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ごめんね、ずっとキミの傍に居るって約束してたのに、僕さ癌になっちゃったごめん!

作者: 七瀬
掲載日:2026/06/16





”ごめんね、ずっとキミの傍に居るって約束してたのに、

僕さ癌になっちゃったごめん!“





ずっと大好きだった彼に急に夜、私は呼び出されて大事な話が

あると彼に言われた私!

それから彼に会うと? 

”いつにも見ない真剣な顔で私に話しを切り出してきたわ!“

最初に彼に言われた言葉はこうだった。




『”あのさ、何も聞かずに僕と別れてほしいんだ。“』

『えぇ!? きゅ、急にどうしちゃったの、なんでそんな事言うのよ!

私の事、嫌いになっちゃった? 悪いところがあるなら直ぐに

直すから素直に話して!』

『そ、そうじゃないんだ、鈴音は何にも悪くないんだよ。』

『・・・じゃあ、なんで、理由は?』

『ごめん、今は話したくない。』

『でもちゃんと話してくれきゃ納得できないじゃない、 

私がちゃんと分かるように話してよ!』

『・・・・・・』

『”他に好きな女性ひとでもデキた?“』

『違う! それは違うよ。』

『じゃあ、なんでよ! 話してくれなきゃ分かんないじゃない!』

『・・・わ、分かった、ちゃんと話すよ。』

『ううん、』

『”ごめんね、ずっと鈴音の傍に居るって約束してたのに、

僕さ癌になっちゃったごめん!“』

『”癌? それって勿論! 治るよね? 手術したら治るんでしょ!“』

『治らないんだ、もう手遅れだって、医者もお手上げらしい。』

『・・・そ、そんな、』

『”僕、もう長くないんだよ! 余命はあと1ヶ月らしいし。“』

『・・・いっ、1ヶ月!?』

『もうこれ以上、僕は鈴音に迷惑をかけたくないんだ。』

『・・・秋一、』

『そんな私と秋一の仲でしょ! 最後まで私が秋一を看取りたい!』

『そ、そんなの無理だよ、カッコ悪い所を鈴音に見られたくない。』

『それって秋一の本当の気持ち? ちゃんとハッキリ言って!』

『あぁそうだよ、僕の本音だ!』

『・・・あ、秋一、』

『僕と別れて?』

『・・・・・・』

『僕の気持ちは鈴音に全部伝えた! これ以上一緒には居られない、

じゃあもう会う事はないと思うけど、僕の分まで幸せになってほしい、

さようなら鈴音。』

『・・・・・・』




・・・私はあの時、彼に何を言ってあげたら良かったのか。

あのまま私と彼は別れてしまった。

彼の余命は? ”残り1ヶ月。“

私が彼にしてあげられる事は何もないと感じていた。

彼の傍に居ても彼の病気も治せないし、彼の辛い姿を見るだけだ!



そう言えば? ”彼は私の前では弱音を吐いた事がない!“

いつも私の前だと彼は強がって弱音を吐いたところを見た事がなかった。

だからこそ、私に弱い所を見られたくないと思っていたとおもうし、

私も彼の辛そうな姿を見るのが辛いと感じていた。

勿論、彼の傍には居たいのだが、、、。

彼がそれを望んでいないのに私が彼の傍に居る事が本当にイイこと

なのだろうか?

ふとそんな事まで考えてしまう。

”誰にだって自分のカッコ悪い姿を見られたくないはずだ!“

彼にとってその相手が”私なら尚更。“




・・・でも? どうしても私は彼の傍に居たいと強く想うようになった。

どんなに彼のカッコ悪い姿を見たとしても私は決して彼の事を嫌いに

なったりしない!

どんな彼も私にとってとてもかけがえのない存在だから。

彼の傍に私が居たいのだ!

例え? 彼が居なくなると分かっていても最後の最後まで見届けたい!

私は私の本当の気持ちが分かるとまた彼に会いに行く事に決めたわ。





【ピーポーン】

『はーい!』

『私!』

『鈴音? こんな時間にどうしたんだよ。』

『”どうしても今会って話したい事があるの! だから開けて!“』

『ちょ、ちょっと待って直ぐに開けるから。』

【カチッ】

『ありがとう。』





私は彼の部屋の階までエレベーターで上り、彼の部屋の前に立った。

彼はそんな私に気づいたのか部屋のドアがゆっくりと開く。



『じゃあー取りあえず、中に入って!』

『・・・ううん、』




・・・その後、私は彼にゆっくり自分の今の気持ちを全て話した。

彼は黙って私の話を最後まで聞いてくれると?

もうこれ以上何も言えなかったのか、

ただただ涙ぐんでグッと涙を堪えていた。

彼も本当は私と別れたかった訳じゃない、自分の事で私に迷惑を

かけたくなかっただけだ!

”もうこの時、お互い何も言わなくても通じ合えていた。”




そして私はようやく彼を最後まで看取る事が出来た。

何度も何度も彼の辛そうな姿を見るのが辛すぎて逃げ出したくなったけど。

それでも最後まで彼の傍に居たのは?

それ以上に私は彼を本気で愛していたから。

それ以外のモノは逆に何もなかった。


今は最後まで彼と別れず、彼の最後の顔を見れて良かったと思っているわ!




最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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