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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
87/263

隣国への訪問

国名は・・・すいません。一旦省略します。


ご注意ください

隣国への訪問




一国目



「いや~~。今日もいい天気ですね先輩」


「確かにな~~。こういう時は訓練とか忘れて日向ぼっこでもしたいな~~」


「良いですね~~・・・って先輩、何か聞こえません?」


「?この国は戦時中ではないぞ?何かの聞き間違えではないか?」


「でも何か聞こえますよ?結構重量のある音が」


「?・・・・・確かに聞こえるな・・・こっちに来ている?」


「・・・見たいですね・・・一応応援呼びますか?」


「そうしてくれ。詰所は分かるだろ?そこに行って大声で『警戒態勢!!』と言えば来るだろう」


「分かりました。直ぐに呼んできます!」






「班長。飲み物、飲みませんか?」


「お?ありがとう。頂くよ。・・・ああ~~いい味だ」


「ありがとうございます」


「しかし班長。中々暇ですね~」


「まあ、無理もないだろう。別の国が戦争してから国境の警戒が高くなってしまったしな。その余波を避けるためにも、我々が居なくてはな」


「ですけど、ここまで暇ですと・・・。今は男は外で剣の試合、女は数人は外で訓練ですが、それ以外は暢気にお眠りですよ?」


「まあ、疲れたら休むようには指示しているからな。今くらいは良いだろうよ」


「そうです『班長!!皆さん!!警戒態勢です!!』!?」


「『何!?』」


「おい!!女性陣を起こせ!!警戒態勢だ!!」


「はい!!」


「お前ら!!一旦訓練は中断だ!!警戒態勢に入れ!!」


「『!?おう!!』」



「状況は?」


「道の向こうから変な音がこちらに近づいてきます!」


「?変な音?」


「はい。人とかかな?と思ったのですが、その割にはかなり重い音です」


「魔獣か?」


「いえ、魔獣でしたら鳴き声などがするはずです。それは聞こえませんでした」


「・・・怪しいな・・・狐族と猫族が先行しろ。鳥族などは飛行して上から探れ。それ以外は出動だ!副班長と君達数人はここに残って、ここが突破されたら高速伝書鳩で王などに送れ。送ったらここで時間稼ぎだ」


「『了解!』」






「班長!お疲れ様です!」


「どうだ?」


「まだ見えません。ですが確実に近づいています」


「そうか。犬の耳を持つお前が言うのだからな。お前らもどうだ」


「私達も音を拾いました。確かにかなり重いです。ですが魔獣でもないのは確かです」


「そうか・・・なら全員戦闘準備だ!」


「『はい!!』」


「鳥とかは・・・どうだ?それ次第だ・・・」


「あっ、降りてきました」


「どうだった?」


「それが・・・」


「どうした?早く答えろ!!」


「どうした?何故そんなに震えている?まさか襲撃か!?」


「大丈夫。俺が答える。君は一旦心を落ち着かせろ」


「・・・」


「彼女どうした?あんなに震えて。何かに怯えているように見えるけど?」


「いや、正直俺もあんなになるのも無理もないと思うぞ」


「?どういう事だ?」


「それは・・・あ、来たな。今来る奴らを見れば分かるはずだ。何故彼女があんなに怯えていたのかもな。最低でも言えるのは敵ではない。寧ろ味方だ」


「そうか。なら警戒態勢に戻れ。ただし警戒は怠るな」


「『了解』」





「・・・は?」


「あれって・・・」


「そうだ。今回の訪問者?は、日本国自衛隊だ」


「『嘘~~~!!』」


「え!?何しにここへ!?」


「そこまでは知らん。そこは君達が聞いてくれ。俺には無理だ」


「えっと・・・」

「その・・・」

「何ですか・・・」

「・・・」


「君達の言いたいことは分かる・・・俺が行けってことだろう?」


「『はい・・・』」


「はいはい。行ってくるよ・・・」





「すまん。急な訪問痛み入る」


「どうかしましたか?」


「至急、王に取り次ぎたい。今日は王って開いているか?」


「・・・そこは我々は判断できかねますので、そのままの足で首都に向かってください。門番には伝書鳩でお知らせします。あとすいません。直ぐそこの門まで乗せてもらえませんか?どうしても門番している者にも伝えたいので


