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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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移動(ヘビー視点)

移動(ヘビー視点)




さて、マニーと別れた俺は一路バンゲーカー公爵家領地に向かっていた。その道中も中々のものである。絶賛今も目の前で


「国軍兵士がそっちに行ったぞ!!」

「なら罠を仕掛けろ!!次いでに足止めもしろ!!」

「こっちなら誘いやすいぞ!!」

「よし!そこに落とし穴だ!!」


「いたぞ!!こっちに民兵がいたぞ!!」

「誰か中継基地に連絡とって応援を呼べ!!」

「ダメです!!中継基地が何者かによって破壊されています!!」

「何!?ならここで仕留めろ!!ここで逃すな!!」


と、このように陰で隠れている俺を横目に、絶賛交戦中である。勿論俺は誰にも見られないように、枝の上で隠れているがな。しかも光学迷彩が稼働中なので、仮にエルフ達がいても怪しまれないからな。

お?どうやら動きがあるようだ


「おい!!炎か爆発系魔法で敵をなぎ倒せ!!無いなら毒矢でもいい!!」

「準備できました!!いつでも行けます!!」

「タンク!!爆風に備えろ!!そして反撃に備えろ!!」

「分かりました!!おいお前ら!!前に行け!!」


「爆発系魔法がきます!!」

「魔法系持ち!!シールドを敷け!!弱体化程度で良いから敷け!!」

「衝撃に備えろ!!収まったら毒矢を放て!!」

「全力で守れ!!来るぞ!!」


ふむ。どうやら爆発系魔法で敵を倒すみたいだな。本来なら加勢したいところだが、敵味方分からずに加勢すると後々『敵でしたー』となると任務にも関わるからな。ここは安全地帯まで下がるか。では。おさらばです。



ドーーーーーーーン!!!!



どうやら爆発したみたいだな。出来れば惨状は見たくはないからそこは迂回だな。これが領地まで続くのか。中々長い道のりになりそうだな。さてと、進むか。




暫く進んだのは良いものの、今度は


「隣国兵が襲撃を掛けてきました!!」

「何!?敵は今どこにいる!?」

「隊長!!敵はあそこにいます!!」

「クソ!!我々は今襲撃されている!!全員備えろ!!」


「貴族兵ども!!出てこい!!殺してやる!!」

「いつでも来い!!具兵ども!!」

「部隊長!!敵兵に動きありです!!間もなく来ます!!」

「よし!!全員!!突撃!!」


国同士の戦いに巻き込まれてしまったらしい。てか隣国兵は獣人もいるみたいだな。貴族国とは大違いだな。最も向こうは渓谷の下でこっちは渓谷の上の更に木々の上だがな。おっと、後ろから反応があるな。さっきの隣国兵の仲間か?


「隊長。準備が整いました。いつでも火矢と毒矢を貴族国兵に撃てます」

「よし。なら放て。我々は隣国兵協力の傭兵ではあるが、貴族国兵は討たなければならない」

「いつまでも貴族国の好き勝手にはさせませんよ」

「我々も隣国が無ければ家族にも会えないからな。これで少しは役に立つか?」


どうやら民間の傭兵みたいだな。しかも話聞いただけだと傭兵も隣国所属みたいだな。まあ確かに耳の良い猫族と狼族もいるしな。てかこっちの傭兵には男勝りの女性もチラホラいやがるし。まあいいや。ここは俺もどうなるか見届けるか。

お?戦闘が始まったようだ


「副隊長!!渓谷の上からも矢が飛んできます!!」

「クソ!!どこからこんな伏兵を呼んできた!?弓兵!!渓谷の上にも敵がいる!!撃て!!」

「ダメです!!押し切られています!!」

「どうでもいい!!とにかく凌げ!!」


「傭兵が協力してくれている!!ここで一気に攻めろ!!」

「弓に間違えて当たるなよ!!」

「前へ!!とにかく前進しろ!!」

「弓兵!!可能な限り弓兵か統率しているやつを撃て!!」


どうやら結構隣国兵が攻めているようだな。結構押し切っている。そりゃ三方向から矢や剣が来たら押し切れるか。けどふと思ったが隣国兵の数多過ぎない?軽く貴族国の2~3倍の数がいるぞ?マップで確認してみるか。・・・なるほどな。ここはもともと幹線道路だったのか。しかも隣国との国境も近いしな。だからこんなに送れるのか。これはどうやら決着がつくようだな?何で隣国兵の進行が止まったんだ?まだ貴族国の兵士はかなりの数がいるだろう?何故だ?・・・あぁ~。そういう事ですか。貴族国は高魔術士を使って隣国兵を倒しながら、地竜や翼竜を呼んで上から攻撃し始めた、という事ね。けど流石に黙ってはいないだろ?お?出てきたか?・・・って、出てきたのは高魔術士だけじゃないか。竜はどうするんだよ?そのまま攻撃か?・・・そのまま攻撃してるし・・・これは想定内と考えたほうが良さそうだな。



ギャーーーーーオーーーーーー!!!!




