前へ目次 次へ 43/49 【走馬灯】 わたしは、不破さんたちがアリスちゃんをイジメていることを、ずっと知っていました。 知っていたけれど、何もできなかったんです。 だって、もしもそれを邪魔したりしたら、今度は私がイジメのターゲットにされてしまうかもしれないじゃないですか……? 本当は、彼女を助けてあげたかったです。そうすることが出来たら、どれだけよかったか……。 でも、私は見ていることしかできなかった。 だって私は『傍観者』だから……。 「嘘ですね(ダウト)」 ……え?