全ての始まり。-プロローグ-
放課後は私のパロディ世界…
私とあなたの、ね。
*4月
私はとんでもなく有名な学校へ入学する。
その時から私はこの力を手に入れる。
「……で、次!23番のやつー」
お約束と言っていい自己紹介がついについに回ってきた。
「えーと、23番柊亜澄です、よろしく…」
こういうのも結構慣れてきた。
小学校の頃なんて、いつもいつも自己紹介が苦手で---------------
って、誰に話してるんだろ私…
そんなことを考えていると、いつの間にか一番最後の奴に順番はまわっていた。
「30番、亘健太でーす♪よろしく」
変わった奴。
*休み時間
偶然…いや、これは先生の仕業なんだろうな、私と同中の仔が一人もいなかったため、
アニメの原作ラノベをパラパラとみていた。
最後の1Pをめくろうとしたその時だった。
悪魔の声が私の耳にささやいた。
「何読んでんのー?」
あの最後に自己紹介した奴、誰だっけ。亘とかいう苗字の男子だった。
「ラーノーベ!別にいいじゃない!あっち行ってよ」
「ムキになるとこ、かーいー★」
「なッ///」
これって何て言うんだ、ああツンデレだっけ。
「バーカッ!もうひっついてこないでね?」
私は屋上へ向かった。