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ヴァルハラ・シンドローム  作者: 織原 直
第三章・イグニスと妹
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イグニスの戦い


 ならば見せよう、ヴァルキリー・イグニスの本気をーー!



 全力でいくと誓った。 ならばとるべき行動は決まっている。 融合からだ。

 出し惜しみが通じる相手ではない。



 炎武、第2楽章ーー融合化ーーつづいて、そこからのフレイムキャバリアー(炎帝の騎士)


「ダメだよ。 おねいちゃんその技は一度見てる。 本気でやってくれるって言ったじゃん、ほらほらー死んじゃうよー!?」



 ダガーナイフを振り回しながらの猛追、だが、ここからは私の時間だ。

 炎帝の玉座ーー炎のロンドーーオーベルチューレ 序曲ーー


 上がる回転数、ガソリンのような魔力が身体を循環して、エンジンがカウンターを振り切り出力を上げ続けるーー!


 第Ⅱ楽章ーーノクターン!

 

 だが止まらない。 まだだ、まだ終わらない。 なおも回転数は上がり続ける。


 第Ⅲ楽章ーーセレナーデ! この位階ですでに綾瀬と同等になら蕪湖とが可能だ!


 段階をオーバーギアに変えていく、切り替わっていく感覚ーートールとの戦いでは2楽章までしか公開していない。 ならば勝てるーー私はまだ余力をを一段残していたのだ。


「何それ? そんなの反則、定休精霊の癖にどこからそんな魔力がーー!?」

 さすがに予想UI上に魔力が膨れ上がるのを見て、綾瀬も息をのむ。



 せめぎ合う炎、自身をも飲み込まんと燃えさかる炎に包まれながらーー

 ここまでの変化でも、ブリュンヒルデは止められない。


 しかし、止まらないか? ならばさらにギアーーいや、エンジンにガソリンを注ぎ込むまでだ。


 オーバーギア、第Ⅳ楽章、ノクターン


 「まだ上がるの、そんなの反則だよー!」


 だが、無情にも回転数は上がり続ける、残鉄を、引いて、すべての力を解放すると誓った、オーバーギア(限界出力)を余裕で超えていく。



 オーバーギア、第Ⅴ楽想、鮮血ののフィナーレ



「この、化け物がーー! それが人間のやることかーー!」

肉体的には常人の域を出ることができない綾瀬が吠える。


 ああ、私は本来の姿を保てているだろうか? もはや炎の化身と化した我が身を見ながら思いをはせる。


 これで殺せる。 明らかに現状最高の位階ーー対する綾瀬の段階はせいぜいがⅢ、負けるわけがないーー!


 これは私だけが、使える特技なのだが、私なりに相手を推し量るなら、綾瀬はまだⅢ番目の力量。 前回は序曲つまりはⅠだ。

 都度5回もの 5重の強化、全身をさいなむ熱はもうイグニスの神経をマヒさせている。



「へえ、驚いたよ。まさかそんな隠し球があるだなんて? 綾瀬びっくり、これじゃあ、さすがに負けちゃうね 少し本気になるかなあ?

 お願いブリュンヒルデ! 私はそう言うののは無理だけどさ、負けないよ? 驚いたけどね!

 だってこっちにはブリュンヒルデがあるんだからーー!」



「戯れ言はそこまでよ、もうこの位階に到達すればすべての言葉は無意味、貴方はただ私に殺される! 

 レーヴァンテインの匣はすべてを飲み込む、それは貴方の命をも燃やし尽くす! 行きなさい最大出力、レーヴァンテイン! フルバレットーーオープン! パージ」


 匣がパージされて流星のように降り注ぐ中から紅い剣が顕現する。

 すべてを飲み込む炎帝の剣。 フェンリルさえも溶かして見せようという勢いで、打ち出されたそれはもう止めるすべはない。


「死になさいーー!」


「最高の番狂わせだね。 そこまでして私を殺すんだ、人でなし、私も本気で行くよ! 差し違えてでも、連れて行くよ!」

 だが、綾瀬も動じない。 


「すべてのヴァルキリアの頂点に立つ者達よーー、我に従えーー!


 ヴァルキリア・ブレイブーーニーベルゲン・トランス(多重奏化覚醒)

 果たして、息をのむのはどちらか、互いに、命を燃やし尽くさんばかり、に、全力を超えてエンジンを回している。



 多重奏ーー集まるのはすべてのヴァルキリア散っていった彼女たち敗戦者を統括する力か? 流石ブリュンヒルデ、最強のヴァルキリアだった。


 すべてを指揮下に置く敗者の置き土産だよ。 散り際に力を残している。

 綾瀬のマルチタスクにおける。多重詠唱ーー最大の使い道がこれというわけだ。


 次々、マルチロックオンされていく、すべての炎は迎撃されて、無数に散らばった箱の中身は次々に燃え尽きていく。


 だが、レーヴァンテイン本体だけは止められない!


 だというのに、力は拮抗していた!?


 最大出力での一撃ーーそれが前へと進まない。 何故ーー!?

 それは綾瀬も同じらしく、突き出す腕が前へと進む気配がない。

 走る箱の破片がじわじわと綾瀬に浴びせ掛かるーー不利なのはむしろ綾瀬の方ではないだろうか?


やれやれ、最強のブリュンヒルデイグニスでは決着はつかないという訳ね。

 これが矛盾ねーー


ヴァルキリー・イグニス、私は貴方に賞賛を送る。 劣る精霊でよくもそこまで至ったものだ。


 現れたのは、間に立つ三人目のヴァルキリー?


 先週忘れました。


推敲をしながらアップしていく感じになってるので、たまに安定性が下がります。

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