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1プラス壱  作者: 明田 合志
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叫んだ。

 ──叫びとは?

 

 僕は、時々いろんなことの定義を考えてしまう。様々な情報が飛び交い、様々な文化の民族が共存するこの時代で、そんなことを考えても、『無駄』だということはわかっていても。

 

 仕方ないことなんだ。だって、これが僕の性格。だって、これが僕の“性”なんだから。白黒つけなきゃ満足しないし、違和感が大嫌いな、絶滅寸前の今を生きる頑固少年──それが、僕、尾野省(おのしょう)なんだから。

 

 そして、僕は今、“叫び”の定義を考えている。勿論、今から正真正銘の“叫び”をするからだ。それをするには、今、この状況で大声を出すことが、“叫び”であると、自分で認めなければいけない。

 

 そして、僕は認めるだろう。これが、正真正銘の“叫び”だと。


「説明しやがれぇぇぇぇ!!!!!」


 いろいろ難しいこと言ったけどキレたいだけなんです、目の前の少年に。

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