「分かった。乗れ」






「班長?彼らはなにか用があったのですか?」


「国王に会いに来たんだと。それも至急」


「『し、至急!?』」


「日本国が至急ですか!?それって結構不味い?ことなんでしょうか」


「不味いかどうかは分からんが、あの彼らが至急って言っていたんだ。それ相応の事だろう。兎に角今は通常業務だ。副班長、伝書鳩は飛ばしたか?」


「はい。もう既に飛ばしました」


「彼女の具合はどうだ?」


「大分落ち着いてはきました。ですが本日の訓練などの参加は出来ないでしょう」


「まあ、仕方ない」





「・・・ふう。流石に疲れたな」


「お父様。私です。そろそろお昼ですし、食事でもどうですか?」


「?確かに日が真上だな。そうだな。食事でもしよう」





「こちらが本日の食事でございます」


「ありがとう」


「お父様!どうだこれ!!」


「おお。我が息子よ。どうした?そんなに泥だらけになって」


「どうよ!!初めて魔法が出来たんだ!!」


「お?それは凄いな。将来は有望か?」


「へっへ~」


「あなた。確かに子供は可愛いですよ。私も嬉しいです。けど、あんまり甘やかしすぎでくださいね?」


「分かってますよ」


「それによ。息子よ。流石に泥だらけは良くないぞ。洗ってもらえ」


「・・・は~い」


「分かればよろしい。さてと・・・・」



ガシャーーーン!!!



「何だ?」


「どうしたのですか?近衛兵。そんなに慌てて?」


「メイドさんもびっくりしていますよ?」


「す、すいません・・・ってそれどころではない!!王!!だ、大至急ご報告したいことが!!」


「なんだ?」


「東方面の国境付近からの連絡です!!『王に至急取次願う訪問者がいます。訪問者は日本国自衛隊です。お願いします。国境警備副班長』だそうです!!」


「『何!?』」


「何故日本国が・・・」

「しかも彼らが至急って・・・」

「どうしたんだろう・・・」

「え?何が起きるの・・・」


「お前ら落ち着け!!今はまだ国境警備からの連絡だ。まだ時間はある筈だ。衛兵長!話は聞いていたな?東から自衛隊が来たら直ぐに引き継げ。間髪入れるなよ。次いでに部下たちにもこの情報を伝えろ。あと、部下の一人を使って宰相を大至急呼び出せ」


「は!!」


「使用人は直ぐに今取り掛かっている仕事を中断し、自衛隊に最大限のもてなしをせよ」


「『はい!!』」


「家族よ・・・すまんな」


「良いですよ。しかし、まさか自衛隊が来るとは・・・」


「ええ。お母さま。しかもあの彼らが至急というほどですから、何かある筈です」


「そうだな。絶対に何かある筈だ。・・・そうだ。君達も一緒に同席するか?」


「え?良いのですか?」


「ああ、最も彼らが良いというかどうかは分からないがな」


「それでも同席させてください!」


「分かった」



「王!宰相が到着しました。それと同時に日本国も到着しました!!」


「よし。直ぐに通せ!応接間に案内しろ!」


「はい!!」





「急な訪問、申し訳ない」


「それは構わない。本題に入る前に軽く軽食とかはどうだ?」


「いや、用が済んだら今日は退散するから、大丈夫だ」


「今日?明日とかにもまた来るのか?」


「そういう事だ。お茶はその時にでも」


「そうか。分かった。して?今回はどんな用だ?」


「王、というか、この場にいる全員に問う。使用人も含めてだ。隣国の貴族国を君達はどう思う?その方の解釈で構わない」


「貴族国か・・・。正直悪い印象しかないな。余も何回か色んな意味でだまされたこともある。他の者はどうだ?」


「そうですね・・・。自分、宰相の立場としてもあの国には怨念しかありませんね。個人的には今すぐにでも滅んで欲しいところです。あ、国民は除きますよ?流石に彼らに罪はありませんので。相談役はどうですか?


