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12章 製造ルート 10話

 レイジック達が後ろから撃たれながら窮地に立たされていた時、レイジック達の正面からまたもや覆面を被った二人の人物が迫ってきていた。


 「またかよ!」


 ラーシュは切羽詰まった表情で前に居る覆面を被った二人組を撃とうとしたその時、二人の覆面の者の内の一人がレイジック達に後方に居る作業員を撃った。


 「馬鹿! 俺達だ!」


 「助かった!」


 タルヴォが撃ち終えそう言うと、レイジック達も逃げずに応戦する。


 ライトの退路を確保しなければならないため、作業員達だけでも(せん)(めつ)しなければならなかった。


 三人、二人と減っていく。


 そこで、ライトと戦闘していた覆面の者が急に戦意喪失したみたいに腕を脱力させ、首だけで「いけ」と指示を出す。


 ライトは呼吸を乱しながらも罠か? と勘繰った。


 しかし、ライト並みの力量なため、ライトはこの場で倒す事は困難になり、何よりこれ以上、戦闘を長引させるのは良くない、と考え、敢えて乗る事にした。


 後ろを振り向き全力で逃げ出すライト。


 それを確認した謎の覆面の者は二丁のハンドガンをホルスターに収めた。


 残り一人となった作業員を目にも止まらぬスピードで横切るライト。


 そして、レイジック達がバンに乗車し終えると、覆面を被った助っ人が、残った作業員に向け指を鳴らすと、空間を歪ませその歪みに飲み込まれた作業員。


 「ヒーロー!」


 「乗れ!」


 それを目にしたライトはその者がヒーロー教官だと確信すると一驚し、覆面を被ったヒーロー教官はライトに乗車するよう急かす。


 ライトも乗車し、そこからタルヴォ、ヒーロー教官もバンに乗ると、すぐにラーシュがバンを走らせる。


 カーチェイス並みの速度で衣服製造業を去ったライト達。


 「まさか貴方が来るとは思いませんでしたよ」


 衣服製造業でライト達を案内していた厳つい男がライトを苦戦に追いやった覆面を被った者にそう言う。


 覆面を被った者は無言で不敵に微笑んでいた。


ここまでお読み頂き、また評価して下さった読者の皆様方、本当にありがとうございます。

12章「製造ルート」はここで終わります。

次章からも是非ご一読ください。

よろしくお願いします。

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