ブォォォォォォォォーーーーーーーー!!!!!




・・・何故こっちに火炎放射みたく火がこっちに来るんだよ・・・こっちは一般人(か弱い俺)が紛れているんだぞ!?その状態で来るかよ普通!?てか本当に翼竜??



「翼竜が火を噴いたぞ!!」

「退避・・・退避しろ!!」

「死ぬ・・・」

「ああ、神様・・・我々傭兵と隣国兵に加護を・・・」


何か人によっては神に祈りを捧げているし。このままでは俺も被害を受けそうだから、このまま火と翼竜と地竜をまとめて倒すか。面倒だけど。さてとまずは


【結解。耐久属性《火》】


本来はこれでも良いけど、流石にこのままだと勢い余って火が別の方に移りそうだから


【消化。威力ハイドロ


これでまずは火は消えるだろう。その証拠に


「火が・・・火が消えたぞ!!」

「おぉ神よ・・・感謝しますぞ!!」

「よし。このまま攻撃を続行だ」

「けど誰なんだろう?こんなにレベルの高い結解を大規模に敷くなんて並の兵士でも中々いないのに」


まあ急に火が消えたら驚くよな。んで次に


【束縛。威力レベル4】


これでまずは翼竜と地竜の動きを止めて


【移動制限魔法。制限《その場に固定》】


これで次に今飛んでいる翼竜をその場に留めておき


【強制暗示。暗示対象《翼竜》】


これでまずは翼竜に強制的に意識を飛ばし


【攻撃対象《貴族国兵》《地竜》《貴族国兵の高魔術士》】


これで貴族国兵に攻撃をしてくれる。貴族国兵連中は大混乱するだろうな。端から見れば寝返った、と思うだろうな。これで様子を見守るか


「よ、翼竜がこっちに炎を吐き出しています!!」

「何やっている!?魔物使いはゴミか!?」

「と、とにかく翼竜を倒せ!!」

「ダメです!!何十人も高魔術士に殺られています!!対抗できません!!」


どうやらうまくいっているみたいだな。これで隣国兵も動くだろうって、普通に動いていたわ。さてと、このまま見ても良いがそろそろ移動開始するか。っとその前に


「まあ、普通に考えればこの場所を特定されるな。そうだろ?隣国兵と同じ国所属の傭兵さん?」


「・・・何故分かった?」


「普通にバレバレだっつーの。まあ、俺もあれだけのことをすればこうなると分かっていたけどな。まあそれでも素早く来たのはあっぱれものだがな。まあ、今は地にいるから当然と言えば当然か。てか振り返ったけど何だ?その人数は?軽く100人は超えてないか?」


「そら当然だろう。これだけのことを出来る兵士は知らない。ましてや味方討ちする奴なんて猶更な。これだけのことの実力を持っておいて小規模の人数だと歯が立たない恐れもある。だからこれだけ用意した。まさか貴様もこれだけのことをしておいて『私は無関係です』とは言わせないからな?時と場合によっては貴様を撃たなければならない。それが味方を国を守る義務である」


「ほう?どこかしらの箱入り娘ではないな?本来女性ならこんな軍人みたいなことは嫌うと思っていたのだが、それは訂正したほうが良さそうだな」


「褒めているのか貶しているか、はっきりしないがこれが軍人なら当然だろ。さて話し過ぎた。ここらではっきりしようではないか。貴様は何者だ?はっきりしない場合はこの場で私副隊長に討たれるか我々に加わり貴族国を討つか、よく考えて決断しな?」


「その答えを言う前に質問させてくれ。あんたらは貴族国をどうしたいんだ?将来のことも含めてだ」


「そうだな。それくらいの事は答えよう。国としての判断は貴族国を解体し市民たちに幸福を与えると言っている。これ以上は我々には分かりかねるが、一個人としては国と同意見で、このまま貴族国があのままであれば、善良な市民たちは勿論我々の国も貴族国の連中も幸せは恵まれない。ここらで貴族国の甘い蜜を吸っているやつらを討ち、全容な市民たちに安心な暮らしを提供したいと考えている。これが一個人としての答えだ」


