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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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派閥争い 対決編

派閥争い 対決編



派閥争いをクラス内で対決する方針が固まった時、俺はてっきり後日するかと思いきや


「対決は今日の放課後!異論は!?」


「『無し』」


と直ぐに決定してしまった。正直こんな決断力があるなら何故出場は直ぐに決まらなかったのかが気になる。

まあそんなこと言ってもしょうがないので諦めることにした。しかも何故か


「その対決、私も興味があるな」


「・・・何で担任のラフ先生が乗り気なんですか?」


「おう心労仲間のアレクサス君よ。簡単な話、いつもなら啀み合い、中々決着しそうに無いところにアレクサス君の助言があったとはいえ、彼らなりに決着を着ける気でいるのだから、こんな滅多なことはそうそう起きないと思うからこそ、私も乗り気になってしまうのだよ」


「そうですか・・・便乗は構いませんが、その代わり正当な判断が欲しいので恐らくラフ先生が審判になると思いますよ?」


「それでも構わん!彼らの成長を見る第一歩と思えば些細なものさ」


凄い眼差しで他生徒の様子を見て行く担任に俺は軽く呆れてしまったのは秘密。

しかも授業中にもかかわらずヒソヒソ話で詳細は聴こえないが、繋ぎ繋ぎの単語で聞いた結果、

やはりどう対処するかなどの試合の事にしか脳は無いようだ。これがまだ男子だけならやんちゃだなっと割り切れるが、現実は非情だった。まさかの女子も乗り気になっているし、誰を打ち倒す?とかも聞こえるし、

これが脳筋ならまだしも、普通の子やイケメン美少女も一緒になって話し合っている・・・授業そっちのけで。

俺は改めて胸に誓う。『絶対に何処にも属さない。誰かしらの配下にもならない。少しでも面倒が起きようなら断固拒否する』と心の中で宣言した。


そして放課後。何故か俺は観客席にいる。ライゼンと一緒に


「何故ライゼンも居るんだ?お前の事だから頼まれ事なら自分にメリットが無い限り動かないお前が何故?」


「俺はただの気まぐれさ。あとはこれは身内だから言えるだから言うけど、この対決で力量を見極めることが出来るんだ。この対決をヒントに捜査をするためにな」


「なるほど。まあ後者は俺も同じだが前者は違うようだ。俺は見届け人になれと頼まれてな。確かによくよく考えたらこの世界には証拠となるビデオカメラすらないんだから当然と言えば当然なんだがな」


「まあアレクサスは辛いだろうがここは同じ捜査仲間として我慢してくれ。後で文句は受け付けるからさ」


「しゃーないな。大人で言うところの酒に付き合えよ〜的なやつか。良いだろう」


てことでしょうがなくライゼンと一緒に見届ける事にした。すると試合が始まった


『ではこれから選抜戦を始める。審判は私ラフが担当する。

それでは初めに技術面での対決だ。今から魔道具の部品を多数出すから自分が作れる最高な物を作れ。

制限時間は1時間だ。判断基準は今回は汎用性を基準とする。推奨は耐久性だ。それでは出場者は前へ』


「なるほど。そういう決め方をしてるのだな。耐久性と汎用性か。基本はどんな物なんだ?

あれか?杖にエンチャントを加えるようにか?」


「まあそうだな。軍用の視点からは そうだな、例えば指向性マイクとかかな?レーダーは耐久性はあるが汎用性はかけるしな。大体その辺りだろう」


「まあ組み上がって何が出来たと言われても」


「俺達は技術はないからな」


そんな感じで受け流す。お?出場者が出てきたなって結構男女比に差があるな。どうやら技術は男子が多いようだ。男女比は男8:女2だな。さて何が出来るか。まあ見ても分からんから軽く無視するけどな。

