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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
39/261

強化合宿 合宿編

本日は1話だけの更新です。


明日か明後日は2話又は3話更新に戻ります。



(何とか来月末迄に100話は超えたい・・・)

強化合宿 合宿編



まさかの展開というか、案の定の展開というか、まあ運命に左右されている俺達だがここでうかうかはしてられない。また不正者が今度は外務省のデータベースに引っ掛かったのだからな


『今回はどうする?外務省側が取り締まるか?外務省に引っかかるということは他国でも引っかかるということにもなるぞ?』


『・・・出来ればそうするのが理想だが、生憎こちら側にそれを回せる程の人手はいない。

一応上官の課長に相談して結論を委ねるが、恐らく身柄拘束は自衛隊に一任するだろう』


『そうか。まあこっちも一旦は上官に相談はするからそっちも決断は待ってくれ』


『分かった。『・・・もしもし?課長?俺ですライゼンです』』


『職員No.を言え』


『XD2675AQです』


『確認、認証した。通過したぞ。それでどうしたライゼン?衛星電話を使うということは何か手掛かりでも見つけたか?』


『手掛かりどころか大穴を引きましたよ課長。自衛隊との協力で小型カメラを設置したら、今当クラスで行われている強化合宿の専属担当人がうちのデータベースに引っかかりました。イエローリストに載っている者です』


『・・・イエローリスト入り者か・・・名前は?多分特定済みだろう?』


『性別は男性、名前はマルコ、カーデルズです』


『課長、特定完了しました。通称マルコは31国で詐欺と誘拐で国際指名手配されている者です。更に裏との繋がりが色々と判明しました。我々で言うところの麻薬密売人としても裏組織からは知れ渡っているようです。

正直言って一人だけならまだしも複数捕えるとなると、外務省では人手が足りません。自衛隊との協力は不可欠だと思います』


『まあ殺害だけならまだしも、それでは情報も何も得られないからな。仕方ないか。では取り敢えず我々外務省は自衛隊に協力要請をする。詳細も送信する。ライゼンも準備してくれ』


『了解です』



『アレクサス一士からマサル二佐へ』


『こちらマサル二佐。どうした?』


『はい。ラローツ魔法学園でまた不正者が現れました。現在のターゲットの場所は魔法学園から約15キロ。

そのターゲットはラローツの教師ではなく、強化合宿の専属担当人 要は合宿の講師と思っていただければ良いと思います。ただ一つ問題があるのです』


『何だ?』


『こちらのターゲットは外務省の管轄のようです。データベースに引っかかり詳細はイエローリストであると現地捜査官が申しています』


『イエローリストか。なら尚更不味いな。一応向こうからの返答が無い限りはこちらも無闇に対処は出来ん。

返答が来るまで待ってくれ。因みに協力要請が来たら即刻対処する』


『了解しました』


『と待っていた矢先に外務省から協力要請が今出たからこちらも出動する。アレクサス二士も準備しろ』


『了解しました!ランデブーポイントはどちらに?』


『ラローツ都市の南門から5キロ離れた原っぱがランデブーポイントだ。今回の派遣は40人を予定している。

何かあれば連絡するように。なお今回の現地上官は一等陸尉が担当せよ。質問は?』


『アレクサス一士です。同行者の搭乗を要請します。同乗者は現地の外務捜査官です』


『同行を許可する。但し自衛隊から見えるようにすること』


『了解です』



『アレクサス。どうだ?』


『協力要請を受理したそうだ。これから一緒に行くぞ』


『?待て待て。俺は外務官だぞ?自衛官では無いぞ?同行は出来んだろ?』


『うちの上官が許可してくれた。だから一緒に行くぞ』


『分かった。必要なものは?』


『すまんがライゼン。同行する時は刺繍入り防弾ベストを着てくれ。それが同行の条件だ』


『・・・成る程な。敵味方が分からなくなるからか。あとは?・・・というか先生はどうするんだ?』


『幸いなことにあと数分でベルが鳴り今日は終わりだ。しかも明日は休日だから尚更平気だ』


『そうか。なら置いて行っても問題はないな』


『ああ。それより早く急ごう。今のうちにある程度は整えた方が良いかも知れん。刺繍入りはここでは不味いから移動してからな』


『勿論だ。それより早く行くぞ』


というわけで先程まで俺達の完璧すぎる答案に頭がパンクしたのか、電源が入っていない物置を置いていって俺達は急いで駆け抜ける。勿論何かしらのトラブルに巻き込まれることもなく、ランデブーポイントにギリギリで辿り着く


『ここみたいだ。それより早く着ろ。アイテムボックスはあるのだろ?』


『ああ。あるぞ。直ぐにでも取り出す・・・!よし取れた。問題はなし。よし準備は完了した』


『了解。お?ナイスタイミングだな。今きたぞ。これに乗り込む』


『トラックか。懐かしいな。まあそれより、本日同行しますライゼンです!』


『了解した。俺は本日の現地上官だ。宜しく』


『よろしくお願いします。早速ですが乗り込みます』


トラックは俺達を乗せると即座に出発した。出発直後には会議の場が広がっていた


『この写真に写っている者が今回のターゲットだ。因みに外務省のデータベースにはイエローリストに載っている。名前はマルコ、カーデルズだ』


『・・・容疑は?』


『この国を含め31国で国際指名手配されてます。容疑は詐欺と誘拐です。また裏社会との繋がりが先程判明しました。地球でいうところの麻薬組織との繋がりです。規模はヨーロッパでいうところのマフィア、中南米だとカルテルぐらいの規模です』


