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036 最初の村の〈村人A〉が絶対に村から出してくれない

〈村人A〉「おはよう。

ここは××という村です。

平和でのどかな村ですよ。

〈村人A〉「おはよう。

ここは××という村です。

平和でのどかな村ですよ。」




〈村人A〉「村から出たい?

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




〈村人A〉「それは、木のたてと銅のつるぎですね。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




〈村人A〉「村長の許可証を持ってきた?

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




〈村人A〉「師匠の下でレベルアップしてきたんですね。

でも、

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




〈村人A〉「そこは南の門です。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

〈村人A〉「そこは南の門です。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




〈村人A〉「そこは村を囲む壁ですよ?

壁を乗り越えることはできないですし、

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

〈村人A〉「そこは村を囲む壁ですよ?

壁を乗り越えることはできないですし、

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




〈村人A〉「井戸の底の隠し通路です。

ここは万が一の時のための連絡路です。

でも、

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

〈村人A〉「井戸の底の隠し通路です。

ここは万が一の時のための連絡路です。

でも、

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




「(………ズズズズ)

(………ズズズズ)

(………ズズズズ)

(………ズズズズ)

〈村人A〉「私の四方に木の箱を置くなんてイタズラしないでください。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

〈村人A〉「私の四方に木の箱を置くなんてイタズラしないでください。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

〈村人A〉「私の四方に木の箱を置くなんてイタズラしないでください。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




「『【道具:ロープ】を【村人A】に使用しますか?』

〈村人A〉「【道具】はモンスターじゃないターゲットには使えません。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

「『【道具:ロープ】を【村人A】に使用しますか?』

〈村人A〉「【道具】はモンスターじゃないターゲットには使えません。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

「『【道具:ロープ】を【村人A】に使用しますか?』

〈村人A〉「【道具】はモンスターじゃないターゲットには使えません。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




「『【武器:村の長剣】で【村人A】を攻撃しますか?』

〈村人A〉「攻撃はモンスターじゃないターゲットには指定できません。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

「『【武器:村の長剣】で【村人A】を攻撃しますか?』

〈村人A〉「攻撃はモンスターじゃないターゲットには指定できません。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

「『【武器:村の長剣】で【村人A】を攻撃しますか?』

〈村人A〉「攻撃はモンスターじゃないターゲットには指定できません。

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」




〈村人A〉「村から出たい?

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

〈村人A〉「村から出たい?

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

〈村人A〉「村から出たい?

ダメですよ。

村の外にはモンスターがいっぱいで危険です。

強い人じゃないと村から出てはダメです。」

〈村人A〉「村から出たい?

〈村人A〉「村から出たい?

〈村人A〉「村から出たい?

〈村人A〉「村から出たい?

〈村人A〉「村から出たい?

〈村人A〉「村から出たい?

〈村人A〉「村から出たい?

〈村人A〉「村から出たい?

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村から

〈村人A〉「村

〈村人A〉「村

〈村人A〉「村

〈村人A〉「村

〈村人A〉「村

〈村人A〉「村

〈村人A〉「村

〈村人A〉「村

〈村人A〉「村

〈村人A〉「村

〈村人A〉「………あなたは村から絶対に出られませんよ。

どんな装備を付けても、誰の許可を得ても、どれだけレベルアップしても。

村の門からも、村の壁からも、井戸の隠し通路からも。

私の移動を邪魔しても、私を行動させないようにしても、私を攻撃しようとも。

なぜなら、あなたは世界を平和を守る勇者ではないからです。

最初の村から旅立って、各地を冒険し、魔王を倒す運命を与えられていないからです。

勇者の剣を操ることができるたった一人に選ばれていないからです。

この村で生まれて、この村で育ち、この村で生涯を終える人生でしかありません。

たった一人の村娘である私と結婚し、穏やかで平凡な一生を過ごすことが決まっているからです。

無口で不愛想で、でも仕事には人一倍取り組む職人気質なこの村のキャラクターなのです。

この世界における脇役にしかすぎないのです。

世界の命運をかけた戦いとはまったくの無関係なのです。

私と共にこの村で一生、幸せに過ごしていきましょう。

あなた。いえ………

〈村人B〉さん」




〈村人A〉「おはよう。

ここは××という村です。

平和でのどかな村ですよ。

〈村人B〉「……………

〈村人A〉「ごめんなさいね。

うちの人、無口で無愛想なので。

ともかく、この村にいる間はゆっくりしていってくださいね。

【勇者】さん」

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