「それは他の兵士も一緒か?そして他の国も一緒か?」


「数国は一緒だが、この星の国も一緒か?と言われると流石に分からんが少なくとも我々はそう思っている」


「それは・・・そこの一部を除いて全員がそう願っているわけだな?」


「?一部ってどういうことだ」


「それは・・・こういう事さ。お前貴族国のスパイだろ?」


「な、何言っている?俺もこいつらと一緒だ!」


「ならその鎧の下に着ているものを見せてくれ?」


「そ、それは・・・」


「出来ないのなら・・・どうなるか分かるな?」


「・・・クソ!!【フラッシュ】」


「うわっっ!?」

「な、何が起きた!?」

「慌てるな!光で辺りが見えなくなっているだけだ!」

「何も見えない!!」


「・・・無駄だ。俺から逃げれるわけないだろ?そうだな」


「・・・・」


「・・・だんまりか。この光が晴れれば分かるぞ?」




「・・・何が起きた・・・っ!?」


「お?見えるようになったか?なら今こいつが来ている服にご注目~」


「服って・・・っ!?お前・・・・」

「お前・・・その服って」

「貴族国軍の服ではないか!?」

「裏切者!!」


「クソ・・・クソ!!」


「さてと、今俺に服を掴まれているこいつにお前らはどうしたい?」


「・・・殺せ・・・」

「・・・そうだ。こいつは裏切り者だ!!殺せ!!」

「殺せ!!こんなやつはいらん!!」


「だそうだから、どうする?副隊長さんに隊長さんよ?ここで殺しておくか?多分こいつは貴族国軍の密偵だぞ?案の定胸ポケにご丁寧に男爵の貴族バッチもあるしな・・・ほれ。まあこいつ自身もその男爵家の長男坊みたいだしな」


