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6月8日(水)12:35

「四月一日くんはさ……」

「どうした?」

「中学のときは何部だったの?」

「……?」

「今は完全なる文化部だけど、もしかして前は運動部だったのかなって」

「ああ、剣道部だった」

「「マジか」」

「あれ、五十嵐くんとハモった」

「俺も知らなかったから」

「そうなの?」

「四月一日の中学時代とか興味ないし」

「あ、うん」




 これで中学も文化部だったりしたら、いくら趣味が筋トレといっても、本当に何でこんな鍛えられたような体してるんだって感じになるところだったけど、なるほどね。ちゃんとそういう部活、やってたんだね。




「それにしても剣道部かー……剣士じゃん」

「ホントだ。お前、剣道部だったから剣士なの?」

「いや、俺は生まれたときから剣士だが」

「は?」




 五十嵐くん渾身の「は?」が出たが、四月一日くんは全く動揺を見せない。つまり彼は、剣道部だから剣士になったわけではなく、剣士だから剣道部に入ったということなのだろう。うん、自分でも何を言っているかわからない。




「ちなみに、高校では何で続けなかったの?」

「……正直、迷ったんだが」

「うん?」

「……苦手な、奴が」

「苦手……え、四月一日くんにそんな人が?」






 隣の席の四月一日くんはどうやら中学時代は剣道部だったらしい。

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