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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 休暇の日々!
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自衛隊 休暇の日々! 4日目

少しシリアスが入ります。


次いでにバトルも

自衛隊 休暇の日々! 4日目



翌日の早朝にヤポーマヌの街を出た。因みにレイチェル以外は別れの挨拶はしていない。何しろ結婚の話や俺の職業が自衛隊との噂話がここ数日でもちきりになり、いつか対応しきれなくなる為、早朝の出発及び別れの挨拶無しで街を出た。宿代はレイチェルの宿舎の為タダ。食費も食堂だった為ほぼ出費無し。お陰で予定以上に路銀に困らなくてすみそうだ。

さて、次の街に向かう馬車に俺は乗っている。但し行き先は聞いていない。別に目的はないので行き当たりばったりも旅の醍醐味と考えている。強いて言うなら最終日前の前日にヤポーマヌに戻り、レイチェルと共に最終日に笠島県に戻るというスケジュールで大丈夫なはずだ。とまあそんな感じで俺はゆったりと馬車ののんびりとした移動を満喫している。横になったり座って外を眺めながらぼーっとしたり。俺はのんびりが好きだからこの時間が一番好きである。


「お客さん、随分とのんびりですね。そこまでのんびりとした人は久しぶりですね。どうしたんですか?何か休暇とかですか?」


おっとのんびりとしていたら例のごとく御車台のおじさんが声を掛けてきた。


「ああ、確かに俺は今休暇中だからのんびりとしている。ここまでのんびりとした人はあまり居ないんじゃないか?」


「ええ、移動だけで疲れる人もいますし大概の人は、移動中も何か考え事をしているものです。例えば商人ならこの街ではこの商品が売れるかどうか。旅人ならこの街はどういった街でどのように過ごすか、あわゆくば街に在住するかとか。冒険者とかならこの街は仕事になるかどうか。ならなければ直ぐに次の街を目指すかなど、御車台をやっていたら大体分かります。その何をしたいかという顔をしているのが分かる。難しい顔や穏やかな顔も含めて。んで今回のお客さんだが今はこの馬車はお客さんしかいないというのもあるかもしれんが今言える単語としては、とにかくのんびりとしてる顔ですね。頭の中を空っぽにしてると言うのが正解という感じかな?とにかくそんな顔です。何かあってもどうにかなる。なんとかなるさ〜っといった感じで。だから思ったのです。仕事疲れで頭がおかしくなるから休暇を取ってそれでのんびりしてるのでは無いか?といった経験上の推理をした次第です」


「おお、良く分かったな。さっき確かに今休暇中と言ったがその通りだ。仕事のイライラが溜まってたから気分転換に旅に出た感じだ。だから頭の中を空っぽにしているのも正解だ。元々の仕事はとにかくストレスがかかる仕事だからな。だから心の中で今はとにかくゆっくりとのんびりと、そして休暇を悪く言えば堕落しようと考えたまでさ。まあ 強いて言えば元からのんびりとするのは好きだから休暇だから更にのんびりしようとする感じかな?取り敢えずそんな事だ」


「おお、仕事の話になったら急に疲れた人になりましたね。そんなにストレスの掛かる仕事をしているのですか。お疲れ様です。どうですか?休暇は楽しんでいますか?自分の予想としては楽しんでいる。いや更に何か良いことがあったから更に楽しんでいる。そんな印象ですが」


「おお、これまた驚き。その通りだ。実は前の街で運命の女性と出会ってな。その人と人生を共に過ごすと決めた相手がいてな。その女性とその街で結婚してな。今は幸せな人生を歩み始めたところだ。因みにその人は前の街に留まっている。簡単な話がまだ住む部屋を準備していないからな。俺は今まで仕事上で使っている宿舎があってそこで寝泊まりしていたが、結婚したから新しい場所も考えなくてはならなくてな。だからそれが終わるまでは街に留まるように言ったのさ。だから今の俺の立場は休暇を楽しんでいる単身赴任の男というわけだ。因みに相手の女性はとても綺麗な人だ。その街の噂だから本当かどうかは分からないが、前の街が『ヤポーマヌ』という街なのだがその街で その女性が一二を争う人ほど美人だとか。俺はその辺り疎いから分からんがそんな噂らしい」


