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7月7日(木)11:45

 月曜から木曜の4日間。長かった。長かったけどようやく! 終わったぞ! 期末考査!


 まあ、これから怒濤の答案返却ラッシュが待ってるけど。点数を見て喜んだり落ち込んだり、間違えた問題のやり直しとかしたりしないといけないけど。でも今日は。とりあえず。終わりだ! 帰ろう! あ、でも試験が終わったって事は、部活が再開するんだっけ。いや、期末考査期間はずっと午前中だけだし、これから部活とかないはず。うん。ない。ないよね。よし帰ろう。




「ではこれから、クラスマッチの種目決めを始めます」




 ……何ですと? え、待って。クラスマッチっていつだ。あ、来週か。そうだよ期末考査で頭がいっぱいだったけど、もう7月じゃん。1学期終わるじゃん。つまりクラスマッチの季節じゃん。うわぁ。完っ全に忘れた。よその高校はどうか知らないけど、うちは年に三回あるからね。一学期、二学期、三学期にあるからね。いや、3年はさすがに三学期はないか。とにかく、進学校のくせになぜかこういうのに力を入れてるんだよ。いや、進学校だからか? 文武両道アピールか?


 そして思い出されるのは、いつかの遠足でのレクリエーション。クラス対抗大縄跳び大会。あのとき、確かこのクラス、やる気に満ち満ちてたよね。謎の連帯感が生まれて、圧倒的勝利をもぎ取ったよね。クラスをそっと見渡してみれば、何となくあのときのような空気を感じるような気がする。そうか。このクラスはガチだな。ガチで勝ちを狙っているな。これは手を抜くことは許されないぞ。


 ただね。あのときは大縄跳びだったから私も頑張れたけどね。今回は球技だよね。ただジャンプするだけの大縄跳びのようにはいかないよね。え、どうしよう。どの競技を選ぶのが正解だろう。えーっと。男子がサッカーとソフトボールで。女子はバレーとバスケね。あ、うん。バレーはダメだ。遊びでやるならともかく、ボールを落としたらアウトな競技なんて、真剣勝負ではハードルが高すぎる。よし。バスケにしよう。




「フィフィーはどうする?」

「バスケかな。四月一日くんは?」

「どっちも自信があるから迷うが……ホームランを打てたら気持ちがよさそうだから、ソフトボールにするか」

「おぉ……」




 どっちも自信があるっていうところがまずさすがだと思うけど、決め方も凄いな。そりゃあ、ホームランなんて打てればもちろん気持ちがいいだろうけども。実際、打てると思ってるからこそ出てくる言葉だよね、これは。自信満々だね、これは。






 隣の席の四月一日くんはどうやらソフトボールでホームランを打つ気らしい。

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