「儂も同じじゃ。儂なんか色々手助けしたにも関わらず、見返り無しじゃ。別に見返りが欲しいのではなく、ただ単にお礼の品でも良かったのじゃが、それすらないからのう。儂も滅んで欲しいところじゃ。勿論宰相同様、国民に罪はない。寧ろ被害者じゃからな」


「私、王族としても同じですね。しかも彼ら、お父様はご存じなのですが、私は何度か暗殺に巻き込まれたり、偵察という名目で、下着すら盗られたこともあります。しかもその指示したものがまさかの国王や貴族審議会といったところですよ?信じられますか?更には、これは貴族国からの暗殺者からに情報なのですが、彼らは容姿や学歴で自分の息子娘を婿や嫁に差し出すように仕向けたり、自分の愛人にしようとしていたのです。その暗殺者は私にも暗殺を指示されたようなのですが、暗殺が嫌なので保護して欲しいと頼まれたので、今は安全な場所にて静かに暮らしています。挙句の果てには公務と称して誘拐や強姦もあるという事です。強姦に関しては未遂で済んでいますが、それでも彼らのやることは残忍すぎます。これは、私だけでなく、ここにいる使用人や私の友人も同じです。私としてもさっさと地獄に落ちればいいと思っています。・・・暴言失礼しました」


「先程、お嬢様が述べたとおりですね。私達使用人も同じです。しかも聞いてください!こちらの執事はかなりの手練れなのですが、こちらの執事なんか何度も暗殺の標的にされているのですよ!?まるでこの執事を暗殺すればこの国も奪い取ったのも当然と言わんばかりの様です!!彼らのすることは動物ではありません!!動物以下です!!」


「専属メイドよ。その辺で。確かに私も同じ意見ですね。私も何回か巻き込まれていますし。そして聞いてくるのですよ。いや、聞いてくるではありませんね。脅しですね。『さっさと吐かないとお坊ちゃまやお嬢様が消える』とかなんとか。私はここにいる近衛兵や兵士を信じていますので、吐きませんでした。ですが、それで飽き足らなかったのか、私に矢を飛ばしてきたんですね。回避はしましたが、彼らのやることはただの独占ですね。私も皆さまと同じ意見です」


「そうか。分かった。では、その貴族国が明日にでも滅ぶ可能性があるとしたらどうします?」


「『?』」


「どういうことだ?可能性って・・・」


「単純だ。四日前から流石に俺達も堪忍袋がキレたので、こっちも潜入したのさ。具体的には貴族国五大公爵のうち、二大公爵家に潜入してな。そしたら不正やらなんやらわんさかわんさか出やがったのさ。それで確定したんだ。明日にでも貴族国へ乗り込む気でな。丁度明日は貴族審議会の公開日だしな。その日を狙って暴露することになっているという事さ」


「『!?』」


「お主、それは本当か!?であるなら余は全面的に強力するぞ!のう!?皆の衆!!」


「『勿論です!!』」


「まあまあ落ち着け。だから明日もう一回こっちに来るという事だ」


「そういう事なんだな。これは見ものだな」


「だが君達だけというのも国民に悪いだろう。そこでだ。俺達がそこの風景を映し出せるものを用意するから、それを君達はここで、国民には大広場で映し出す。今日はその許可を取りにここへ来た」


