしの瞳の色を知っているけれど、元婚約者は知らないんだろうな。なんてことを考えていると肩をポンと叩かれた。
どうやらメイクが終わったらしい。
わたしは重い腰を上げ、馬車に乗り込んで舞踏会の会場である王宮へと向かった。
なぜ、わざわざ王宮で踊るのだろうか。ダンスホールなんて国の至るところにあるのに。
窓から見える月を見上げながら、そんな分かりきったことを考える。
その理由は他国から来賓がみえるからだ。だからこそ、伝統ある舞踏会なのだ。
こんな場所で婚約破棄を言い渡すなんて正気の沙汰とは思えない。
王宮の中にある大広間へと向かう道中、わたしはずっとうつむいたまま進んだ。
以前、彼に指摘されたけれど、そんな簡単に人は変われないと思うし、変えるつもりもない。
なるべく目立たないように会場へと入った。
既に会場には愉快な曲が流れ、参加者達が年齢問わず、楽しげに踊っている。
この場にわたしの手を取ってくれる人はいないのだから、ダンスホールにいる理由がない。
壁に寄りかかり、腕を組んでボーッと眺めていると扉の方がざわめき始めた。
どうやら国王陛下や王子が到着したらしい。
彼ら王族が踊ることはなく、社交の場として捉えているようだ。
国王陛下が各領主の元へ出向き、声をかけられた者から順番に挨拶をしていく。
決して下の身分の者が先に国王陛下へ挨拶してはいけない。
そして遂にブロン公爵へ声がかけられた。
「ご無沙汰しております、陛下。本日はお招きいただき、ありがとうございます」
「うむ。大義である」
「陛下、一つお耳に入れたいことがございまして。我がブロン家の長男であるエンボリューからなのですが、よろしいでしょうか」
便乗するようにわたしの両親がブロン公爵の背後につく。
「よかろう」
まさか、このタイミングで!?
陛下がお帰りになられてからだとばかり思っていたわたしは度肝を抜かれた。
姿勢を正し、ブロン公爵の隣に立った元婚約者は高らかに宣言する。
「エンボリュー・ブロンはミッシェル・レイストン伯爵令嬢との婚約を破棄いたします!」
その時、閉じられていた扉が開かれた。
しかし参列者のほとんどが当事者であるエンボリューとわたしを見ている。
わたしに向けられる驚きと哀れみの眼差し。そして、動揺した両親の潤んだ瞳。
エンボリューはあえて遠回りして、わたしを一瞥してから開け放たれた扉で待つ彼女を迎えに行く。
豊満な胸を際立たせたドレスを纏う彼女と腕を組み、連れ立って国王陛下の元へと戻った。
「こちらが今宵、新たに婚約させていただく、ヘモ伯爵令嬢です」
その間、わたしはずっと開け放たれた扉を見ていた。
なぜ彼がここにいるのだろう、とそんなことばかりを考えていた。
「そうか、そうか。それは結構なことだ」
国王陛下は何事もなかったかのように彼らの隣を通り過ぎ、扉に向かって小さく手を挙げた。
「ようこそ、レッドフォード陛下。ずいぶんと遅かったですな」
「申し訳ない。バカ息子を見つけるのに手間取ってしまった」
そこには豪華絢爛な服装の男性に手を引かれ、むくれている青年がいた。
紛れもなく、わたしの世間話のお相手である。
え? セリアック様が隣国の陛下の息子!?
ってことは本物の王子様ってこと!?
引きずられる彼は一人混乱するわたしに向かっていつもの笑顔で手を振る。
どのように対応すれば良いのか分からず、軽く会釈して扉の方に向かおうとすると、会場に響くほどの大声に制された。
「ミッシェル。どこに行くんだ!? まだ僕と踊っていないぞ!」
いつもなら絶対に無視していた。
でも、今は王族もいる社交の場だ。ここで無礼な態度を取るわけにはいかない。
わたしは踵を返して彼を見つめた。
「どうしたミッシェル。いつものように叱ってくれて構わないよ。『人のことに口を出すな』、『わたしの好きにさせろ』、今日はどんな言葉を贈ってくれるのかな?」
なんだ、その変態じみた発言は。
さっきの婚約破棄よりもこっちの方がよっぽど精神的に疲弊してしまう。
そんなにわたしに叱られたいのか。
それなら、お望み通りにしてさしあげましょう。
両親を前にして婚約者を失った惨めな女がどうなるのか見せてやろうじゃない。
「うるさいですよ、セリアック様。わたしは帰ります。どうしても踊りたいのなら、好きな女を選べば良いでしょう。あなたのお顔なら引く手数多でしょう」
言ってやった。もうどうにでもなれ。
両親も顔面真っ青だし、これで我が家も終わっただろうな。
「どうですか、父上。母上にそっくりでしょう?」
「確かに、このご令嬢は貴様の母に似ている。だが今更だぞ、セリアック。お前は王位継承権と名字を捨てたのだろう?」
えぇ!?
