そんなのってないよ!
先週はちょっと用事がありまして。
そこには、痛々しい戦闘の爪痕が残っている。
お姉様は血だまりの中に立っていた。手には血ぬれのダガー?
血を流しているのは誰か――シルフィード、いや、あれは、お姉様!?
血だまりに倒れているのはまぎれもなく、美奈坂七瀬本人だった。
じゃあ、この目の前にいるのは――えっ!?
状況整理、血だまりに倒れているお姉様。 ダガー。思っている誰か。
ダガーはお姉様の武器のはずだが、倒れているのは紛れもなくお姉様だった。
ならば、アイツを殺さなきゃ!?
ノームとしての武器(なんにでも変形するフライパン)を掲げて、相手に接近する。
「あーあー、馬鹿なんだから――! 何でそこで私を殺そうとするかな?
使えないヤツ! アンタが死ね!」
振り返った、アイツはやっぱりお姉様の顔をしていて、判断が鈍った。
「えっ――!? 致命的だったのは一瞬。 立ち止まった、私に、ダガーが振るわれる」
なんてことない一撃だったけど、それは私を壊すのには十分な一撃だった。
「何で、――お姉様が私を、(――それは私がお姉様を殺そうとしたからで)」
「じゃあ、床で血だまりをつくっているお姉様はいったい!?」
考える暇もなく私はその場で倒れた、もう身体は動かない。 私死ぬの、殺されたの。
そんなのはやだ。 そんな結末を私は認めない。 死にたくない、シニタクナイ、シニタクナイ――!
お姉様に殺されるなんてイヤだ!
せめて、お姉様を助けてから、だけども身体は言うことを聞かない。
今回600字しかない視点変更の都合上ここまでで切れてしまった。 ごめんねー。




