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Nobodies Perfect

作者: 悠紀

「私 エステへ行こうと思うの」

始まりはエリのこんな一言からだった。とても可愛い顔をした親友の一人のエリが、相談があると言って発した言葉だ。それには呆気にとられた。なに、どうして? 私から見ると、彼女がエステに行く理由なんてどこにも見当たらないからだ。決して太っている訳ではないのに、グラマーなプロポーションのエリ。ガリガリの私から見るとエロスを感じさせ、とても素敵だ。彼女曰く、大きなバストは、太っているように見えるらしい。肌は色白もち肌、薄化粧なのに染みや皺など全く見当たらない。彼女曰く、年齢と共に肌も衰えているらしい。

最後に彼女は、「私もあなたのようにスレンダーボディーになるからね!」と元気よく言った。相談じゃなくて、報告なんだね。彼女は最後まで意見を求める事もなく、一方的に話を打ち切った。ため息が出そうだった。私は好きで痩せている訳ではないし、決して人が羨むようなスレンダーボディーではない。

周りから見ると完璧に見えるような人でも、決して現状に満足していないのだと考えさせられた。女性は特に。キレイな人ほど、人一倍努力している人が殆どだ。

そもそも美しさってなんだろう?゛美しさ゜は゛個性゛なんじゃないだろうか? 今、個性は潰されて、流行が生まれれば、みんなが似たような流行りメイクで似たような顔になっている気がする。特に現役女子中高生から二十歳くらいの女の子。同じようなメイクだから、同じような顔に見えるのは私だけだろうか?言葉を交わすと、みんなそれぞれに個性があり輝いているのに、それを同じメイクで隠している。はぁ、もったいない!

誰もが美について洗脳されている今、雑誌やテレビ、映画やネットなどで゛美゛の基準を刷り込まれている。雑誌をめくれば、季節ごとの髪型やメイク、服装やネイルなどの写真が載っている。そのほか、体操や食事でのダイエット法など、「自分のコンプレックスを隠す手法」が書かれている。それらの情報を信じて、男も女も美の理想を追い求める。だから誰もが、もっとキレイになりたい、もっとイケている人になりたいと、完璧を求めていく。しかし外見だけがキレイでも、30年後や40年後にその状態でいるのは不可能だ。内面は磨かずに外面だけが良い゛からっぽな人間゛にはなりたくない。

自分の好きな事をしている人の姿は、どんな人でも輝いている。メイクやファッションで、今の自分よりも綺麗になるのは私も大好きだし、女性が美しく華やかになるのは、見ているだけで嬉しくなる。しかし外見だけが全てだという今のこの風潮、それに個性を潰してまで皆が同じメイクをする現状には、大いに不安を感じる。

エリがもし私に意見を求めていたなら、私は反対しただろう。だってエリがエステへ行く必要なんてないのだから。今のままで充分過ぎる程にキレイだからだ。中高校生たちについても、メイクをしなくても輝いていられるのは今だけなのだ、と早く気付いて欲しい。みんなが同じである必要は、全くないのだから。

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