そう色々馬鹿みたいに頭の中で罵り合ってたら試合が終わったようだ。

結果から見れば順位が1位がディドント一派で2位がスーナ一派の様だ。

どうやら次の実力で決まりそうだな


『続いての試合は実力面での対決だ。今回はこれで終わりとする。何故なら学問は対策しても全然違う内容が出たりするからだ。経験は恐らく誰も無いはずと私は思うが皆はどうだ』


と話し振られた生徒は一堂に首を縦に振る。という事は


『だろうと思った。だから対決はこれで最後な。

ルールは簡単で制限時間90分で4派内の一番生き残りが多い方が勝者だ。注意事項は使用可能エリアはこのフィールドのみとする。当然観客席の立ち入りは禁止だ。次に攻撃だが武器はあり魔法もありの何でもありだ。

別に召喚も精霊も何でもありだぞ。次に脱落判定は今全員にhpカードを渡した。そのカードの残量がゼロになったら脱落判定とする。替えなどはもちろん無しだ。因みに極たまにあるが、相手が死亡した場合は死亡させた側が敗北する仕様としている。質問が無ければこのまま開始する』


へえ〜何でもありとは驚いたな。その気になれば神妖精も悪魔も使役して良いことになるな。

何故そこまでの自信があるかというのは知らないがな。そうこうしてたら少しずつ進んできたな。

どうやらスーナ一派が優勢みたいだ。まあ確かに試合を見てると大規模魔法や高位の精霊を使役しているしな。

当然と言えば当然か。逆に物理的に強いのはハレルド一派だな。まああそこは脳筋ばっか集まるところだしな。


暫く眺めているとライゼンが突然呟く


「なあ。これが2学年の本気の実力か?」


その単語にやはりそっちもかと心の中で俺も呟く


「みたいだな。これが彼らの本気みたいだ。先生も満足そうに見ているしな。試合終了時なんか『将来は私を超えそうですね』という単語が出てきそう」


「そしてみんなは『お〜』とか『よし!頑張るぞ』などが聞こえそうだな」


「ぶっちゃけたこと言って良いか?」


「多分俺も同意見だろうが一応は言おう。同時に言うか?」


「奇遇だな、同じことを考えてた」


俺達は阿吽の呼吸で言葉を発する


「「はっきり言ってあんたらは弱過ぎる。これは底が知れたな」」


「やはり同意見だったな。俺の予想だがまだ別の星の実力の上がまだ上じゃね?」


「ライゼンもそう思うか。俺もだ。この星がこの実力で手一杯ならこの星の将来はないな」


「勿論全員が全員この実力じゃないことは分かっているが」


「それでも酷すぎるな」


「そしていつのまにか試合が終わってた。勝ったのはスーナ一派だから総合評価でスーナお嬢様系一派が選抜と決定したな」


「はあ〜・・・これは早めに切り上げた方が良いか?」


「・・・任せよう」


俺達はこの者達の将来を心配したがとうの本人達は


「やりましたわ!」

「これで選抜決定ですわね!」

「さあこれで勝ったから認めなさい!ルール変更は許さないわよ!」


「分かってる分かってる。証人もいるのだから否定は出来ないって」

「そうそう。だからそんなにカッカするなって」


「てことで先生。書類上はお願いしますわ」


「了解した」


「さーて選抜決定後のパーティーはどちらにしますか?」

「あそこが良いわ。ほら前に噂になっていたスイーツ店!」

「『賛成』」


と勝者は楽しそうだが敗者は


「くそ!やはり物理では足りないのですよ!ここは魔法を極めた方が・・・」

「おい・・・それはこの筋肉に向かって言えるセリフか?」

「・・・申し訳ございません。それは出来ません・・・裏切れません!」

「だろ?ならやることは一つ?更に鍛えるぞ!」

「『っしゃ〜!!』」


こっちは暑い・・・もう夏だっけ?


「アレクサス・・・どうやら俺達は砂漠に迷ったみたいだ。早くオアシスへ行くか」

「行こう。この暑さは耐えきれん」



俺達は口の中が甘い状態と外がまるでサウナ状態から逃げ出すためその場を後にした

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