「そういう事だな!よし分かった。許可しよう!!皆も良いな!!」


「『はい!!』」


「よろしい。では頼むぞ」


「おう。あ、あぶり出しは平気か?もしかしたら密かに貴族国から援助している輩もいるだろう。そこはどうする?」


「そうだな・・・」


「王、自衛隊殿、そこはこの相談役が買って出るのじゃ」


「相談役、何かあてはあるのか?」


「あてはあるのじゃ。じゃが人数が恐らくは足らん」


「そうか。なら表にて出してくれ。それで兵を出す」


「助かるのじゃ。これがその表じゃ


「・・・結構いるな。これだと一割が加担しているという事になるな・・・」


「あくまでも可能性じゃ。これで潔白ならそれで良いが、全部となると・・・」


「もしかしたら、兵が足りなくなるかもしれんな・・・しかも上級貴族やお役人などとかになると、その領地でその領地独自の兵もいるから、これが厄介だな・・・」


「ならこっちから出すか」


「え?いいのか?自衛隊よ?」


「構わん。十万人必要なら、それでも出そう」


「『じゅ、十万人!!??それは流石に、いらない(です)(のじゃ)!!下手をすれば我々(私達)が滅びる(ます)(のじゃ)!!』」


「ま、冗談はさておき。そういう事だ。ま、これくらいなら百人いれば良い方だろう」


「すまん。助かる」


「そういう事だ。んじゃ、今日は帰る。また明日の昼過ぎに来る」


「分かった。頼むぞ」


「ああ」





「聞いたか?あいつらが堪忍袋がキレたってよ」


「ええ。それがまさかこうなるとは・・・」


「ですが、これで貴族国は・・・」


「そういう事じゃ」



「『自衛隊(殿)(様)頼みます』」








二国目




ウーーーウーーー!!!ピーポーピーポー!!!