『そうか。今回は先程言ったマルコのみの拘束か?それとも他もか?』


『今回は取り敢えずマルコだけです。裏社会との繋がりはありますが、奴らのアジトも今現在何処に居るとかも分かりません。なので拘束後尋問します』


『なら今回我々の任務は拘束後詳細が分かり次第突入か。分かった。

よし小隊諸君、聴いた通りだ。取り敢えずは容疑者マルコの捕獲が最優先だ。振り分けは今別行動中でヘリに乗っている、二等空曹と准空尉と一等空曹と陸曹長は上空500メートルから降下する。

降下後は偵察と着陸ポイントを設定しろ。二等陸尉と三等陸尉は自分の分隊又は班を連れて乗車前に打ち合わせした場所に移動せよ。パイロットの三等空曹は指示があるまで上空待機。防衛として空士長と陸士長と一等陸曹が対応する。残りは逃走経路の把握及び阻止又は破壊と容疑者の確保と周囲の安全確保及び一般市民を保護と離脱だ。俺は外務官と一緒に容疑者の特定と確保だ。アレクサスも一緒だ。

んでだ顔バレはまだ不味いよな。なのでフェイスマスクをしろ。最低限は分からない筈だ。

今回は恐らくその生徒達の目の前で確保の予定だ。人質に取られる可能性は十分にあるため、被害は最小限に抑えるぞ。あとは一般市民だが自衛隊と外務省がいるのだ。色々騒ぎになるが頼むぞ。以上だ』


『『了解です』』


『小隊長、空挺班です。まもなく合宿上空に到着します』


『了解した。準備が出来次第降下を開始せよ』


『了解です』



ここでようやく現在に戻る




「結局別の意味で合宿に来てしまったな。アレクサス」


「ああ、残念な意味でな。全く、来たくなかったのにな」


「まあ、顔バレは最低でも平気なんだ。そんなに気にするな。それより間もなく着くぞ」


「よし、やるか」


なんかライゼンが随分とやる気みたいだ。まあ多分のんびりしたかったのかそれとも今朝の事がまだ苛立っているのかは分からんが、ま、フォローはするか。暫くするとトラックが止まる。着いたみたいだ。降りてみるとまあ地図で見た限りだと森林浴が出来るくらい広い森みたいだったが案の定だな。

周りは森ばっかだな。逆にこんなところに合宿所があるのか?と疑うぐらいだ


「まさかこんなところとはな。まあ案外的を得ているのかもな。んで?見つけたか?」


「ああ、居たな。今熱心に講師をしている最中みたいだな。捕らえるには好都合だが、

人質に取られる可能性もあるわけだが」


「気持ちは分かるが今回は時間との勝負になるからな。これで行く。一尉もそれで良いですか?」


「ああ。勿論だ。諸君!捕獲後は取り敢えずヘリのランデブーポイントに移動する。迅速に対応せよ」


「「了解です」」


ということで俺達はライゼンと一緒に声を潜めながら移動する。ここで悟られるわけにはいかないからだ。暫く草を掻き分けると合宿所のグラウンドであろう場所に着く


「ここみたいだ。ここから生徒達は確認出来る。教師も同様だが、肝心の容疑者が捉えられない。

ここからでは無理だな。アレクサス、別視点から頼む」


「了解『2ー2から西方の4分隊へ。こちらからではターゲットロス。そちらからコンタクト取れるか?送れ』」


『4ー1了解・・・4ー1から2ー2へ。こちらはコンタクト取れた。ただし他方向からも確認出来ると思うが、今は生徒達は整列してる為、無闇に近づくとターゲットが暴走すると予想される。

突入するならスタングレネードを使用しなければ生徒達に影響が及ぶ。一旦送る』


「2ー2了解。ということですが一尉どうしますか?」


「辛いがグレネードで対処するほかないな。このまま講義が終わる可能性すらある為時間の引き延ばしは危険が増す。このまま待っても同じだ。俺から告ぐ。二人は突入準備をしろ」


「「了解です」」


「1ー1から各方面へ。時間の引き延ばしは危険が増す。なので突入する。なお突入の際だが、スタンの使用を許可する。発砲は生徒に危険が及ぶ、又は報復時のみ許可する。

ヘリは突入の合図でランデブーポイントにて着陸、待機せよ」


『『了解!』』


「・・・カウント、5、4、3、2、1、ゴー」



次に瞬間、閃光の嵐が舞う




「今日は結局アレクサス君来なかったね」


「まあしょうがないだろ。聞いただろ?彼の指摘」


「うん。まさかあんなに酷いとは思わなかったな〜・・・」


「やっぱり違うのかな?宮廷で働くにはあれほどの実力が無ければ成れないのかな?」


「うーんそうとも限らないんじゃんね?アレクサスだからこそこの歳からお誘いを受けているんだし、

もしかしたら普通にやっていけばアレクサスの様にはなれんが近づく事は出来るだろ?」


「そうね。自分なりに頑張ってみるよ」


「うんうん。それが良い(バーン)ああ!!!耳が〜!!!」




『発火します!』


バーン!!!キーーーン


「突入しろ!」



「マルコ、カーデルズ!我々は日本国自衛隊だ!貴殿は完全に包囲されている!!両手を高く挙げろ!

