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まだ夢と布団の中に戻ろうとする脳みそを軽く揺らして、寝起きの身体を起こした僕が最初に意識するのは背筋に力を入れる事だ、こうすると少し背筋が伸びてぽっこりと出た親父体型のおなかがちょっと引っ込む気がする。そう、気がする。

あ━━、今日は木曜だったね。ゴミ出しをしなくちゃいけない。燃えるゴミをひとまとめにして三角コーナーとシンクの排水溝にキッチン漂白剤を撒く。こうすると嫌な臭いも出ないし除菌にもなる。部屋着のまんま外に出ると近所の人達は出勤のためにスーツやらそれなりの格好で会釈する。まるで僕がニートみたいだがこっちは遅番だからまだ着替えなくて良いんだよ。あれは・・・ヤギさんところのお嬢さんか。もう高校生なんだね。うちのむすめが大きくなるし僕も歳をとるわけだ。

最初に断っておくがこの物語では事件もサスペンスも乱闘も起きない。ましてや魔法とか剣とかを振り回したりもしない。ただのオヤジの日常を書き綴るだけだ。タイトルに付けておいて申し訳ないが『徒然草』も読んだことが無い。なんとなく冒頭の一句を知っていた程度の事だ。こんなものを書き残して何になるんだと思わなくもないが、まあ始めてしまったのでしばらく書き重ねてみよう。


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