「止まれ!この先は立入禁止だ。立ち去れ!!」


「すまんが今回はそういう訳にもいかん。至急、女王に取り次いではくれないか?」


「こっちもそうはいかん。約束が無い者追い返すのが我々でな。さっさと立ち去れ!」


「ならこれを見てもそうは言えるか?」


「何を言って・・・!?え!?・・・失礼しました!!い、一旦ここでお待ちください!!」


「分かった」







「急げ!!急いで女王様に取り次がないと!!」


「あ、門番さん。あの・・・」


「すいません下女さん!!今は手が離せません!!」


「おお、門番さん、昨日は・・・」


「すいません料理人さん!!それは後で!!」


「これはこれは門番さん。どうですか・・・」


「すいません兵士さん!!お話は今度!!」







「女王様。紅茶が入りました」


「ありがとう。頂くわね・・・おいしいわね。良い茶葉でも入ったの?」


「今回はちょっと違う茶葉を淹れてみました。お口に合いました?」


「ええ。結構よ。暫くはこれが良いわね」


「恐縮です」


「さて、もう一口・・・」


「女王様!!」


「ブブッ!!・・・あちゃ~。吹いちゃったわ・・・」


「直ぐにお拭きいたします。どうしたのですか?女王様の紅茶を優雅に飲用しているところを邪魔して」


「ゴホッ・・・そうよ・・・どうしたのよ。変な理由なら追い出すからね?」


「すいませ・・・ってそれどころじゃない!!!」


「どうしたのよ・・・そんなに大声出して・・・この場にいる皆が驚いているわよ?」


「?あ、宰相に相談役に各宮廷使い様に臣下様に大学教授様!!丁度良かった!!今門のところで大至急女王様に取り次ぎたい者がいます!!」


「誰よ?言っとくけど今回この方たち以外は約束していないわよ?まさか、また私に求婚やらなんやらしている方ではないでしょうね?」


「いえ、その方ではありません!!非常に大事な方です!!この場にいる全員が知っている方です!!」


「・・・誰?」


「これを聞いたら直ぐにでも動きますか?」


「相手に寄るわね」


「でしたら直ぐに動いてください!!今回の訪問者は



日本国自衛隊



です!!!今、門で待機してもらってます!!」


「『・・・・・』」


「『な、何ーーーーー!!!!』」


「な、何故それを直ぐに言わないのよ!!!」


「だって女王様が『相手に寄るわね』と・・・」


「けど、まさか日本国自衛隊が来るとは誰も思わないわよ!!!良いわ。直ぐに案内しなさい。ここで話を聞くわ!!みんな、申し訳ない!!一旦食事会は中断するわ」


「女王様、気にしないでください。我々も笑いながら話を聞いたら、まさかですもの。仕方ありません」


「ええ。気にしなくて大丈夫です。それより、彼らを何とか対応しないと不味いかと。我々の事は一旦置いといて構いませんので」


「申し訳ございません。この埋め合わせはいつか。それより、君達!!直ぐに案内ともてなしを!!」


「『はい!!』」







「お待たせして申し訳ございません」


「いや、こっちも済まないな。どうやら食事会を邪魔したようだ」


「それは構いません。ですが、私が言うのも何ですが、彼らも同席して構わないのですか?」


「構わん。寧ろ皆に聞いて欲しいくらいだ」


「そうなのですね。分かりました。それと申し訳ございません。もてなしが間に合わなくて」


「それも構わん。事前にこっちに来る約束をしようがしまいが、どっちにしろもてなしはしなくていい、と俺達は言うからな。構わん」


「そうですか。でしたら聞かせてください。今回の訪問はどういった理由で?」


「まずは君達に問おう。自己解釈で構わんから、隣国の貴族国に対して、君らはどう思う?」


「・・・自己解釈で構いませんか?」


「構わん」


「でしたら皆の意見を代表しましょう。ハッキリ言ってクソです!クソ以下です。貴族国の連中、私に媚びを売って私達の国をどうにかしようと躍起になっています。それで何人か騙されています。しかも、自己中心的で、私やそちらの相談役、宮廷医師、大学教授に一方的に求婚し、挙句には『私とともにすれば国も安泰だろう。逆に共にしなければ国は混乱などに陥るだろう』と脅しまでしてきたのです!!勿論使者を送って抗議はしたのですが、まさかのその帰り道に暗殺を送り込まれて数人以外は暗殺されるという、政界のくせして考えられない行動を取るのです。ですので、今、貴族国との国境は凄腕の兵士達に警備を固めています。これ以上は胸糞悪くなるので話すのをやめますが、私の意見に反対はいないでしょう。寧ろ見てみたいくらいです」


「・・・あんた可憐な顔かつ容姿が抜群なのに、結構恨みを持つものなんだな・・・」


「!?い、いえ・・・ですがこれくらいの事をしてきた貴族国に呆れ以外ありません」


「そうか。まあいい。その貴族国が明日滅ぶ可能性があるとしたら、どうする?」


「?どういうことですか?」


「別に?簡単な話だ。実は一か月前に異世界なんだが、そこで賄賂や殺人未遂の事件が起きてな。そいつらは逮捕したんだが、その首謀者達がこの世界の貴族国の公爵家の子息と子女と分かってな。それで流石に貴族国の貴族国の公爵家の子供がこれだと、親も同じか?と思って四日前にこっちから二人派遣したんだ。その時、二人は両公爵家に潜入した結果、多大な証拠が出たんだ。んで、明日貴族審議会の公開日だから、その日にこっちが集めた証拠を暴露、蹂躙までしようか、というところまで来ているってことだ。蹂躙は、流石にしないがな。まあ、そういう事だ」