「なるほど。そうでしたか。ってもしかしてですけどお客さんの相手の女性ってもしかしてレイチェルさんですか?」


「よく分かったな。ってもしかして噂は本当だったりするか?本人に聞いたら貴族やいかにも金持ちの御曹司などにも告白されたって聞いたが?」


「ええ、噂は本当ですよ。まずレイチェルさんはヤポーマヌのみならず、周辺の街や村などからも女神以上に綺麗な人として人気があります。彼女目当てでわざわざヤポーマヌに行くほどの人も居ます。性格も非常に穏やかで優しい人としても人気です。ただ何故かお見合いや男性からの告白などは全て断っていたそうなんです。まあ女性ですからそう言ったお見合いなどは抵抗があるという人もいるので一概には言えないのですが、一部の人からはもしかして百合が好みなのではないか?という人物もいたほど。ただ本人に聞いたら恋愛願望はあると答え実際にこう言っていました。ただし少し悲しそうな顔をしていました。『私、小さい頃 そうですね。丁度私が10歳の頃でしょうか?まだ親離れしていない実家暮らしだった頃に幼馴染の一つ二つ年上の男の子がいたのですけど、その男の子とはいつも遊んでいて、私のことも気を使ってくれて、初めは優しいお兄ちゃんと思っていました。その後も優しかったりご飯を一緒に食べたりしていたのでいつしか私はその男の子に恋をしていたのです。ですがその男の子は私が13歳の時に亡くなったのです。流行りの病に掛かってわかった時には既に手遅れだったのです。その男の子は私にこう言いました。『幸せになれよ。笑顔のレイチェルが俺は好きだったよ。その笑顔で皆を笑顔にしてくれ』と言って亡くなりました。そのあとは隣に男の子がいない喪失感がありましたが笑顔が好きと言う言葉に私は元気づけられました。なのでお見合いなどを断っていた理由はその男の子を忘れないようにという理由ですね』という少し悲しい話ですが理由が分かって皆納得したそうです。そのあとは皆静かな瞳でレイチェルを見守っていたのです。いつか良い男性が現れると良いなと。なので結婚相手が現れたと話が出た時は驚きましたね。あのレイチェルを落とした男性は誰か。噂ではまさかのレイチェルがその男性に告白したそうで、男性の方はこれまたまさかの初めレイチェルに興味が無かったという、驚きの連続の噂でしたね。ただその男性は色々、本当に色々ある男性で初め皆この男性で大丈夫か?と皆で思ったそうなのですがある日を境に皆その男性なら大丈夫だと手のひらを返したようになったのです。結局はギルドなどの権力あるものに箝口令が敷かれたので分からずじまいでしたが、まさかこのような形で出会うとは思いませんでした」


「そ、そうか。そんなに人気とはな。流石に知らなかったな。確かに初めて見たときは綺麗な女性だなとは思ったがそこまでで恋愛感情はなかったからな。そのあとの告白は更に衝撃を受けたな。まあそんな街を代表するような人を伴侶にしたが他の人はどう思っているのだろうな?やはり反発はあるのか?」


「あれ?結構レイチェルのことを知らないのですね?結構珍しいのですね?てことはヤポーマヌとは離れたところに住んでいるのかな?でしたら納得なのですが。まあ いいです。取り敢えずレイチェルの結婚は祝福もあればやはり反発もあります。主に貴族などの権力持ちは特に。ですが何故が貴族はレイチェルの結婚への反発はかなり少ないですね。寧ろ貴族が圧力をかけられているみたいな感じで。因みに自分は今のところレイチェルの結婚は中立ですね。相手は今分かりましたが失礼ですがこの方でいいのか?とかはありますね」


「まあ あっても不思議では無いな。別に反感を買おうとは思わないが、反発があってもおかしく無いことは俺もわかる。何故反発するかとかの理由は聞くし、改善して欲しいならそれもするしな。ただただ単に結婚するな!俺がふさわしいと考えている相手には容赦はしない。決めるのは自分達自身であり君達が決める権利は無い。必要ならこっちから圧力や殲滅もありと考えているからな」


「おお〜 結構な自信ですね。それだけの自信なら自分は応援というか、結婚に賛成に回りますよ。ただ少し気になる単語がありまして、権力に権力や殲滅で対抗ってかなりの無茶ぶりというか、横暴な気もしなくは無いのですが、あれはどう言う意味なのでしょうか?あとご存知かどうかは分かりませんが、実は結婚すると身分証に配偶者の枠が新たに増えてそこに氏名と顔写真が入るのですが失礼ですが見せてもらえる事って出来ますか?」


「へぇ〜 そんなことが出来るんだそれは知らなかったな覚えておこう。まあ 見せないと嘘を付いている可能性があるからな。俺は別に良いぞ。待ってろ・・・ほれ」


俺は御車台のおじさんに身分証を見せる。因みに身分証は冒険者ギルドの身分だ。あと見せるだけで手渡しはしていない。というかそれしたら灰になって消えて紛失届に記載されるしな


