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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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任務開始

任務開始



『間もなく降下完了する。衝撃に備えよ』


『了解』


『一旦あそこの崖になっているところに降下するか?』


『そうですね。あそこなら着陸が容易かと。ただし、パラシュートの操縦に失敗したら崖の下に真っ逆さまですね』


『まあそれはな。けどここ以外だと軽く開けていてそこに降下すると怪しまれる可能性があるからな。だったらここしかないだろ』


『ですね。ではまた後で』


『おう』




「降下完了っと。難なく効果に成功したな。さて?マニーはどこ行った?まさかどっかに引っかかっているわけではないよな?」


ピリリ!ピリリ!


「何だ?無線か?こちらヘビー。どうかしたか?」


『ヘビー・・・。助けてください・・・』


「何?敵と遭遇したか?」


『いえ違うのです。ただ・・・』


「ただなんだ?まさか敵に捕らわれたか!?」


『いえそうでもない・・・です』


「何だその間は?まさか何処かに引っかかって抜け出せないという事ではないだろうな?」


『・・・・・』


「・・・図星か?」


『・・・はい』


「はぁ~~~・・・分かった。どこにいる?」


『今ヘビーの魔法に私の位置を送りました。ここに来てください』


「えっと?・・・100~200メートルの距離にいるみたいだな。分かった。今向かう。その間敵に遭遇するなよ?」


『それは大丈夫かと。場所的にですが。あと念のためが良かったかもしれませんね。ホルスターに銃を入れているので』


「?ならパラシュートの紐を切れば良いじゃないか?何故しない?」


『それが・・・ナイフを落としてしまって・・・』


「そういう事か。分かった」


『お願いします。アウト』




「ここにいたか。まるで吊り下げ人形のようになっているぞお前」


「冗談言わずに助けてくださいよ~。さっきから胸に紐が絡まって痛いのです」


「知るかそんなの。着陸に失敗したお前に原因があるだろうが・・・まあいい。登って切るから、足挫くなよ」


「はい・・・」



「これで良いだろ」


「ありがとうございます」


「装備品は・・・持っているな」


「はい。そこは幸いですね」


「まあ無駄話はこの辺にするか。マップを魔法で広げてくれ。今は隣にいるから共有できるはずだ」


「はい。では広げます・・・今私達がいるのはこの辺りみたいですね。公爵家までの距離は・・・私が潜入するアリアラ公爵家までの距離は大体100キロ未満ってところですね」


「俺は・・・バンゲーカー公爵家まで270キロ前後か・・・ある意味では降下の時点で近づいているが、それでも結構距離があるな。しかもこのマップで見ると敵ボーダーラインギリギリ外で着陸したみたいだな。あぶねー。んで?このボーダーラインは、作戦前の打ち合わせが正しければ・・・確か貴族国軍の監視エリアで今は傭兵と森林民兵が国軍と対立しているエリアだったはずだ。早速ボーダーラインを割り込んでも良いがここは一旦空から見てみるか。ドローンを出せれるか?」


「はい・・・出しました。どこまで飛ばしますか?確かこれはGPSが付いていたはずです」


「なら取り敢えずボーダーラインに沿うように飛ばしてくれ。暫く飛行したら撤収してくれ」


「分かりました。では飛ばします。・・・そろそろボーダーラインを割ります。・・・今のところボーダーラインに兵士は国軍だけみたいですね。他は・・・いないかな?いや、赤外線で見つけました。この服装は・・・民兵ですね」


「単なる民兵かゲリラか・・・暫く観察するか・・・ってもう動くみたいだぞ。お?国軍を襲撃したぞ。それに対して直ぐに国軍の応援が来て・・・撃退か」


「どうやら半分は木々に妨げられて逃げに成功したみたいですけど、残りの半分は・・・」


「赤外線センサーの色が変わったところから察するに・・・死んだみたいだな・・・。どうやらこのボーダーラインは想像以上に戦闘が激化しているみたいだな。実際にあっちもだな。これだと正面突破は危険だが、このボーダーラインは崖に沿っているみたいだから、別方向からの移動は厳しそうだな。木々をつたるか、ゲリラみたいに潜みながらになるだろうな。そこを超えて暫く道なりに移動したら、二手に分かれるポイントに辿り着くか。確かマップではそこには中継基地があったはずだ。そこで捕虜か協力者がいれば、回収か。取り敢えず今はここを何とか突破するのが目標か」


