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ヴァルハラ・シンドローム  作者: 織原 直
第三章・イグニスと妹
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情報収集

 坂崎は瀕死の重傷だと報告に入っていたが、案外元気だった。 まあ、仮想で受けた傷は致命傷には至らなかったようで何よりだが。


「なるほど、綾瀬さんがウンディーネだったのですね。 実はボクは美奈坂さん家へ遊びに行く時がるのですが、七瀬さんがいないときに相手してくれるのが彼女でしてなかなかかわいい子だなあと?」


 なんだそれ、のろけた上に気が多いことで? これだから男って奴は。


「しかし、気になりますね、彼女の切り札。

 一体何なのでしょう。

 年齢的に彼女は、ヴァルキリーになってから日が浅いはず?


 七瀬さんより長くヴァルキリーをやっている感じを受けますが、それにしたって、ベテラン最強のヴァルキリー・イグニスにかなうとは思えません。

 それでもその過剰な自信の裏付けがとれない以上、気を付けるに越したことはないですよ。


 僕も詳しくは聞いてませんが、葵さんとの切り札があるなら、準備していったほうがいいと思いますよ?」


 助言に、フンと鼻を鳴らす、所詮は新米ヴァルキリー、新生シルフィードだか何だか知らないが、負ける要素がない。 あまり見くびらないでほしいものだと思った。


「必要ありませんわ、私に膝切り札を出させるとしたら、覚醒した、七瀬か、トールぐらいですもの!? 兎を狩るのに全力を尽くす主義ではありませんのよ!」


「そこまで言って負けたら、恥ずかしいですよ、会長?」


「あり得ませんわね!」


「ところでトールさんってまだ、綾瀬さんの陣営なのですか? 実は彼が切り札という可能性も? 彼の居場所は聞きそびれたのでしょう? 調べておきましょうか?」


「必要ありませんわ。 所詮トールとは腐れ縁以上の関係ではないですわ。 戦い以外の目的で彼とコンタクトを取ることは、ないと思いましてよ?」


「顔が赤くなってますよ? 会長……」


「ブラフですわね。そんなことでは動揺いたしませんわよ、変なカマを掛けるのはやめてほしいですわね。 怒りますわよ。

 その程度の揺さぶりで動揺する。 イグニスではなくってよ!

 ところであなたの方は大丈夫ですの? 話に聞くにはかなり際どい一撃が入ったとか?」


「ああ、問題ありません、この通り全快してます。 ただ、ちょっと仮想で受けた傷の感触? が痛みますけどね」


「ここを訪れたのは、あなたの見舞いも兼ねてますが、この住所の人物を調べて貰い手いのですわ?」


「ああ、ノームさんの住所ですね。 待ってくださいね。 学校のかわいい子二は大体メモってあるんですよ。 中東部で、綾瀬さんの知り合いと?」


「パチパチとPCをたたきながら返答してくる。

 器用なもので、ブラインドタッチにトリプルモニターには

 移り変わるものすごい情報量が……」


 実は私はメカには弱いのだ。 表示される情報量に頭が痛くなってきた。

 これが全部噂話とか女の子のじょうほうだとしたら、ゲロゲロ?

 オタクって気持ち悪いでえすわね(偏見) 最近彼を理解しようとしてたけど流石に擁護できない。


「あ、別にストーキング趣味があるんじゃないんですよ。 友達に情報を売ったりするんですよ。僕自身は二次元は僕の嫁もしくは七瀬三一筋ですから!」


「よく平気でそれを白状しますわね……」


 尚更気持ち悪い情報だったのでうんざりした。 ホントに将来大丈夫だろうかこの人。


「いやー、家が貧乏だと大変でしてね」


「でました三月小夜みつきさよさんですね。おそらく情報からして彼女ですね。写真を印刷しますね」


 モニターをのぞき込もうとしたら、プリンターのほうへ行くように指示された。

微妙にのぞき込む感じになったのできょどったのだろうか? 女性耐性が全くなさそうだななどと思った。


 モニターから出てきた彼女はの第一印象はとにかく地味タイプだった。

 よく見ると磨けば光る文学少女? に見えなくもないが、目立たないようにしたいという意志がそういうところをすべて打ち消している。


 彼女の説得も考えなければならない。


某ロボットゲームのクローズドベータを昨日やりすぎて、すっかり土曜になってるのを忘れました。すみません。 ロボット系小説は一個書いてあるのがあるけど、前編加筆修正しないと出せない内容でして。 しても突っ込み受けるだろうなあと? 情報学は詳しいけど、機械工学の方はさっぱりなので、

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