表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

57/190

6月30日(木)12:45

 昨日のリベンジだと言って颯爽と教室を去った四月一日くん。なんと今回は15分で戻ってきた。さすがだ。さっそく経験を活かせたようでなによりである。




「……ただいま」

「おう、早かったじゃねーか」

「どうだった?」

「限定10個のさくふわメロンパンがおいしそうだった」

「外はさくさく、中はふわふわ。それは絶対おいしいやつだ」

「まあ一瞬でなくなったが」

「だよね」

「一応、目当てのものは買えた」

「なになに……カレーパン?」

「購買に来ているパン屋を調べてみたところ、本格カレーのカレーパンが大人気と書いてあったからな。食べてみたかった」

「おぉ。もうすっかりネット検索を使いこなしてる」

「確かにここのカレーパンはうまい。俺もよく食うし」

「うむ」




 さっそく袋を空けて、カレーパンを頬張る四月一日くん。あまり表情が変わらないのでわかりにくいが、どうやら期待通りの味でご満悦のようである。というか、カレーパンが人気なんだね。知らなかった。私も今度食べよう。




「今日は勝ててよかったね」

「……いや、確かに目的のパンは買えたが、限定品には全く手が届かなかった」

「それは、まあ。仕方がないのでは」

「よっぽど早くいかねーと無理だぞ」

「そうだな。明日はもっと急いでみよう」

「あ、まだ挑戦するんだ」






 隣の席の四月一日くんはどうやらまだ購買戦争で勝利できていないらしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