「敵と遭遇したら取り敢えず直ぐに隠れますか?それとも戦闘しますか?」


「敵に見られたら我々の存在がバレる可能性があるな。出来れば遭遇してほしくないが、遭遇したら殲滅するまで戦闘をしてくれ。民兵傭兵国軍関わらずな」


「分かりました。ではドローンを回収したら移動開始します」


「おう」



「ヘビー。ボーダーライン内に入りました。そろそろ敵と遭遇してもおかしくないと思います」


「なら今回は木々を利用してつたるか。風魔法である程度風を起こせば敵も風で木々が揺れていると錯覚するはずだ」


「分かりました。ではそよ風程度時にはちょっと強い風を出します・・・これで移動しやすくなったかと」


「よし。では移動しろ」



「風魔法で木々を揺らした結果、難なく中継基地まで辿り着きましたね」


「まあ俺らとは違って空からの襲撃なんて想定していないだろうな。あったとしても木々からの矢での狙撃だろうな。さて、着いたのは良いが、どうしようかな・・・」


「何を迷っているのですか?」


「いやな?ここを殲滅したら敵前線の補給などが機能しなくなって弱体化を図れるかなって。ただそうしたら殲滅されたのを上に報告されて逆に警備が固くなるのかなって、それで迷っているのだ」


「良いんじゃないのですか?時間稼ぎにはなる筈ですよ?それに中見た限り、ここはあくまでも前線基地なだけであって規模も超小規模ですし、定時連絡も無いみたいですしね。なので時間稼ぎ程度なら大丈夫ですよ」


「一応確認するか。HQこちらヘビー。第一中継基地に到着。捕虜などを確認救出したのち、この基地を殲滅しても良いか?送れ」


『HQ了解。時間稼ぎや補給などを絶つと弱体化につながる為、確認後の殲滅は妥当、または可能と我々は判断する。後は君たち次第だ。送れ』


「了解。では殲滅する。アウト。ってことらしい。まずはここに捕虜などがいるか確認して、物資などを自分達のみ調達したら、物資や伝書鳩などをそれごと潰してくれ。俺もやるからな」


「了解です!!ではいっちょやりますか!!」




「マニーこちらヘビー。どうだ?捕虜などはいたか?」


『こちらは誰もいません。敵だけです。そちらはどうですか?』


「こっちもいない。敵だけだ。地下もあるか確認したが何もなかった。てことで物資を調達したら潰すか?」


『賛成です!!』


「マニーは炎魔法は使えるか?」


『勿論ですよ。ヘビーは?』


「俺はその属性は無いから、代わりに火元になりやすい物を出すよ」


『何ですか?その物って?』


「こういうのは火の勢いが出やすい、ガソリンに決まってるだろ?(笑)」


『なるほど。良いですね。ではお願いします』


「おうよ」



「よし。ガソリン撒いたぞ。後は火を点けてくれ。炎上を確認したら二手に分かれて行動開始だ」


『分かりました。そう言えばヘビー。一つ良いですか?』


「何だ?早くしないとガソリンが乾くぞ?」


『直ぐに終わりますよ。何故今回の潜入って空からにしなかったのですか?いや、移動を含めて全て空からの方が楽ではないですか?』


「いや。それではダメなんだ。理由は幾つもあるが最大の理由としては、この貴族国には俺達の司法または行政などの機関は無いんだ。この状態で潜入すると我々が不法侵入者として捕らわれる可能性があるんだ。勿論最後にはそれはバレるから仕方ないが、今はあくまでも俺達はこの国には存在していないことになっているんだ。だからそれでは不味いからこういったことをしているわけだ」


『なるほど。なんとなく分かりました。分かったところで火を点けますね』


「おう。頼んだぞ。そしてこれからのマニーの幸運を祈るぞ」


『それはお互い様ですよ。ヘビー。では。アウト』





ドッッッカーーーーーーーーーン!!!!!!

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