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ヴァルハラ・シンドローム  作者: 織原 直
第二章 ヴァルキリー狩り襲来編
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翡翠狩り

七瀬視点に戻ります

 私は、待ち合わせ場所にイグニスが現れないことを、不審に思い捜索を開始していた。


「三奈坂さん、会長達は遅刻しただけかもしれませんよ。 いったん戻りましょう?」


「あの瀬川会長が遅刻なんてすると思う? 葵もついてるし何かあったに違いないわ。


 そう思うのは脳内で響く声にも理由がある。 もちろん会長達が、勤勉な性格であるためでもあるのだが。


『妙だと思うがね。 あの瀬川会長や、葵の性格を考えても何かあったと考えるほうが自然だ。 逆に待ち合わせ地点にヴァルキリーの反応はない。

 ヴァルキリー狩り――大した噂ではないと思ったのだがね。


 妙な胸騒ぎ、いや、予感がある。

 敵性ヴァルキリーがどこかにいると、私の精霊としての魔力が訴えている。 ノームではない。ほかの敵だ!』


『ちょっと、それ大丈夫なわけ? 私たちに連絡を一切しないなんてどう考えてもおかしくない?』


『君の意見には同感だが、ヴァルキリー・イグニスはおそらくまだ健在だ。

 連絡してこないのは、戦闘が激化しているか、もしくは罠か。

 どちらにしても楽観していられる状況ではないな』



「イグニスはあれだけ強いっていうのに、苦戦しているんですか。 それ、ヤバクないですか? 僕達が言っても返り討ちになるだけかも!?」


 確かに、いまだ精霊の力が使えない私たちでは、イグニスが苦戦するような相手に対して。 有効な攻撃があるとはいいがたい。

 しかも、足手まといになる可能性すらある。


 イグニスと葵は二人組であり、イグニスが敵をひきつけている間にこちらに連絡ぐらいは寄こせるだろう? だとしたら罠なのだろうか?


『ああもう、アンタ電子の精霊なんだし、パパっとイグニスの場所わからないの?』


『そうはいってもな、相手はジャミングなどのスキルに長けているのか、ヴァルキリーの反応らしきものが散らばってきてうまく掴めないのだよ』


 そういえばシルフは、ヴァルキリーとそうでない人の区別みたいなものを遠距離から見るのは難しいとか言ってたっけ?


『いや、君もそれなりに成長しているし、普段なら、嗅ぎなれているイグニスの気配位はわかるはずだが、それでも相手の隠蔽能力のほうが上ということだろう』


 ふむ、よくわからないけど、私も成長しているのね、っと関係ないところで納得する。

それはともかく今の状況はまずい!


 そうこうするうちに約10分ほどかかった――


 遠くでドーンという音とともに、大爆発が上がった。


 間違いないイグニスの炎だ。


「全く、技がいちいち派手なのよね、アイツ」


目的地まで瞬時に移動すると、満身創痍のイグニスが、すでに意識のない葵を抱えていた。

 その姿はボロボロで、ここまで追い詰められたイグニスは見たことがないと思うほどだった。


 だが、予想に反して、相手ヴァルキリーの姿はない。


「くっ、遅いですわよ。シルフィード、もう少しで、必殺技を使ってしまうところでしたわよ。」


「軽口言ってられる余裕があるなら大丈夫そうね。 で、相手ヴァルキリーは?

 姿が見えないけど」


「気をつけなさいシルフィード、相手は、水の中から攻撃してきますわ」


 水って、ここ歩道よどこに水場が、と思った瞬間、殺気を感じて、飛びのく。

私が立っていた場所にはトライデントによる刺突が、地面から生えていた。

 だが、イグニスの忠告を、深刻に捉えなかったのはまずかったかもしれない。


 次の瞬間には反転する視覚――足首を誰かにつかまれそのまま、地面(水)の中?

 に引きづりこまれた。


 天井には地面が、地下の土中はなぜか広大な水場が広がっている。


 なにこれ息が苦しい。 地中なんだからそりゃねとは思わなくないけども、肺から漏れ出る酸素は水中だとわかるごぼっとした水音をたてる。


 相手は、フードと仮面をつけた謎のヴァルキリー、魚のような水かきに、蒼い水を体にまとわせる。 水中特化型のヴァルキリーだった。


 まずい。ここに何分もいると、息が上がってしまう。


 相手は見るからにエラ呼吸にも対応してますって言った風情で、

 こちらの足首をつかんだままグングン海中へと進んでいく。


 水圧に負けるヴァルキリーではないといっても、息ができないのはきついし、なにより、水中では動きづらい。


 私は風のヴァルキリーであり酸素がない場所だといまいち、機動力が発揮できないことに気づかされる。


 相手は軽やかにに私の上へと潜り込み、手に持った槍をすてて、二刀流のナイフへと持ち変える。


 ――やばい。 三枚おろしはマジで勘弁してほしい。 そのナイフが私の胸元を切り裂いた――


 と思ったところで意識は途切れた。 最後に見た仮面の敵は笑っていたような気がする?


 水曜更新止めようかなあと思う今日この頃。 ツイッターも更新できないので、フォロワー維持できてないし。 あまり効果ないなあと?

 その分他作品増やして平行プレイした方が、当選率もアップするし呼び込みにもなる気がする?


 ペース落とせばそのまま三章書けるかもだし? このままだと3章手前で一回止まることになってしまう気がするので………

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