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ヴァルハラ・シンドローム  作者: 織原 直
第二章 ヴァルキリー狩り襲来編
58/94

勝ち目はない戦いはしない主義です。

「それは見ればわかるわ」


 そう言いながらレーザーブレードを召喚して、相手の拳を受け流す。

 実態のないレーザーブレードなら相手の雷撃の影響を受けないはず?


 うまくいったらしくて、電撃がこちらにブレードを伝ってくるようなことはなかった。ナイフだったら、まともに感電してしまっていただろう。


 がもくろみ自体は外れた。 相手のデタラメな膂力だ。 相手は本当の意味でのパワータイプ、イグニスをタンクだとすればコイツはアタッカータイプだ。


 感電ダメージは受けきったものの、拳の勢いは殺せず、数十メートル吹っ飛ばされた。


 あいたたた――もうやだ、この展開。


「ヴァルキリー・シルフィード。 ホントにこの程度なのか?」


「大げさに痛がってのたうち回る。(半分演技)

 私に、イナズマを名乗る男は冷めたとばかりにい放った」


「弱い――ホントにイグニスに勝ったのか、それで――」


「そう言われても、こっちは決め手になる技がないので、勝負にならないわけです。見逃してください!」

 

「しゃあねえなあ、萎えちまったぜ。

 アンタがイグニスに勝ったって言うのは、尾びれのついた噂だったらしいな。

 もういいや、いきな、見逃してやる。


「もう興味はないとばかりに手をひらひら振るイナズマ」


 その背中を見ながら、脳筋野郎で助かったと安堵する。

 目をつけられるのもあれなので実は半分手を抜いていたのだった。


 精霊の力が使えないので勝ち目がないのは事実だったが、さすがにこうも簡単に負けるほどやわではない。

 こういう手合い大体相手が強くないとわかると、興味を失うと踏んだのだった。


 半端に本気状態にするとそれこそ後がない。


「それで、ヴァルキリー狩りの情報って何か知りませんか?」


 きっちり報酬はいただく。それが私の主義だった。



「ヴァルキリー狩りか、実は知らないわけじゃないんだが、同級生のなんてヤツだったかなあ? 俺、女の名前には疎いんだわ。

 まあ、そいつが取引を持ちかけてきたことがあってな。正直悩んでるんだが、守秘義務を課せられているからな。これ以上は話せねえなあ」


 高校の名前はうちと同じところだった。 なるほどコイツ同級生なのか、ついでにヴァルキリー狩りというのも、も内の学園の出身らしい?


 まあ、いけ好かない女だったぜ。 人のことを小馬鹿にしてるって言うのか下に見ているっていうのかねえ。 ああいうタイプとは付き合わない方がいいぜ。

 まあ、名前は言えないんだけどな。


 そこまで言うと、イナズマは歩き去って行った。 もうこちらには興味なしといった感じで最後のも独り言に近い有様だった。


 得られた情報、相手は同じ学校の同級生だということだった。


 家に帰ると、とっくに夕方は回っていた。 あのイナズマってヤツは要注意ね。

 そこそこ強かったから本気にすると勝てるか微妙な相手だったわ。

 精霊の力が使えない今の状態だと十中八九負けるだろうし。

寝てました。 最近MMO中心で2部終わったらどうしようかなあと?

 感想くれてたフレが、最近は遊ばなくなったので、モチベーション低いです。

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