セリアック様はなんてものを捨てたんだ。
「ぼくがどこの誰かなんてことは関係ありません。僕はミッシェルと添い遂げたいのです!」
とんでもない発言に会場中がざわめき出す。
ついさっきまで注目を浴びていた元婚約者は完全に蚊帳の外で今はセリアック様の独壇場のようだった。
そして、わたしはまたしても好奇な目に晒されている。
「勝手にしろ。わざわざ隣国まで来て、王位継承権を捨てるようなバカは知らん」
「父上。そのことですが、ぼくは王位継承権と名字を取り返してきました」
「なにっ!? それは、まことか!?」
彼はわたしに歩み寄り、片膝をつく。
差し出された手のひらの中には光り輝くなにかがあるけど、わたしにはそれがはっきりとは見えない。
「ミッシェルの大切なものも一緒に取り返してきた。これで彼と復縁するも良し、ぼくと一緒になるも良し、全く別の道を歩くも良し。最後はきみが決めるんだ」
「え、でも、どうやって」
「美人な女神様にお願いしたのさ。快く返してくれたよ」
え、待って。
わたしが「返して」って言ったときはダメだったのに。
なにそれ、差別じゃない?
そんな文句を言っても仕方ない。
わたしはセリアック様の手の上にあるものを受け取る前に彼の目を見つめた。
「ありがとうございます。でも、それを返してもらっても彼と復縁するつもりはありません」
「では、どうするのかな?」
「セリアック様の嗜好に会わせたいと存じます。どちらの方がお好みでしょうか」
「ふぅむ」
そこまで悩むものだろうか。
たかが胸だと思うけど、殿方にとっては重要なことなのかもしれない。
「すまないが、正直どちらでも良い。ぼくはきみの内面に心酔しているからね。身体的特徴はさほど気にしない。ミッシェル、必ず幸せにする。ぼくの婚約者になってほしい」
わたしはクスリと笑い、素直にセリアック様の手に自分の手を重ねた。
「お受け致します」
途端に胸の重みが増して押しつぶされそうになる。
逃げ場をなくしたそれはドレスを弾けさせる結果となり、額から嫌な汗が流れた。
「あっ」
震える声がわずかに喉からこぼれ出る。
あぁ、終わった――
「おっと」
絶望したのは束の間で、あられもない姿を公衆の面前に晒すような失態を犯すことはなかった。
引きずるほどに大きなセリアック様のマントがひるがえり、人々の視界を遮ってわたしを包み込んだ。
安心して腰が砕けそうになるわたしを支えるセリアック様は白い歯を見せながら無邪気に笑い、顔を上げた。
「我が名はセリアック! レッドフォード王国の第一王子である。ミッシェル・レイストン伯爵令嬢はこの私が貰い受ける!」
声を大にして宣言すると、呆然とするわたしの腰に手を回し、立ち尽くす元婚約者の隣を颯爽とすり抜ける。
「お待ち下さい!」
「なに用か?」
これまでに見たこともない冷酷な眼差しと、聞いたこともない冷徹な声。
元婚約者は一瞬だけ言い淀んだが、引き下がるつもりはないようだ。
「ミッシェルは、その……私の婚約者です」
「貴殿は先ほど婚約破棄を宣言したではないか。それはここに集まっている皆が証人だ」
「婚約破棄を破棄します」
あきれた人。
新しい婚約者も顔を引きつらせているし、本当にどうしようもない人なんだな。
それにしても見事な手のひら返しである。
そこまで胸の大きさに執着する理由がなにかあるのかしら?
