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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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頭脳派の授業

頭脳派の授業



頭脳派の授業説明っといってもそんなに難しいことは無かったりする。何故なら魔法特性や理解、数式や応用などで後は実践のみという正直に言えば小等部一年生とほぼ変わらない形式だったのだ。では何故頭脳派と実力派で分けたかというと単純に、頭を使えば威力倍増や消耗の減りを抑えられるのに実力派はそんなことをせず、とにかく力を物申すのだそう。これでは正常な成績などが出せないということで分けたのだそうだ。つまり、実力派に行った人は種族や経験問わず少なからず脳筋または血気盛んということになる・・・否定できないのがつらいな・・・実際に協力者のライゼンは怒りの沸点の低さという意味で血気盛んだしな。どおりで実力派との人数比率に極端な偏りがあったわけだ。比率も2:8で頭脳派が多いしな。とまあ正直に言って何も反論の出来ないクラス分けの日から数日が経ち、いよいよ授業の始まりである。そして俺の周りには


「今日は私がアレクサス君の横に座るの!!」

「いいや!!私が座るのよ!!」

「いいえ。私が横に座ります」

「副委員長は引っ込んで!ここは私が座りますわ」

「へえ~、委員長がそんな横暴を仕掛けるなんてね。これは到底見過ごすことは出来ませんね」

「あんたも何書記の分際で威張っているんだよ・・・お前こそただ単にアレクサスの横に座りたいだけだろうに。というか普通にあたしも立候補するんだが」

「あらあらうふふ。相変わらずアレクサス君の周りには女の子がいっぱいですね。ですがここは私でも流石に譲れませんわ」

「皆さんそろって何してるのですか!!??従兄さんの横は従妹である私が座ります!!それとも誰か従兄さんに許可なんて貰いましたか?」


「『うっ・・・』」


「してないですよね。ではこの場から離れてくださいな。邪魔です雌犬どもめ」


「『何を~~!!』」


「まあまあ。サラもそう言わずにな。毎授業交代すればいいだろう?そしたらいつかは隣または前後になるしさ」


「『アレクサス(君)(様)・・・なんて聡明な方なのでしょうか?』」


「いや。こんな事誰でも思いつくと思うのだがな・・・まあいい。初めの授業は俺が指定するがそれ以降は基本交代な。勿論隣になった人は次の人も考えるように。因みに一度隣になった人は最低二週間は隣にはなれないからな。気を付けるように。そうでもしないと皆平等に回らないからさ。良いか?」


「『はい!それではよろしくお願いいたします!!』」


「さてまずは、左は従妹のサラで右はユロルゴ神聖国辺境伯令嬢のファウラ、前はハーゲン皇国ハイヒューマンと竜族のハーフのセルナ、後ろは異世界エンガガのジュマル新生国創設者一人の令嬢フェーナを指名する。他の生徒はまた別の機会にな」


「『ええ~~~~・・・・・』」


「すまんな」


「『は~~い・・・』」


「てことだ。この授業限定だけどよろしくな」


「「「はい!!よろしく!!」」」


「なんか今回・・・アレクサスの周りはやけに静かだな。いつもなら何かしらの修羅場がある癖にな」


「ラフ先生。不吉なことを言わないでください。あと俺の認識ですけど修羅場って交際時や浮気発覚の時に使うのでは?その認識で間違ってなければ俺は誰とも付き合ってないのでその単語は当てはまらないのでは?」


「まあ、間違ってもないしあってもないな。最も俺もその認識で合ってるかなんて正直分からないけどな。まあ取り敢えず静かなら今のうちに授業を開始するか。俺もこれ以上心労は増やしたくはないしな。てことで始めるぞ。全員筆と紙を準備しろ」


ようやく授業が開始されて先程までの言い争いが無くてようやく安心できる時間が始まった。さてどんな授業になるか楽しみである


「よしお前ら。魔法学園に通っているということはある程度の認識を持っていると俺は思うが君達はどうだ?ある程度は出来る人だと思うか?ここで勘違いしないで欲しいのは先生は別に愚弄や罵りのために言ったのではなく、今自分たちの実力はある程度把握はしているのか?ということだ。別に認識がないからって恥ずかしがる必要は無いからな。それに今からでも十分に魔法を使いこなせるようにはなるから安心していい。てことで再度質問するぞ。君達はある程度の魔法の認識はあるのか?別に全部とは言ってないからな。ある程度だけで良い。全く把握していない人や不安のやつは無理に手を挙げる必要は無いからな。ここで問題になるのはある程度実力のある癖して何も出来なかったり威張ったりするのが一番恥ずかしいし自分のためにもならんからな。更に言えばもしかしたら魔法を全く理解出来ていない者が急に出来ている者を越したりするのだからな。実際にあった事例もあるぞ。だから無理する必要もないからな。さてどうだ?考えはどうだ?」


ラフ先生はそう優しく生徒に訴えかけて無理をするなと言ってくれる。ここまで生徒に対して真摯な問いかけしてくれる先生なんて中々いないと俺は思う。さて、この問いかけにクラスメイトはどう答えるか。


・・・・・


うん。先生の真摯な問いかけに心打たれて素直になった人もいればやはりその逆も然りで主に貴族子息や子女などが意地を張って手を挙げていた。まあこれだけで人生を棒に振ったとは言い難いがそれでも他と後れを取るのは不可避になっただろう。俺は不安なところもあるため手は挙げなかった。さて次は・・・


