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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
84/261

王都へ・・・の前に・・・

視点はヘビーになります。


なお今回は会話シーンのみとなります。

王都へ・・・の前に・・・




「おいお前ら!いつまで付いてくるんだよ!!」


「『・・・?なんとなく?』」


「答えになってねえ!どこまで付いてくる気だお前ら!!」


「『・・・?なんとなく?』」


「だから!?答えになってねえって言ってるだろうが!!」


「ねえヘビー・・・こいつらって何?」


「こいつらな・・・どこから話すか・・・少し長くなるが良いか?」


「まだ時間はあるから大丈夫だと思うけど?」


「なら俺が任務遂行したところからだな。任務を遂行した後、森の中を歩いていたんだ。暫く歩いていたら夜になっていていつ敵と鉢合うか分からないから、休憩しようと思って休憩できる場所を探したんだ。でな?休憩できる場所を見つけて休んだのは良いんだ。


問題はここからでな・・・。来る度来る度魔物やら盗賊やらが俺の休んでいた場所に集まりやがって、こいつらが討伐したのは良いんだが、運悪く体力が尽きたらしい。それは良いが、最後貴族国軍の兵士らがこいつらのところに来て、挙句には敵兵とこいつらの叫び声で完全に俺がキレたから、貴族国軍の連中を全員始末した訳だ。声を上げたこいつらも始末しようと思ったが、敵兵士をまとめて潰したあたりから大人しくなったから、続けてそのまま休んでいた。


その後休憩が終わって離合ポイントに向かったのは良いが、後ろを振り返るとこいつらが付いてきて、ここまで至る訳だ。初めは行き先が同じだからか?と疑ったが、途中から俺に付いてきていると分かって『いつまで付いてくる気だ?』と言ったら?」


「・・・察した。ここまで流れた、という訳ね」


「そういう事だ。全く・・・どうしたものか・・・」


「ねえ。何か原因があるのじゃない?」


「原因?何がだ?」


「この人たちが付いてくることになった原因または要因」


「知るかそんなもん・・・あったとしても、俺がまとめて始末したから『この人に付いて行けば何とかなるのでは?』とかだろうが、それ以外は知らん。因みに差別ならない筈だぞ。まあ、俺が行ったことのある星または世界になるがな。現にこの冒険者たちだって多種族みたいだしな」


「そうなのよね・・・。亜人差別、獣人差別なら分かるけど・・・私も知る限りでは無いし・・・どうしたものやら・・・」


「だからさっきからこいつらに聞いている『いつまで俺に付いてくる気だ?』の返答は『・・・?なんとなく?』だ。埒が明かん」


「ねえ。君がどこかの国に属していることは言った?『任務でここにいる』ことも」


「それも既に言ってある。次いでに冒険者でもないこともな」


「ならどうする?流石に国名は言ってないよね?」


「当たり前だろ。それで密偵に見つかったらどうするんだ?」


「そうよね・・・。なら保護する?任務に支障をきたす意味で」


「それで引き受けてもらえるのか?」


『・・・こちらHQ。まあ、任務に支障をきたすなら保護しよう。送れ』


「いいのか?それにどうやってだ?ワームホールでも生成する気か?送れ」


『まあ、それしかないだろ。今からワームホールを生成するから。その場で待機しろ。送れ』


「・・・了解。アウト。ってことらしい」


「引き受けてもらえるんだ・・・。それならまあ良いかな?」


「おいお前ら。いい加減付け回されるのはごめんだから俺の仲間を呼んでおいた。そいつらと一緒にここを去れ。今は保護するが、任務が終わったらそこからも去れよ」


「『・・・はい』」


「まさかこいつらはどっか精神でもイカれたか?」


「さあ・・・それは精神鑑定に出さないと分からないけど、その方法は必要ないんじゃないかしら?」


「だろ?」


「遅くなりました。お久しぶりです。ヘビー」


「おお。久しぶりだな!・・・今は任務中だから名前は呼べないから勘弁してくれ」


「構いませんよ。それより、保護対象は?」


「こいつらだ。頼めるか?」


「構いませんが、何故こんな大人数に?」


「俺が聞きたいくらいだ」


「・・・了解しました。では預かりましょう」


「おい。今度空いたら、また飲みにでも行こうぜ!あいつらも呼んでさ!」


「・・・ふふっ。本来であれば煩い存在なのに、確かにあいつらがいないと始まりませんね。良いでしょう。その時は私も呼んでくださいよ?」


「勿論だ。では頼んだぞ!」


「はい。お任せください」




「よし、これで不安要素は無くなったから、これで向かえるな」


「ええ。そうですね。ところでどこであんな可愛い女性を?」


「?あれ?あれは嫁さんだ」


「!?嫁さん!!え!?ヘビーって既婚者でしたか!?でも指輪は・・・」


「ああ。付けていない。まあ、今は任務中ってこともあるが、一番の要因は、俺の薬指に指輪がはまらなくなってしまったことだな。だから今は外しているが、ネックレスに指輪を通している」


「そうだったのですね・・・って確か彼女には姉妹が・・・」


「ああいるぞ。勿論全員自衛隊または外務省にいて既婚者かつ俺の嫁さん含め全員子持ちだな」


「嘘・・・。憧れの人が・・・まさかの人妻でしかも・・・旦那様が、ヘビー?」


「憧れ?何?先輩とか?」


「いいえ。指導してくれたのですよ。その隊で。その時の指導官が」


「俺の嫁という事か?」


「そういう事ですよ・・・はあ・・・」


「?どうした?」


「いえ・・・やる気は起きませんが、任務を続けましょう・・・」


「?よくわからないけど、良いか」


「一つ質問良いですか?」


「何だ?」


「何故久しぶりなのですか?家族なら最低でも家庭内で会うはずですが?」


「ああ。嫁さんな?暫く別の世界で合同訓練としてその世界に行ってたんだ。それがこっちに来たという事は、その訓練は終わったのだろうな」


「なるほど。それで久しぶりなのですね」


「そういう事だ」


「・・・」






何でこいつはこんなにしょげているんだ?憧れ以外で感情でも持ったか?

明日は更新出来ません。


ご了承下さい

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