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201『ヤンデレ彼女×5=ハーレム』この式が成立しないことを証明しなさい

「ずっと、君のことが好きでした。

私と、付き合ってください」


「お兄ちゃん大好き。

将来はわたしと結婚してね」


「ボクと恋人になってほしいんだ。

あなたのことを、愛しているから」


「え、えと、その。キ、キミのことずっと前から見てて。

だ、だから、その。

あ、あたしと、カップルになってほしいな、なんて」


「アナタのコトがセカイイチダイスキです!

ケッコンをゼンテーに、ワタシとツキアッテクダサーイ!」




「………で、君は五人から告白されたわけだけど、誰を選ぶのかな?」

「もちろんわたしだよね!」

「いやいや、当然のごとくボクなんじゃないかな」

「で、でも、あた、あたしの可能性もなくはないんじゃ…」

「ゼッタイにワタシデスヨネ!」

「…まあ、こんなんだけど、私達は、君が決めてくれるんならそれで納得するから。

そうだよね、みんな?」

「まあ、あなたが決めた人なら、それで結構さ」

「アナタがシアワセになるのがイチバンですから」

「う、うん、あ、あたしじゃなかったら、ちょ、ちょっとだけ寂しいけど…」

「お兄ちゃんに選んで欲しいなー、わたしとしては」

「で、どうするのかな?君は?

一体、誰を選ぶの?」

「(………)」

「…ふーん」

「えっ?」

「ナント!」

「………っっ」

「一人なんか選べないとか、君も大それたことを言うじゃないか。

だが、この国では一夫一妻制が基本でもある。

さて、どうしたものか?」

「さすがそれでこそわたしのお兄ちゃん。

人にできないことを平然と言ってのけるね」

「み、みんななのことす、すきとか、う、嬉しくて、し、心臓が…」

「スゴクオッキイアイのチカラでーす!」

「………でも、それならそれで、別にいいんじゃないかな?

みんなもそう思うでしょ?」

「そうだな。ボクとしては彼と同じくらい君たちのことを大切に思っている」

「わたしも、皆のことは大好き」

「そ、そそ、そうだね。あ、あたしも、賛成」

「ミンナでハッピーがイチバンです!」

「…と、いうことみたいだから、私たち5人全員、君の彼女ってことで、これからよろしくね」

「…こ、これからは、みんなと、い、一緒に、登校して、下校しようね」

「勉強も、ボクたち全員で、だ。

共に勉強して、全員と一緒の学校を目指そうじゃないか」

「ワタシ、マイチニオベントーテヅクリしまーす。

ミンナのおベントー、コメヒトツブだってノコさずタベテくださいね」

「夜は毎日、お兄ちゃんと添い寝したいなー、わたし。

みんなにも添い寝してあげてね」

「休日は一人一人とデートだよ?

一日24時間だから、一人5時間ずつ」

「これからマイニチがタノシミでーす!」

「ボクとあなたとの幸せな毎日、どんな色にでも輝きそうだ」

「お兄ちゃんと恋人になれるなんて思わなかったから、これからはどんどんわたしがやりたいことやっていくよ」

「ふ、ふふ、ふふふ。

キミとのカップル生活。

ぐふ、ぐふ、ぐふふふふ」

「5人分の愛がもらえるんだもん、君も幸せだよね?

………あー、でも。

これからは、他の女の子と浮気しないでね。

他の女のことを見たり、話したり、近付いちゃだめだから」

「あなたのコトはボクが管理してあげる。

食生活から運動、勉強まで、何から何までボクの言うとおりにしておけば、安心だよ」

「あ、あた、あたしのこと、絶対絶対、き、嫌いにならないで、ね?

キ、キミに嫌われたなんてことになったら、あ、あたし、た、たぶん、また、腕の傷、ふ、ふふ、ふえちゃう、から」

「ワタシはアナタのことをズットミテまーす。

ズーットズーッと、24ジカン365ニチミツヅケまーす」

「わたしの許可なくどこかに行っちゃだめだからね?

お兄ちゃんには手錠を付けて、首輪をつけて、家にいてもらうから」

「…ちゃんと、私達の愛を受け取ってね。

だって、全員と彼氏彼女になるんだもん。

私達が君に愛を上げるように、君も、私達に5人分の愛をちょうだいね。

だって私達は、君のことが…」

「「「「「大好き」だよ!」さ」だから…」デース!」

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