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ヴァルハラ・シンドローム  作者: 織原 直
第二章 ヴァルキリー狩り襲来編
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イグニスとトール

昨日は更新してる時間がなかったので、一日遅れました。

 ヴァルキリー・イグニスは冷静に建物を進んでいく。 コツコツと甲高いヒールの音が響く。 建物はすべてがリノリウムの床が張り巡らさている――病院だった。


「こんなところに葵が? あいつの秘密基地か、何かでして?」


 ふと前方の廊下に人影があることに気づく、睨みつけてくる双眸二は覚えがあった。


「よう、イグニス――久しいな。 俺がいねえ間にお前は随分丸くなった。

 腑抜けたな。 まさか新人ヴァルキリーに後れを取るとははな? まあ、噂かもしれねーって今は思うがな。

 最初にお前を倒すのは、俺だって言ったはずだが!?」


 語りかけてくる。人影はを一瞥して、イグニスは言った。


「貴方こそどこで何をしていたのやら、こんなところで偶然というわけでは、ないのではなくて?

 まさか、貴方ほどプライドが高い一匹狼が、ヴァルキリー狩りの犬になるとは想像もしていませんでしたわ。 ええ?」


「知ったことじゃねえな。 俺は誰の下につく気もない。

 ここに居合わせたのはただの偶然でな、ここで待っていればお前に会えるって、

 そう聞いたんだぜ。 邪険にするなよ。遊ぼうぜ!?」


「今はそれどころじゃないのでしてよ。 引いてくださらない。 貴方の遊びに付き合っているほどお暇でもなくってよ」


 イグニスは思い出していた。 相手のヴァルキリーネームはトール・雷神トールの加護を受けた男性ヴァルキリーだ。 本名までは知らない。

 

 黒いライダージャケットに、革製のパンツ。

 全身黒のぴっちりとしたスーツにも見える バイクなどに乗るのだろうか?

 無論、仮想都市ないで、彼がバイクに乗っている姿は見たことがない。


 黒い逆立った髪には雷神の加護の影響か所々青みがかっている。

 長身――リアル空間ならこれほど鍛えあげられた肉体を持つ物はそうはいまい。

 だが、ヴァルキリーとしての能力はリアルの強さには比例しない。

 メタル系アクセサリーをあしらった姿は、ロックバンドでもやっていそうな風貌だ。


 イグニスのライバルを自称しては、つかってくる……要は腐れ縁だ。

 何度も倒したところで、とどめを刺すには至らなかった。

 それだけ彼の実力は認めてはいるし、悪運の強さも知っている。


 だが、悪事を働くタイプではないことも知っている。

 彼が求めるのは一重に闘い。

 強さへの渇望だ。 だから何度でも叩きのめしてきた。


 だが、彼は何度倒されても、そのたびに起き上がり、そのたびに強くなっていった。

 今ではイグニスの並び立つほどに、なっていた。


 その彼が何故邪魔をするのか?

 思い当たるのは最近七瀬の相手ばかりしていたので、彼とは遊んでやらなかった為だろうか?



「そこをどいてくださらないこと、私こう見えても今忙しいのですわ」


「イヤだね。 俺は新しい力を手に入れたのさ、つよく、俺は強くなったんだ――!

 アンタに負けないほどにな」


 そういうトールの周りの床が水面になっていく。


 ――ああ、そういうことかと、イグニスは思った。


 トールは裏切ったというのは違うかもしれないが、ヤツの軍門に降ったのだ。


 あの水のヴァルキリーのナイトになることでその力の一端を受け継いだのだろう?


「フフ、よろしくってよ。 今宵のダンス――瞬殺してあげますわ。

 その自信打ち砕いてあげましてよ」


 敵に下ったヴァルキリーにかける情けなどない。 実力で言えば絶対に負けない自信がイグニスにはあった。


 トールが嗤った――戦闘開始だ。


ひさしぶりに、アップデート北ゲームやってたら楽しくなってきて、手がつかないのでした。

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