「てことはですよ?明日にでも滅ぶ可能性が?」


「あるという事だ。あくまでも可能性だがな」


「十分ですよ!!これを私達は待っていたのですよ!!ね!?」


「『はい!!』」


「う、うん。すごい迫力だな・・・。少し引くぞ・・・」


「あ!?ごめんなさい・・・」


「まあいい。そういう事だから、今日はこの告知に来ただけだからな。明日の昼過ぎにまた来る」


「あ、あの!」


「何だ?」


「その、貴族国の様子を見せることって出来ませんか?どうしても現地に行くのは、抵抗がありまして」


「別にそれも心配いらん。俺達がその時の風景を映し出せる物を出すから、それで見れば平気だろう」


「そんなことが可能なのですか?」


「あんたの気持ちもわかるぞ大学教授。普通に可能だ。勿論ここだけでなく、国民にも見せることは可能だ。つまり複数映し出せるという事だ」


「凄い・・・。これが自衛隊・・・いえこれが日本国の力・・・」


「感心するのは後にしてくれ。兎に角今日はそれだけだ」


「ありがとうございます・・・。これでこの国も安心します。どうか彼らに裁きを」


「・・・それは出来ない相談だ」


「!?どうしてですか!?貴方達が裁けば良いのでは?」


「今とかその時は良いだろう。けど今後の事を考えると俺達が裁くのは寧ろデメリットしかない」


「というと?」


「今だけ裁いたら、貴族国は滅ぶだろう。だがその後の難民や国土の割り振りは残念ながらしない。出来ないのではない、しないのだ」


「何故ですか?」


「俺達は相手の合意やら同意を得て国土を割り振ったりする。けど裁いて滅んだら?」


「合意が取れなくなると。けどしたら日本国で占有してはどうですか?」


「そこは今度は出来ないになってくる。それは我々ではなく、本当の日本国政府が判断することになる。そしておそらくそこに予算は注ぎ込まないだろう。となると」


「私達で決めるのが一番と」


「話が早くて助かる。滅んだら隣国同士で話し合え。そういう事だ。けどさっさと決めたほうが俺達的には良いと思うぞ?」


「どういうことですか?」


「・・・あんたは相談役だろう。これくらいの事で分からないでどうする?これも簡単だろう。さっさと決めないとまずは貴族国の二の前の様に戦争になる。次に土地が荒れる。それは良いだろうが、別の場所で何かの拍子で魔物が氾濫したり、ダンジョンから魔獣などが溢れたりする。そうなると今度はそこに兵士を注ぎ込み、国も疲弊する。そして最後には国同士で責任の擦り付け合いが始まり、はい貴族国の二の前の国が完成、になるぞ。別にダンジョンが出来てもそれを制御出来れば良いが氾濫すると・・・もう分かるな?」


「・・・ええ・・・」


「そういう事だ。証拠を公開してその後貴族国が滅ぶかどうかはその時次第だ。けどその先は君たち次第だ。分かったか?」


「はい・・・。何とかしてみましょう!!」


「その意気だ。頑張れよ。可憐で聡明な女王様」


「あ、あの」


「今度は何だ?」


「・・・予定が空きましたら、一緒に・・・何処かへ食事や観光は・・・どうですか?」


(女王周辺の方)「『!?』」


(自衛隊)「『・・・』」


「女王様・・・相手は日本国自衛隊ですよ・・・女王様が向こうに割りに合いませんって・・・」

「そうですよ女王様・・・流石に失礼ですよ・・・」

「一旦同性同士、話し合いませんか?」


「自衛隊の方は驚きませんね」


「まあ、その人の自由なので自分らからしてみれば『勝手にしろ』というのが我々自衛隊の意見だ」


「そ、そうなのですね・・・」


「その、貴方達って結構冷たいのですか?」


「時と場合に寄りますが、この場合は冷たいのではなく、淡泊ですね」


「そうですか・・・」


「それで、お返事を頂けますか?」


「・・・行くぞ」


「『はっ』」







「行ってしまったわ。返事も頂けずに」


「女王様。貴女の淡い恋心は分かりますよ。ですがもう一度考えてください。貴女が求婚した相手は、あの日本国自衛隊ですよ?彼らも今は任務で来ているのです。それで求婚とか・・・」


「女王様。彼の"沈黙"という答えは、正解ですよ。今求めても仕方ありません」


「女王様。お気を確かに。確かに彼女たちの言う通りです。今求婚しても場違いです。まあ、求婚しても表情すら変化させない自衛隊も自衛隊ですが・・・」


「凄いよね~。女王様って結構可愛くて綺麗で華奢で色白の透明感のある肌なのに、誰一人なびかなかったもんね~。逆に感心してしまうわ。そう言えば君、財務大臣の息子よね?彼らと何話していたの?」


「・・・構いませんが、ショックを受けないと約束しますか?」


「・・・いや、止めておこう。ショックという単語の時点で察するわ。女王様、そういう事ですよ。彼に女王様の気持ちは届きませんよ」


「・・・いえ、それでも聞くわ・・・話してちょうだい」


「・・・女王様。その涙を見せられると、敵いません。分かりました。彼らはこう言っていました。自分が驚愕しないんだと発言すると『まあ、その人の自由なので自分らからしてみれば『勝手にしろ』というのが我々自衛隊の意見だ』ということ。そして反応が明らかに無いように見えたので引き続き聞きました。冷たいのですか?と聞くと『時と場合に寄りますが、この場合は冷たいのではなく、淡泊ですね』と答えました。つまり、女王様は眼中に無いという事になります。彼らが表情を変えないのも納得します」


「自衛隊がそんなことを・・・」


「これは初めてですね・・・。女王様から求婚なんて今回が初めてなのに・・・」


「それを一蹴ですか・・・」


「・・・」


「女王様?」


「・・・ぐすっ・・・しくしく・・・」


「『女王様・・・』」


「・・・ここは女性たちに任せた方が良さそうですね。相談役、我々男性は一旦席を離れます」


「・・・ご配慮ありがとうございます」






これを残りの二ヶ国、貴族国に隣接する合計四ヶ国を回り、予告を終えた

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