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9月8日(木)12:50

「先輩たちは黄団なんですね。僕は白団です」

「へー。つまり敵だね」

「なら叩きつぶさねーとな」

「うむ」

「え、物騒……」




 なるほど、二ノ宮くんは白なのか。なかなかいい色じゃないか。まあ、体育祭がそんなに好きではない私には、どうでもいいことなんだけど。




「個人種目はどれに出ます? 僕は100メートル走と二人三脚です」

「私は障害物競走」

「俺は大玉転がし」

「1000メートル走と障害物競走だ」

「……八木沼先輩と四月一日先輩の障害物競走しか被ってないじゃないですか」

「しかも男女だから結局何一つ被らないというね」




 二ノ宮くんが心なしか寂しそうである。そんなに個人種目で勝負したかったんだろうか。ドンマイとしか言いようがない。




「……こうなったら仕方ないですね。騎馬戦で先輩たちのハチマキ、真っ先に狙ってやりますよ」

「ふっ。返り討ちにしてやる」

「俺は騎馬だからハチマキは取れんぞ」

「四月一日くんの騎馬?」

「残念ながら」

「アルフィーが先頭になってくれたおかげで、騎馬は物凄い安定感だ」

「確かに安定してそうだしなんか強そう」




 なかなかにがたいがいい四月一日くんが騎手をやるくらいだから、騎馬にはかなり屈強な男子たちが集まってるんだろうな。とても頑丈な馬になっているであろうことが簡単に想像できる。ちなみに騎馬戦は男子全員参加の団体競技であり、女子の団体競技は棒倒しである。騎馬戦ほどではないかもしれないけど、棒倒しも結構過酷な競技なので今から憂鬱だ。




「体育祭のリハーサルで、お互いの初期配置は把握できるだろう。本番で勝負してやる」

「望むところです!」






 隣の席の四月一日くんはどうやら騎馬戦で二ノ宮くんと一騎打ちするらしい。

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