「おお〜 確かに本当だ。ありがとうございます。貴方がレイチェルの伴侶であることがこれで分かりました。ではさっきのもう一つの質問で何故権力には圧力や殲滅という単語が出たのでしょうか?」


今はおじさんしかいないしバラしても平気だろう


「さっき見せた身分証は見れば分かるがこれは冒険者ギルド発行だが実は副業なんだ。本業は別にあってな。恐らくというか確実にその本業の身分を言うと分かる筈だ何故その単語が出たのかが」


「珍しいですね。大概、冒険者ギルド発行の身分証は総合ギルドに次ぐ本業として人気の身分ですが本業は違うとは。大概そういった人物って本業は貴族などのお金持ちが多いのですがそういった分類では・・・なさそうですね」


「まあ 見れば分かるだろう・・・ほれ、これが俺の本業である身分証だ」


「では失礼して・・・・・・ ん?うん??ぇ???っ????」


あっ 当然のごとくフリーズしたな。んでやはり錆びついたブリキの如くこちらに向いた瞬間


「し、失礼しました!!!まさかレイチェルの相手が自衛隊の方とは大変失礼しました!!! あの?不敬罪・・・には?」


「安心せい。そんなことはしないから安心しろ」


「ありがとうございます。ふぅ〜 流石に焦りますね。自衛隊は絶対に怒らせてはならない軍隊ですからね。この世界のみならず他の世界でも自衛隊は恐れられていますからね。ですがこれで分かりました。なぜ先程の単語が出たのかが分かりました」


「とまあそんな感じだからあまりバラさないようにな」


「はい」


「因みにこの馬車ってどこ向かっている?」


「次は『ラローツ』というこの世界最大の魔法学園がある都市ですね。そこに通う学生は門は基本的に顔パスで入るところです。逆に外部の人間は少し厳しいチェックののちに入れる形になっています。まあ最も貴方の本業の身分証を出せば本当に、文字通り数秒でチェックが終わりそうですけどね」


「ラローツという都市名で少し厳しいか。まあヤポーマヌでも本業の身分証は出すハメになったから今回も本業は出すか。あと流石に疲れたしな」


「分かりました。では順番が回るまで休んで下さい。順番が回ったらお呼びしますので」


「よろしく」


俺は寝る事にした


30分後


「お客さん、回りましたよ?」


「ああ・・・ 分かった」


門番は男1人の女4人(どうやら女性は全員スカート)の5人で見るようだ。・・・あれか?魔法都市だから魔法に有利な女性を付けたということか?まあいいや 先に御者台のおじさんがチェックを受けていた。


「どうもお待たせしました。ラローツを通りになる前のチェックです。いくつか質問に答えて頂きます。まずこちらに来られた目的は?」


「目的はまず私はこちらに品物の配達で来ました。4番通りの全てに配達です。あと乗客1名乗っています」


「分かりました。では身分証はありますか?」


「運搬ギルド発行かつ乗客可能許可証ですね。どうぞ」


「ありがとうございます。では・・・」


まあいつも通りだな。俺はのんびり待つか


「ありがとうございます。これでチェックは終了です。貴方は通って大丈夫ですが、次に乗客のチェックがありますのでそのままでお待ちください」


「はい、分かりました。・・・あの〜 先に言っときますが驚かないで下さいね?いえ私ではなく乗客の方に」


「どう言う事ですか?何か?犯罪とか?」


?何、内緒話的になってるんだ?さっさとしてくれや


「いえ、そう言うわけではなく、ただ失礼を承知で言うと腰を抜かさないで下さいね?私は先程、腰を抜かしましたから」


「?腰を抜かす?」 「どうした?」


「いえ、こちらの御車台の方が変な意見を」


何か厳つい男が出てきた


「さっき聞いたが腰を抜かすとはどういう事だ?貴族でも来てるのか?」


「いえ、そう言う訳でもありません」


「ならなんだ?」


「一応注意だけはしておいて下さい。但し腰を抜かさないように。それだけです。別にチェックが嫌だからとかそう言う事でもありませんから 一応念の為です」


「?ますます分からんがその乗っている乗客なんだな?要注意人物は」


「まあ そう言う事です」


「分かった。お前ら一応用心しておけ」


「「「「了解です」」」」


やっと順番が回ってきたってさっきと比べてなんか威圧感を感じるな?あのおじさんなんか言ったな?