「そうか。ではエンボリュー・ブロンに問おう」
突如としてわたしの視界が真っ暗になった。
「ミッシェル・レイストンの瞳の色は何色だ?」
「ッ……それは」
目隠しをされているから、彼がどのような顔をしているのか分からないけれど、恐る恐る口元を開いているように感じた。
「あ、青だ! この国の女子はみんな瞳が青い」
わたしの目の中にゆっくりと光が入ってくる。
一瞬だけ視界が真っ白になって、見たこともないほどにうろたえた元婚約者の姿が目に飛び込んできた。
そして、長い前髪が持ち上げられる。
「残念。ミッシェルの瞳は深く澄んだエメラルドだ。決して青ではない」
そういえば、人前で素顔を晒すのは久々かもしれない。
「な、な、なんで」
「ミッシェルってブスだから前髪で顔を隠してたんじゃないの!?」
それは学園内の誰かが言いふらした悪い噂だ。
わたしは普通とは違う瞳の色を隠すために前髪を伸ばしているのだから。
「もう私の婚約者だ。これ以上、ミッシェルを貶める真似をするなら、それ相応の策を講じよう」
セリアック様の突き刺さるほどに鋭い眼光に射すくめられ、元婚約者は惨めに尻餅をついた。
わたしはそのまま会場に後にして、立派な馬車の前に連れられた。
促されるままに乗り込むと、そこには先客がいて羽毛が揺れる派手派手しい洋扇を扇ぐ女性がつまらなさそうに外を眺めていた。
「バカ息子、早く馬車を出しな」
「母上、こちらが先ほどお話ししたミッシェルです」
え!? お母様?
え、でっか!?
なにがとは言わないけど、いくらなんでも大きすぎではないだろうか。
「あ、えっと。ミッシェル・レイストンです。お初にお目にかかります」
いくら王族専用の馬車とはいえ、立ち上がることができずにいると、チラリとこちらを向いて「そういうのいいから」と着席を促された。
「本当にこんなバカで良いの? 湖に王位継承権を捨てるようなマヌケで、剣を振ることしか脳がないポンコツよ?」
洋扇で口元を隠しながらジト目を向ける王妃を見据え、わたしはしっかりと頷く。
「わたしも大切なものを捨ててしまったマヌケです。セリアック様は常識知らずですが、決して頭が悪いわけではないと存じます。一度教えれば二度と同じ過ちは繰り返さない聡明なお方です。わたしはセリアック様のこと、好きですよ」
「ふぅん。なら別にいいけど」
それから王妃は一言も話さずに馬車が動き出した。
「さすがだ、ミッシェル。母上からも許しを得たし、式の日取りを決めよう」
「……え?」
こんなことで良いの?
王族との婚約なんて、もっと大袈裟な両家の顔合わせとか、身辺調査とかされるものだとばかり思っていたわたしは面を食らってしまった。
* * *
あの舞踏会から間もなくして、わたしとセリアック様は本当の婚約者同士になった。
元婚約者は一族の恥さらしとして勘当されたらしい。
駆け落ちのような形で結婚はしたみたいだけど、間もなく浮気されたとか。
少し可哀想な気もするけど、女の身体にしか興味のない人だったから、自業自得なのかも。
あのとき、わたしは大切なものを捨てた。
捨ててから大切だと気づいたけれど、捨てなければセリアック様とは出会えなかったわけで、人生なにがあるか分からないものだと強く思う今日この頃である。
「きみに拾ってもらえて良かったよ」
「拾われたのはわたしの方ですよ」
唐突にそんなことを言うセリアック様が可笑しくてクスクスと笑う。
たまに弱気なことを漏らす姿が可愛くてつい、からかってしまいたくなるのだ。
「次はぼくを捨てるなんて言わないでくれよ」
「それはお互い様ですよ」
どこまでも深いセリアック様の黒い瞳がわたしのエメラルド色の瞳の中に映り込む。
「愛してるよ、ミッシェル」
「わたしも。愛しています、セリアック様」
大切なものでも思い切って捨ててみるのも悪くないかも。
なんてね。
数ある小説の中から当作品を見つけていただき、ありがとうございます。
もしも、戦える女主人公物がお好きでしたら、
【追加ヒロインかつ隠しボスですが、できることなら隠れていたい~やがて氷瀑の魔女と呼ばれる悪役聖女の私はトゥルーエンドを目指します~】
も試し読みしてみて下さい。
2022.7.11 桜枕