腹這いになれ!」


そう小隊長は申すがマルコは手を挙げない。それどころか殺気がこちらに来た


「ふむ。その様子だと投降はしないみたいだな。まあ痛ぶるだけだ。各方面へ。移動は一時中断だ。

ここで尋問する」


『了解!』


「は!そんななりで俺に勝てようってか?そんな細い身体では俺を持ち上げることすらできんだろ?

大人しく帰れ!さもなくばここの生徒を殺す」


完全な犯行予告だが俺達は慣れている・・・まあ生徒達は震え上がっていたが


「残念だがその気はない」


「残念だよ。それでは一人目をころ・・・!?(ゴキっ)あぎっ!?」


容疑者が震え上がり腕を抑える。当然だ。何故なら小隊長は


「どうした?俺はただ単に貴殿の腕を折っただけだが?」


「何簡単に言ってるんだよ。こんなの屁でも無い・・・(バキっ)痛っっっ!?」


「どうした?俺は今の言葉が聞こえなかったな〜」


「このやろ〜!!!」


マルコは小隊長に襲い掛かるがそんなの片手でどうにかしてしまうくらい余裕である


「さて、色々飽きたしそろそろ吐いてもらおうか?裏社会は何処と繋がっている?」


「・・・誰が吐くか・・・」


「1ー1から各方面へ。生徒達を一時遠ざけろ。モザイクをかけるレベルで痛ぶる」


『りょーかい』


俺とライゼンと一部を除く班が生徒たちの誘導を開始した


「はーい君達、ここは自衛隊に任せてあちらで優雅に遊んでねー」


・・・まあ、呑気な誘導は否めないがな




※視点は生徒達になります


「ねえ・・・何で日本国の自衛隊と外務省が居るの?」


「さあな・・・簡単には分からないが、最低でも言えるのはマルコ先生は犯罪者であることかな?

ラフ先生はこの事は?」


「・・・いや、全くの初耳だ。うわっ私って最低だ・・・知らなかったとは言え、生徒達を危険な目に遭わせた。教師失格だな・・・」


「せっ先生!大丈夫ですって!今現に自衛隊の方が対応してますから!それに誰も気付かなかったし、

誰も危険に遭って無いのですから!そんなに気を落とさずに気を持って!」


「まあ、そうだな。ここで不安にさせたらそれこそっか。すまんな皆。このようなことに巻き込んでしまって。今は彼らに任せよう」


「『はーい』」


「自衛隊の方、すいませんが宜しくお願いします」


「はいお任せください」


「それともう一つ、これは生徒達には言わない約束をしますので、まる子がどういう罪を侵したのかをお教え出来ますか?」


「構いません。罪状は詐欺と誘拐です。既にラーズベルトを含めて31国でも指名手配されている犯罪者です。また、裏社会との繋がりも少なからずお持ちの様です。恐らく人身売買や誘拐をして身代金などを請求する犯罪組織ともパイプがあると私達は見ています。見ていると言いましたが証拠もありますので言い逃れは出来ないです。現在ではこれくらいです」


「・・・十分ですよ。有難うございます」


「あと、これはあくまでも個人的な意見です。教師とは何か。教えるだけでは何も成長できません。

大事なのは自分が最大限に出来ることを精一杯努力する。そうしたら自ずと見えてくるはずです」


「・・・有り難う御座います」


「『1ー1から各方面へ。容疑者が吐いた。至急ヘリのランデブーポイントへ集合せよ!』

すいませんがどうやら決着がついたようです。私らはこれにて」


「はい。ありがとうございました」


「分隊!集合しランデブーポイントへ移動する!」


「『了解』」



「じゃあ、おじさん達は帰るよ」


「そんな〜」


「ごめんねー。仕事なんだ。じゃあねー」


「また来てねー」


「「(それは無理だな)」」




「よし。全員集合したな」


「はい。集合しました」


「よし、先程無線で言ったがマルコが吐いた。今君たちの後ろで簀巻きにしている」


「小隊長・・・何をしたのですか?」


「何って、腕を折ったり足を切断したり脳味噌を切ったり内臓と目を抉ったり一旦殺したあと蘇生してその繰り返しをしたら吐いたよ」


「・・ははっ相変わらずですね。それで?次は?」


「今回は少してこずるかもな。何しろ奴が吐いたのは



地球版大規模カルテルのアジト ウンベルトと、

一つの犯罪国家 ディスデイーン奴隷王家



が裏として繋がっている裏社会だからな」






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