「どうもチェックです。いくつか質問に答えていただきます。ラローツにきた目的は何ですか?」


「いや、別に目的はない。ただ単に休暇中でこちらに立ち寄っただけだ」


「分かりました。滞在期間はどれくらいですか?」


「気分による。前の街のヤポーマヌでは3日間の滞在だった」


「危険物は?」


「なぜ聞く?まあいいや 無いぞ?そんなもの」


「おい」


なんか後ろで待機していた厳ついやつが出てきた


「正直に話せ」


「何をだ?」


「ここにきた目的をだ。何か良からぬ事を考えてるだろ」


「う〜ん 何故その発想になるかが俺には分からん」


「どうせお前の目的はラローツの魔法学園だろ?」


「確かにそこには興味はあるが?それがどうかした?」


「どうかした?では無いわ!襲撃とか考えているだろ」


「だから何故そうなる?」


「なら一つクイズを出そう。ラローツ魔法学園では今の時期に開催されるイベントがある。それは何だ?」


「いや、知る訳がないだろ?てかその女性の手に持っているのって嘘発見器だろ?嘘とか付くと光るやつ。見てみろ。光っているか?」


「むっ 確かにさっきから光ってはいないな。だがそれでも怪しいものは怪しい」


あ〜あ〜 なんか敵対されたよ〜 何故か しかも見物かどうかは分からんが人が集まり始めたしな。


「おい 衛兵増援と学園の生徒及び教師全て呼べ。こいつを駆逐する」


はぁ〜 めんどくせ〜〜 まあいい どうなっても知らないぞ〜〜っと心の中で叫ぶ そして1時間後に門番や衛兵、魔法生徒や教師など合計100人以上が来た。ま 取り敢えず対抗とあとはどうするか?


「あ〜あ アイツ死んだな」


「だな。今の内に祈っとくか」


なんか見物客も俺が死ぬと思っているのか祈りを捧げ始めた・・・別に死ぬはずないんだけどな


「退散や降伏なら今のうちだぞ?この数でどうにかなるものでは無いぞ?」


ま どうにかなるか


「別に退散も降伏もしない。但し俺は攻撃されたら仕返しするそれが『仕事』だからな」


さてヒントは与えたが果たして?


「何が『仕事』だ?どうせ死ぬんだから仕事もどうもしないだろ」


ダメか、仕方ない


「知らんぞー」


「それはこっちのセリフだ。お前らやれ!」


おお〜 魔法や剣が飛んだり急に現れたり。これでも結構楽しめるな。


因みに魔法はざっくりに言えば


炎ならフレイムランスなど(爆裂、爆発など)


水ならウォーターブレスなど(氷など)


土ならメガクエイクなど


風ならウィンドカッターなど(嵐など)


光ならフラッシュソードなど(雷など)


闇なら月光鏡など(死、重力系など)


精ならサポーターアップなど(サポート系など)


無ならスロータイムなど(空気系、物理、間接系など)


その他、精霊術や魔術師、召喚術や錬金術を使って攻撃などの多彩な攻撃を真っ向から受ける


「へへ〜 どうだ? これでお前も・・・何!?」


「はぁ!?」


「なんで・・・」


周辺も含め驚きを隠せない。それもそうだろ。総攻撃を耐えたんだから


「もう一発だ。もう一発やれ!」


「今度はこっちの番だな。死ぬなよ?」


「煩い!満身創痍の奴が言うな!」


俺は拳を力いっぱい握りしめ、腕も筋肉で膨張させ、その力を地面に叩きつけた。すると衝撃波で周辺がほぼ全て飛んだ。尻餅ついたり木の幹に叩きつけられたり木が折れたり。(改めて言うが女性は学生も含め全員スカートだから中には見え見えの人もいる)因みにほぼということは飛ばなかったものがある。それはさっきまで乗ってた馬車だ。あれ以外全て吹き飛ぶようにしたから馬車には被害は無い。


「どうした?もう終わりか?」


「何故だ・・・どこからそんな力が・・・」


「はぁ ここまで力が劣っているとはな。あと知能も」


取り敢えず俺は一番近くに倒れている女性 学生とさっきの門番に近づき埃などを払ってから立たせる 因みに学生は見た感じ狐人族かな?門番はこちらは多分エルフ?両方とも身長は165cmくらいだな


「あっ ありがとうございます」


「どっ どうも」


少し怯えながらも立ち上がった。


「おい!その女に何するつもりだ!」


さっきの厳ついおっさんが倒れたまま言ってきた。


「いや何でも何もこのままでは埒が開かないからさっさと俺の本業をバラそうと思ってな。んで彼女たちに先に俺の身分証を見せてどんな反応するかといった感じだな。安心しろこの場でやる」


