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凡人の○○

凡人の戯言

作者: 凡人EX

細々と、淡々と語るだけ。

 意思。調べてみれば、何かをしようとする考えや思い、との事。


 私、凡人EXは現在高校生。とてもとても短い時間しか生きていませんが、その生の中で、自分で何かをしようと決めたのは、一体幾つあるのだろうか。時々そんな事を考えてしまいます。


 いや、そこそこあるな、と。最終的に今の高校に決めたのは自分。小説家になろうのアカウントを作成し、小説を投稿しようと決めたのも自分。


 記憶力がかなり低い(病気などではなく、本当に単に物忘れが酷いだけ。更に言うならムラが激しいのです)自分でも、それぐらいはギリギリ覚えております。


 それなら、何処からそんな意思を引っ張ってきたのか。その時何を思って決定したのか。残念ながら、自分でもそれは分かりません。


 自分で言うのもなんですが、凡人EXは所謂“変わり者”に分類される人間でございます。人と価値観がかなりズレている部分があるようでして、度々知人に指摘されます。


 そんな私の変わり者たる所以は、その時々に自分でも何を考えているのかわからない事が多い所だと思われます。理解していただけるかは分かりませんが、本当に何も分からないのです。自分の事の筈なのに、何も。


 高校生、つまり思春期独特の物かと問われてしまえば、それなら自分は幼稚園児の頃から思春期に入っていると答える事になるでしょう。


 今アナタが見ているこの小説、果てには凡人EXが書いてきた数少ない小説全て、当時書いていた私は、自分が何を書きたいのかと自問自答しながら書いていた事でしょう。小説を書いている人達はみなこんなものなのかもしれませんが、私の周りには小説を投稿している人物は一人だけ。その人物にはこの事を話した事はありません。


 物忘れの激しい事とも関連してくるのかもしれませんが、やろうやろうとしていた事を、次の瞬間にはポロッと忘れていたり、さっきまで考えていた事から関連して別の事を考え始め、元々何を考えていたのか忘れたり。そのクセしてこんな経験を覚えていたり。


 いつの間にやら私の記憶力に関する事に話題が転換してしまっていましたが、私が言いたいことは要するに、


 “果たして先程まで物を考えていた自分と、今この瞬間に物を考えている自分は同一人物なのか”


 という事です。


 バカが、何考えていようと自分は自分だ。などと考えておられるアナタ、どうかその考えを持ったままこの小説を最後までお読みください。そして、この小説に酷評をつけるなどしてください。ただ、その時にアナタの考えを示していただきたいのです。私は、私以外の誰かの考えを知りたいが為にコレを書いているのです(ここでようやく、本来の目的を思い出しました)。


 ええ、私の考えに反対するなり何なり。私はその反応を知りたいのです。厨二病を患っていると思われようと、いつかコレを見返して悶えることになろうとも、少なくとも今の私は、この考えを世に出して、皆様の反応を知りたいと考えております。未来の自分にもそう伝えておきます。


 さて、誰に向けてか分からぬメッセージは置いておきましょう。


 先程出した“疑問”と、冒頭で出した意思の話。どう関連してくるのかというのが気になってきた方もいらっしゃるでしょう。それとも、もう薄々勘づいている方もいるかもしれません。


 自分の経験でしか物を語れないのが残念なのですが、この凡人の記憶力がどうこうという話は、私が先程出した“疑問”に至るまでの過程と捉えていただけると分かりやすいかと。


 “疑問”に合うように言葉にするならば、一瞬前の自分の意思を、次の自分は覚えていないのです。そう考えてしまうと、一瞬前の自分と、今この瞬間の自分は、果たして本当に同一人物なのか、と。考えてしまうのです。


 果たして、そんな疑問を持っているのは、自分だけなのでしょうか?


 フワフワとした一高校生が考えすぎただけなのでしょうか?


 ……………………成長すれば答えは出るのでしょうか。それとも、くだらないと吐き捨ててしまうのでしょうか。私にとっては、後者が何よりも恐ろしい。この瞬間の自分が、殺される様な錯覚に陥ってしまいます……いや、恐らくこれは、事実なのでしょう。忘れられたモノは、死んだも同然なのですから。


 くだらないと考えたアナタも、一度じっくり考えてみてください。さっきの自分と今の自分は、本当に同じことを考えているかを。時間が無いならば、時間ができた時に。時間が作れないならば、コレだけでも、1分だけでも考えてみてください。


 “昔の自分と今の自分、何処が違うのか”


 考え出してしまうと、意外と止まらないかもしれませんよ。


 今コレを読むアナタが同じ考えならば、是非コメントをください。アナタの意見を思うまま書いてください。少し違ったとしても、その違いを私は知りたいのですから。


 勿論、先程書いた様に酷評でも構いません。意見を書いていただけるならば、評価は割とどうでもいいと思っていますが。


 嫌がらせがしたいならば、何も言わずに低評価を押すのが一番です。あまり傷つきはしませんが、あえて考えるならそれが私にとってダメージが大きいかと。




 後で見返した時、この文に書いてある事を、私は思い出せるのでしょうか。矛盾だらけなのかもわからない、話に一貫性があるのかもわからない、文ともつかぬ何かを見た時、私は何を思うのでしょうか。


 アナタの卒業アルバムは残っていますか? あの時の自分を見直す事はできていますか? ……若造にこんな事聞かれても憤るだけでしょうが、そんな若造でも、生意気な事に思うんです。振り返る事は大切だと。


 さて、そろそろ話したい事も無くなってきましたので、ここいらで締めさせていただきます。話の種に使えるならば使ってやってください。凡人EXでした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 随筆としていい長さかなと思います [一言]  “果たして先程まで物を考えていた自分と、今この瞬間に物を考えている自分は同一人物なのか” 深いですよね。人間の考え方って少しの些細なきっかけで…
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