「そうか分かった。ではこれから軽くテストをする。全員共通だ。制限時間は30分。全員に紙を配り終えた後俺の合図で開始して俺の合図で止めろ。指示違反は成績を下げるため注意するように。全員いきわたったな?では始めろ」


俺は筆を進める。テスト内容は魔法の属性、威力の高め方、複数人で魔法を使う場合のチームワーク、緊急時の対応、治癒魔法使用する際の留意点過剰摂取の防止など合計で43問の問いがある。先生・・・これはかなり極端ですね・・・これで理解ができると豪語したものには容赦なく排除する気ですか・・・良いですね。その意思、協力しましょう。


まず魔法属性は大属性に火・水・土・闇・光・空・生・風・緑・無の10種類で、小属性に火なら炎・暑など 水なら氷・凍など 土なら石・砂・地など 闇なら暗視・府呪・召喚など 光なら雷・治癒など 空なら空間など 生なら蘇生など 風なら嵐・吹など 緑なら生成・回復など 無なら属性開放・身体強化・創成などに分けられている。


威力の高め方は本人の魔力量、魔法に対するイメージ、魔法陣の生成などが加わり、初めて中級や上級魔法が使えるようになる。なお無理に高めると制御しきれずに魔法が暴走や消滅などがあり得るため過度な威力向上は控えること。


複数人での使用のチームワークは一点に集中する場合、始め魔力を集める人を選定しそこに使用魔法に対する魔力量を流し込むこと。この時魔力収集者は魔力収集に対する魔法の暴走や消滅があり得るため、収集者は収集し過ぎた分を放出または各術者に変換すること。

各一人一人で魔法を使用する場合、時間調整にするか一斉攻撃するか判断をすること。時間調整の場合は順番を設定し使用する時間を決定すること。この時待機者は即座に攻撃が出来るよう、魔法を溜め込む必要がある。但し溜め込んだ後は暫く現状維持の可能性も考慮し対策をすること。一斉攻撃の際は使用する魔法、他人との意見交換などを密にし、攻撃漏れなどを防ぐこと。この時魔力を溜める際、他人との意見交換を密にせず魔力が溜まり、暴走や放出することが無いよう出来る限り先に溜まってしまった場合は現状維持することも留意すること。

攻撃と防御で別れる場合は基本的に攻撃は防御に防御は攻撃に干渉しないことをお勧めする。協力などが出来ずに全滅してしまうことがあるためだ。但し両方できる場合を除く。なお支援系魔法が使える者は優先的に防御に回るのが先決である。次に防御は出来る限り攻撃の射程圏内に入らないようにする必要がある。例えばシールドを動かすことや、攻撃する瞬間は盾を消滅するなどである。攻撃は防御に頼りすぎないことも重要である。万一防御が全滅したことも想定し常に周りに気を配るのも重要である。支援系魔法は始めは攻撃強化や防御強化に努め、体力が減ってきたら緑系魔法で対象者の体力回復や魔力の回復などに専念すること。なお闇雲に強化や回復するのではなく、対象者の選定も重要である、例えば攻撃中なら攻撃と防御の付与、体力が減っていてスタミナの消耗が激しければまずは回復と防御を優先的にする、魔力や弓矢などの切れなら対象者の後退先にシールドなどを設置し、対象者に被弾しないようにすることも重要である。


戦闘時の緊急対応は各々または仲間の協力で乗り切ること。魔力の暴走なら原因は何か、対処法は何かなどを常に想定することが大事である。魔法の暴走が容量オーバーなら自身の魔法の使用を即中断し魔力の放出で爆発や最悪の場合は逃れられる。他人の助けならまずは魔法の即中断しまずは安静にすること。その間仲間は暴走者の使用魔法、使用量を予め把握しある程度魔力を放出し協力者の容量オーバーに備える。魔力の暴走が枯渇ならまずは即魔法使用を中止し、一旦安静にすること。この場合は自然回復は基本的に望めないため、一人で戦闘中であれば即座に戦線離脱をすること。その後は治療院または仲間からの魔力の譲受、またはアイテム系販売店に行き魔力補充のポーションを飲み安静にすること。仲間とならまずは魔法の即座中断と魔力の補充をすること。短時間であれば即座の復帰は可能だが、長時間の不付与はスタミナの消費が激しいため復帰は困難と見方を示す。

治療の必要があるときはまずは周りの安全を確保しその後何も問題が無ければ治療を開始せよ。治療の度合いによって差は生まれるがまずは体力の回復とスタミナの回復を先決せよ。次に身体外部の負傷ならまずは治癒魔法で治癒すること。身体内部の負傷の場合は治癒魔法である程度治癒したのち、即治療院で治療すること。身体内外部共に負傷の場合は身体内部の判断として治療せよ。


治癒魔法の過剰摂取などの防止としては、基本的に治癒魔法はある程度の負傷なら即座回復をする程強力な回復系魔法ではあるが、同時に劇物系の魔法でもあることを留意せよ。治療する際は損傷個所、傷の具合、傷の頻度などを見極めなければならない。その事前準備を怠り、対象者に対して過剰摂取してしまった場合は前科者として衛兵などに引き渡すこともあり得るため、使用には細心の注意を払わなけれなばならない。



とこんな感じで問題を全て解き終えるときには終了時間の五分前になるところだった。流石に疲れたな。のんびりと身体の疲れを回復しそうになるころには先生の合図が入った時だった。

さて何点行けたのだろうな


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