表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヴァルハラ・シンドローム  作者: 織原 直
ヴァルキリー覚醒編
46/94

後日談

31、32を読んでから読むのが好ましいです。

 と言うわけで放課後、私は葵と坂崎を連れてバンドの練習へと向かう。


「フッ、待っていたぞ。 我が寵姫達よ、それでは早速と言いたいところだが、

 その前に坂崎、いや神崎・P・令香よ、着替えてもらおうか。

 坂崎という輩は我が召使いには存在せぬのでな。

 我が召使いフェリシアよ、手助けしてやるがいい。 ククク」


「ちょっと待ってくださいよ! 今日は練習ですよね、三奈坂さん達普段着のままじゃないですか。


 僕も着替える必要ないんじゃないですか!?」


「フッ、バカを言うな汝は我が召使い令香よ。 もう一度言おう坂崎令という名の人間その存在意義を認められない。

 汝が、従わないと言うなればそれも結構、しかし、ならばここにいる資格は失うことになるがな。 どうするかね? ククク」


「分かりました。 着替えてきますから手伝いは結構です。 一人で着替えられますから」


「フッ、遠慮など無用よ。 令香よ、汝はまだ女物の衣装には慣れておるまい。

 我を待たされるのは好まぬ。 フェリシアよ無理矢理にでも事をなすがいい、我が許す」


「かしこまりました。 我が主よ」


「ひっ! 見てないで助けてくださいよ三奈坂さん。 ひゃ、触らないでください。 一人で着替えられますから! ひゃああ、うわああああああ!」


 まあ、お約束の展開というやつよね。 坂崎が自ら望んだことだし。

 メイド服に着替えた神崎が戻ってきたところで、ようやく練習開始。

 しかし、そこに新たなる乱入者が現れる。


「お待ちなさい。 わたくしに黙ってバンド活動を行うなど認められませんわ。

 わたくしにも演奏させなさい! 魅せてあげますわ瀬川流の演奏を――」

 いきなり扉が開き瀬川会長が飛び込んでくる。


「ちょっと会長、どうやってここを突き止めたのよ?」


「ふふふ、我が瀬川グループの情報収集能力を侮ってもらっては困りますわ。

 あなたのプライバシーについては、かなり調べさせていただいておりますわ。

 ええ、それはもうまる裸同然に」


 もはや何から突っ込んでいいのか分からない。

 とりあえず諦観することにするが、プライバシー筒抜けって、あなたリアルでも徹底したストーキングっぷりですね。 どういう神経してんのよ、全く。


「フッ、誰だか知らぬがサイサリスで籍を置くことは我が寵姫となることと同義よ。

 汝にその覚悟があるのか? 見たところ容姿やその他は問題ないようだが」


 瀬川会長の乱入にリカが迎え撃つ、双方共に性格があれなのでどうなることやら。


「そこにいる七瀬はあなたの寵姫とやらである前に、彼女の騎士であるわたくしの麗しき姫。 わたくしは忠実なる騎士である限り、誰の寵姫にもなりませんわ。

 あなたの訳の分からないお遊びにつきあう気などありませんことよ。

 松島、例のものをお持ちなさい」


「はっ、お嬢様、すでに準備はできています」

 いきなり現れた執事服の松島さん? の登場にメイドであるフェリシアさんが使用人としての対抗心? を燃やしている。 その瞳が私に張り合うとはいい度胸です、と言っている。


「ふふふ、見るがいいですわ。 わたくしの華麗なる演奏を、戦慄し恐れおののくがいいですわ! 己の無力さいまここで痛感させてあげましてよ!」


 言うが早いか、松島さんが瀬川会長の制服を引っ張る――制服は真っ二つに分離し、その下からリカとは対照的な、清楚で真っ白な純白のドレスが現れる。


 キーボードがいつの間にか設置されており、いきなり高難度の演奏を始める。 曲はクラシックでピアノでも習っているのだろう。 流石完璧超人お嬢様。


「フッ、魔王である我に挑もうとは愚かなる人間よ、その挑戦受けて立とうではないか。 我が演奏を前に血と汗の涙を流すがいい」


 リカも簡単に挑発にのり、華麗な指捌きでベースを演奏し始める。 曲は最近覚えたアニソンだ。 流石変人超人――こちらの演奏も驚くほどの指使いだ。


「くっ、あなた、なかなかやりますわね。 しかし、わたくしに勝とうなどとは千年早いですわ。 わたくしの華麗な演奏ついてこれるものですか!」


「ククク、人間風情がなかなかやりおるわ。 だが、しかし、最後に勝利するのはこの魔王、神代より悠久の刻を生きるロンド・オブ・リンカーネイトをおいて他になし!

 恐れおののけ、我が驚愕なるテクニックの前に!」


「ねえ、七瀬これっていつになったら終わるわけ?」


「私に聞かないでよ。 ただ聞いてるだけも飽きてきたし、私達も勝手に練習しよう」


「そうですよねえ、僕もがんばってギター弾くので感想聞かせてくださいね」


 あまりにもバカバカしい、リカと会長の勝負? は無視して練習を開始する。


「お嬢様、がんばってください! 松島は応援しておりますよ」


「リカ様、このフェリシアおそれながら、リカ様を応援する魂の演奏を―――」


 そして時間は過ぎ解散の準備に取りかかる。


「はあ、はあ、貴様やるではないか、この私をここまで追い込むとはただ者ではないな。

 特別にサイサリスに加えることを許してやろう。

 だが、忘れるな貴様は今日から私の寵姫となるという事実を……

 ククク、後日、アニソンも弾けるようになってから出直して来るがいい!」


「あなたこそやりますわね。 寵姫になるなどといい加減そのような戯言、わたくし忠誠を誓うのはパートナーであり騎士の誓いの剣を捧げた三奈坂七瀬ただ一人。

 ですが、今日のところはこのくらいで許して差し上げますわ。 はあ、はあ、アニソンとやらについては後日披露いたしましてよ!」


「っていうか、会長は生徒会長としての仕事で忙しいんじゃないの?

 バンドなんてやってる時間あるの? 習い事とかもしてるんでしょう」


「その辺りの雑務は影武者に任せておきますから、全く問題ありませんことよ」


 丸投げかよ。 だいたい影武者って、あんた何者!?


「じゃあ、なんでパートナーになったのに、忠誠を誓ったとか剣を捧げたとか、対等な関係じゃないわけ。 パートナーじゃないじゃない訳が分からないだけど!?」


「あまり細かいところは気にしないでいただきたいですわ」


 結局、会長も適当なこと言ってるだけみたいよね。 っていうか騎士とか姫とかそんなこと、そこら中で吹聴されるとすごく恥ずかしいんですけど!

 私まで変人みたいじゃないのよ。


 こうしてバンド、サイサリスに新たなるメンバーが加わったのでした。


真のエピローグ部分です。 一応きれいに終わるようになっているかと? けいおん!とかはやっている頃に書いたので、バンドです。


次回金曜から第二章の投下予定です。ゲームあまりしなくなったので。ペースがかなり上がったので、平行2作でもいけるかも?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