「・・・何故そこまで分かった?」


「それは教えられないな。再度聞くがどうする?兵士さんはこう言っているが?」


「・・・裏切り者は消しておくべきだな・・・副隊長、君がこの屑を処刑しろ。どうせ一人亡くしたところで影響はない。寧ろ本当に戦っているやつらが無念に感じるからな」


「承知しました」


「【束縛。レベル1。対象《裏切り者》】ほい。こいつに束縛魔法を掛けたから、こいつは今は動けないぞ。後はあんたら次第だ。俺もここで座りながら見届けよう」


「・・・裏切り者の選別には感謝するが、まだ貴様の容疑が晴れた訳ではないからな?」


「好きにしろ」


「そこの兵士達、こいつを取り敢えず見張れ」


「『はっ』」




「お前が裏切るとはな。道理で要領が良いわけだ」


「・・・クソビッチ!!お前なんて何処かの性奴隷か性魔物に食われてしまえばいっ・・・・(ジャギッ!!)」


「それ以上は喋るなクソ野郎!!」


「多少は膿出しになったろ?」


「・・・見ず知らずの男にこう言われるようであれば私も終わっているな。それはそうと、貴様のことは忘れておらんぞ?」


「そこは素直に忘れて欲しかったんだが、まあいいや。んであんたの答えだが、

俺もとある国に所属している。その任務がてらここにいるという訳だ」


「とある国に所属していて今は任務中?貴様、どこの国だ?兵士か?スパイか?我々の敵か?」


「少なくとも君らの敵ではないな。思考が一緒だからな。あとどれかに当てはまるとしたら兵士になるかな?」


「どこの国だ・・・」


「それは君達も知っている国だ」


「我々も知っている国・・・だと?」


「今出すからな。今首からぶら下げている結構大きめのバッジ、君達も見えるだろ?」


「あ?ああ」


「そのバッジを見て見憶えないか?」


「?・・・・・え?・・・・嘘だろ・・・?あの失礼。そのバッジが正しければ別の証明がある筈だが、それはあるか・・・?」


「?あるぞ?ほれ」


「・・・・・」


「あの?副隊長?どうしましたか?」

「顔色悪いですよ?」

「?魔法を掛けられているわけでは無いようですが・・・」

「副隊長どうした?返事しろ」



「た、大変申し訳ございません!!我々の多大な失礼をこの場にてお詫びさせていただきます!!!」


「『ええええええええええええ!!!???』」


「副隊長!?どうしたのですか!?」


「どうしたもこうしたもない!!!こちらの方はさっき国に所属していると言っていたな?」


「え?はい。そう言ってましたね。それがどうかしましたか?」


「どうかしたではない!!こちらの方の所属国は・・・・日本国だ・・・」


「『・・・・・え?』」


「す、すまん副隊長。俺の聞き間違いでなければ、その方の所属国は日本国と言っていたがそれは本当か?出来れば聞き間違いであって欲しいが・・・」


「聞き間違いではありません!!この方の所属国は日本国です!!!」


「では改めて自己紹介を。俺は日本国陸上自衛隊所属の者です。階級は三尉。軍人で言えば少尉にあたる立場ですね。これが証明です。どうぞ見ていただいて構いません」


「『・・・・ほ、本物だ・・・本物だ!!!!』」


「お前ら!!今すぐに詫びろ!!私も詫びるから早く!!!!」


「『た、大変申し訳ございません!!』」


「別に気にしなくても良いぞ。あと何人かの女性はスカートがずれて下着が見えているから、直しておきな?」


「『!?////』」


「あ、あの・・・自衛隊様・・・」


「様?普通にしてくれていいぞ?」


「いえ出来ません。部下の失敗は上司の責任です。部下は私が指示しただけですので部下は悪くありません。ですので何卒酌量を・・・もし不都合でしたら・・・私を含め、数人の女性が貴方に身体を捧げますので・・・」


そう言っていたので空手チョップをかます


「痛っ!?」


「アホかお前・・・そんなことしなくても良いだろうが・・・」


「ですが・・・」


「確かにあんたは凛々しい女性だ。男勝りも良いだろうな。スタイルも抜群で綺麗だ。けどな、身を捧げるのは俺では無く好意のある者同士でやるものだろ普通!!何故ここの世界のみならず他のところでもなぜこうなのだろうな・・・。まあそれは置いといて、とにかくそんなの受け取らないからな。詫び品もいらん」


「ですが・・・とにかくそういう事だ。それに俺は任務中だ。そっちもな。邪魔はしてはいけない。だろ?」


これで意図が分かるはずだ


「・・・ははっ。そうですね。確かに邪魔はしてはいけませんね。では我々はこれにて失礼します!!」


「副隊長!!良いのですか!?」


「やかましい!!向こうが良いと言ったんだから良いだろ!さっさと行け!!」


「『はい!!』」


どうやら分かったくれたみたいだな


「自衛隊殿。感謝する」


「隊長さんも気を付けな?」


「警告。痛み入ります」




さて、そろそろ先へ行きたいが・・・


「何故いつまでそこにいる?」


「だから詫びを・・・」


「いらんと言っとるだろうが!ったくこの小娘は・・・」


「それでも私の気が済みません!この場で凌辱でも構いません。だから・・・」


おいおい・・・こいつ本当に鎧や服を脱ぎ始めたぞ・・・これは言っても聞かないパターンか?しかも俺が手を止める前に下着姿になっているし・・・はぁ~~・・・


「どうですか?受け取る気になりましたか?この通り清らかな白肌の女ですよ・・・?」


「震えながら言うんじゃねえよ・・・。何故ここまでするんだ?信条か?それとも正義か?」


「どちらかというと・・・いえ違いますね。両方です。両方さっきのことで揺らいでしまったのです。下手をすれば既に崩れているかもしれませんね」


「そら、あんたの正義や信条は揺らいだだろうけど、ここまでする必要は無いだろ・・・」


「いえ、あるのです。我々は自衛隊、いえ、もっと言えば日本国に迷惑をかけてしまったのです。確かに日本国は無欲ですが、本来であれば我々の国が滅んでも文句は言えないのです。それくらいの事を我々はしたのです。ですので少しでも気が和らいでもらえれば、っと思いまして・・・」


「はぁ~~~・・・どうしても自分のことが許せないと」


「そうです」


「それで抱け!と」


「そうです!」


「国のために身を捧ぐと」


「そうです!!」


「自分の事より国が大事と」


「そうです!!!」


「これはイタチごっこになりそうだな・・・ならこれは一旦保留する。責任はその後で良いか?」


「ですが・・・」


「さっきも言ったろ!!!俺は今は任務中だと!!!!いい加減にせえや!!!!!」


「ひぅ!?ごめんんさい・・・」


「それで良いか?」


「・・・」


「それで良いか?っと聞いているんだ!!??」


「(ビクッ!)・・・はい・・・」


「なら戻れ!!!」


「はい・・・」






はぁ~~~~・・・・一気に疲れた・・・まあいい。任務を続けよう・・・

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