「本業だと?」


「そう、本業」


てことで本業の身分証を出す


「ビビらせて悪かったな・・・ほれ、さっき出せなかったが待たせた。これが本業だ」


「あっ はい。では門番代理で私 ラミースが努めます。拝見します・・・!?」


「本業ですか?分かりました。では私も学生代表のローズルが努めます・・・!?」


やっぱり不味い不味すぎると思ったのか、急に土下座する


「「申し訳ありませんでした!!」」


「『え〜〜!!??』」


うむ、急に驚くよな。そんな風になったら


「おい!どう言う事だ!?」


「そうよ! どうしたのよ!」


「「いや・・・だって・・・」」


どうしたものかという瞳で俺に見つめてきた


「別にバラして良い。元からバラす気だったしな」


「分かりました」「では・・・」



覚悟を決めたのか息を吸って全員に聞こえるように発言した


「この方の本業は・・・自衛隊員です!!」


「これ以上争うのはやめてください!! 戦争になってしまいます!!」


「では改めて自己紹介です。航空自衛隊のマサル・ヤシロ 階級は三等空佐、別称少佐です」


少し怒り気味に本業の身分証を上に掲げて正体をバラす。反応は?


「『・・・え・・・?え〜〜〜!!??』」


「言う事は!?あるだろ!俺に!!」


「『申し訳ありませんでした!!!!』」


やはり全員土下座した。そらそうだろ。自衛隊の権利は一国の王すら越えるからこの場で裁く事もできるしな ・・・おい服が汚れるぞ〜



やっと事態が収拾し始めたようだ


「そのままでいろ」


「まずそこの厳ついやつ」


「はい!」


さっき初めに喧嘩吹っかけてきたやつだ


「こんな奴が門番とかこの街の衛兵はダメだな。この門番をクビにしろ。こんな調子ではまた起こすからな下手なトラブルを。そして門番を恐喝罪でしょっ引け!罪の重さはそちらに任せる」


「はっ!」


元気よく衛兵が返事する


「次、見物したやつ」


「は、はい!」


「次見物したらしょっ引く。最低でも止めるなりなんなりしろ。したらしょっ引かない」


「はい!」


「最後学生、教師、残りの門番」


「『は、はい!』」


「全員1週間の謹慎処分にする!いいな?」


「『はい!』」


「それとお前とお前」


さっき立たせた2人だ


「お前は今日だけは門番続けろ。そしてこの事を領主、国王、衛兵など上のやつに全て細く説明しろ。良いか?捏造とかしてみろ?次はお前がしょっ引かれるぞ?」


「はい!」


「次にお前だ。お前はこの事を学園に伝えろ!あとはこれだな。これで服を洗え。あっ悪いお前に渡し忘れたな」


「いえいえ!」


門番と学生に服の洗濯料を渡して最後に


「この場は解散とする!」


「『はい!』」


と言い解散した。


その後、門を問題なく(いや正確には大有りだが)門を通り抜けた


「いや〜 すっきりしましたね。あとあの厳つい門番はトラブルが多く他の人からも嫌われたのでクビにして正解でした」


「いや、お前さっき門番に変なこと言ったろ。あれでああなったからな?どうする?今裁くか?」


「いえいえ、ご勘弁を。もうあんな事はしませんから。詫びとして今回の運賃は結構ですので」


「いや そこは払う適正価格でな」


「流石の自衛隊。律儀ですね。っと着きました。ここがメインストリートです。」


「ああ 助かった。ではな」


「はい。では またのご利用お待ちしております」



次の拠点はラローツ。魔法学園のある都市だ。初めは前途多難だがこれはこれで醍醐味だろう。


学生の会話


「ねえ、聞いた?」

「何を?」

「あれよあれ。ほら自衛隊がこのラローツに来て早速喧嘩吹っ掛けられたって話だ」

「うん、聴いた聴いた。衛兵と門番と内の教師と実力のある生徒が全員の総攻撃したにもかかわらず、こっちが負けちゃったのでしょう?あれはね〜 しょうがないよ〜相手はあの『喧嘩吹っ掛けたら街どころか国が崩壊する』『その場で裁くことが出来る程の権力を持つ』などと言われている自衛隊だからね」

「そうだよね〜 お陰で今学園もその自衛隊が出した処罰に追われててんやわんやらしいよ?クラスによっては自習にするしかないクラスも出てきたしどうなるのかな?ウチの学園」

「でも処罰は1週間でしょ?なら大丈夫だって。あとあの自衛隊の人、暫くラローツに留まるって言ってるからなんか複雑だよね」

「そうだよね。安全になるし治安も良くなるけどね。一回喧嘩しちゃったからね。ま 私は傍観しているよ」

「それしかないよね」



学生の間でも実際に起きた噂として広まっているそうです。流石学生恐ろしい!!



次の更新も未定です。

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