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14章 隠された謎 2話

 レイジックは外に出て先程の暖炉のある部屋の外装に向かった。


 注意深く見ていくレイジック。


 「……やっぱりな」


 暖炉のあった部屋の場所を見るや否や、レイジックは何かが分かったかのような感じだった。


 そして、すぐに暖炉のあった部屋に戻るレイジック。


 「何か分かったか?」


 タルヴォは駆けつけて来たレイジックにすぐに聞く。


 「ああ。この暖炉の先に隠し部屋がある」


 「えっ、何でそんなこと分かるんだよ?」


 レイジックの鋭い言葉に、首を傾げるラーシュ。


 「この部屋の家の形に不釣合いな形が設けられている。恐らく隠し部屋がこの暖炉の先にあるはずだ。暖炉を調べるぞ」


 レイジックの推理にすぐに納得したミリイ達。


 すぐさま暖炉に向かう四人。


 「ん? この暖炉、電気式ですね」


 「ああ。それによく見て見ろ。この暖炉の壁に溝がある」


 ミリイとタルヴォの洞察力で新たなヒントを得た。


 すると、ラーシュがその溝を押して見ると、カチッ、と音が鳴り、蓋が開いた。


 「おい、これってパネルだろ?」


 「うん。しかも一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、十一、0まで数字が付いているね。あっ! それにパネルの下に時計も付いてる。十六時四十二分。今の時間と同じですね。普通に動いています」


 ラーシュが(いぶか)しい目で見ながら口にすると、ミリイはハッと驚くような感じで新たな発見をする。


 「このパネルは時計を現しているのか? だが何故0の所が十二じゃないんだ?」


 不可思議な物に顎を摘まみながら渋い表情で考え込むレイジック。


 普通の時計は十二時の表示があるはずなのだが、パネルも、暖炉に設置されていた手の平サイズの時計も、何故か十二ではなく0だった。


 「これを見る感じ、パネルの上に数字を入力していくんだな。全部で六つか」


 タルヴォの言うように、パネルの上には六つの文字を入力する囲いが出来ていた。


 「適当に押してみる?」


 「それ、絶対効率悪いでしょ。しかもトラップが仕掛けられてたらどうするのさ」


 ラーシュの軽率な答えにすぐさま論破するミリイ。


 「もう一度この部屋を調べるぞ」


 タルヴォが引き締まった声でそう言うと、全員は頷き行動を起こす。


 三分程経つと、ラーシュが奇妙な違和感に気付く。


 「おいおい、このヒーローの人形の背中に数字が書かれてるぞ」


 「こっちも妙な日記を見つけた」


 ラーシュとタルヴォが新たな手掛かりを得ると、先に人形だけをかき集めるレイジック達。


 「人形は全部で一二個か。しかもパネルの数だけ揃えてるぜ」


 ラーシュの言う通り、一二個のヒーローや悪役の人形一つずつに一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、十一、0と数字が背中に書かれていた。


 「こっちの日記は子供が書いた感じのものだな」


 「それのどこが変わってるんですか?」


 タルヴォは一ページずつ捲りながらミリイが首を傾げる。


 「この日記にはこう書かれている。『僕達の隠し部屋は悪役には分からない、揺るぎない精神と光輝に満ち溢れている志を持つヒーローにしか』てな」


 「隠し部屋? もしかしてこの暖炉の仕掛けを解いたらその隠し部屋が現れるって事か?」


 「おそらくな」


 読み上げるタルヴォの言葉に首を傾げるラーシュ。


 レイジックは合点がいったかのように頷く。


 「でも、一体パネルの数字と何の関係が?」


 ミリイは顎を摘まみ推理するが、これと言った答えは出なかった。


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