表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
262/263

潜入捜査 開始

多忙につき更新が出来ずに申し訳ない。


本来ならこの章を今年中に終了予定だったのですが、終わらせる事が出来ませんでした。

ですのでもう暫く続きます。


重ね重ね申し訳ない。

潜入捜査 開始





各国の国王らとの謁見で最高級のおもてなしに恐縮している頃、本国では潜入捜査の打ち合わせを行っていた。



「おはよう」

「『おはようございます』」

「着席してくれ。では潜入捜査を開始する。言うまでもないが再度申し上げる。本来我々が潜入捜査を可能とする法律は無い。本土では基本潜入捜査を可能とする機関は基本厚労省の麻薬取締官のみとなっているが、異世界では別で我々にもその権限が付与されている。よって弊害も無く捜査が出来るが、如何せん実績が少ないというかほぼ皆無に近い。よって本件は合同捜査とする。基本的な旗振り役は国家警備隊、つまり自衛隊の憲兵隊を主体とする。そしてその指示の元捜査をする。異論は?」

「『ありません』」

「宜しい。ではここから先を一任したい。宜しいですか?一等陸佐」

「承知した。引き継いだ一等陸佐だ。これ以降同階級がその場にいない限り俺を一佐と呼称してくれ。先に確認しておくが、一佐という階級は佐官クラスでは最高位に存在している。他機関では警察は警視正、海保では一等海上保安監・乙となっている。そこは確認してくれ。どうしても同機関ならまだしも、他機関と合同だと不明瞭な事があるからな」

「『はい』」

「では本題に入る。先ず君らの正面にあるプロジェクタースクリーンに注目してくれ。遠方で視認出来ない者はデスク上にある操作パネルからホログラム映像で見てくれ」



ここでスクリーンが稼働し、スライドを開始する。その間も異世界職員は日本国の技術力に関心と畏怖を示していた。



「これが先ず麻薬の内容だ。これは君らが先に見ているだろうから割愛とさせて頂く。次に証拠や証人との照合で得た内容だ。具体的には麻薬の運搬方法や採取した場所、今回は海上運搬のため出港国や関係各所などを総合して嫌疑が掛けられている場所の特定。次のスライドで主な関係国を割り出した。細かな国々は関係性が弱い事や根拠が明確ではない事を理由に今回は除外しているが次々のスライドでその国々を書き込んだ。尚、可能性の話だが、君らの祖国が記入されている可能性がある。その点を留意してくれ」

「『はい』」

「次のスライドへ。これが主体国の一覧である」



ここで嫌疑のある国々が挙げられた。思ってた以上に多く取り上げられた事に職員、特に異世界人職員が戸惑いを隠せないでいる。更に言えば、中にはその該当国に生まれ故郷と合致した職員もいた。



「どうやら嫌な予感が当たった職員がいる様だな。それも複数。安心しろとは言わない。だがだからと言って手は抜かない。そこはお前らもプロだから分かってるはずだ。一応この場で離脱したい者は挙手しろ。強制はしない。だがこの時点で一定の情報が君らの目と耳に入っている以上は『離脱したいです、はいそうですか』とはいかない。捜査が終了するまでは隔離か忘却魔法を付与する事になる。それで?この時点で離脱したい者は?」

「『…』」

「いない様だな。もう一度確認するが、場合によっては祖国が、生まれ故郷が犯罪テロ援助国になり得る可能性もある。それでも?」

「『…』」

「どうやら警察や海保の方々の目に狂いはないみたいだな」

「勿論です。そうなって動揺や支障きたされても困りますから」

「我々海保も警察と同様です」

「宜しい。この先はある意味修羅の道だ。ついて来い!」

「『はい!!』」



職員一同が一致団結したところで打ち合わせが進む。



「一応先に別動隊には嫌疑がある国へ赴き、国のトップと非公表ながら会合に行ってもらっている。向こうの出方次第ではこの先関係が変わる可能性もある」

「そうなのですか?」

「そうだ。何しろ他国に行って、ある意味ではあるが『貴方の国でスパイ、諜報員を送ります』と言ってるのと同義だからな。普通なら関係悪化は避けられない」

「あっ…」

「そう言うことだ。なので捜査中も細心の注意を払う必要がある。その点を留意しつつ、今回の赴任先を挙げていく。次のスライドへ。

先ず全体的に5部隊に分かれる。編成は1部隊10班、部隊長は二佐クラス、警察は警視、海保は二監クラスとする。班長は三佐または一尉クラス。警察は警部、海保は三監または一正クラスとする。

先ず1〜2部隊は先日の会議で判明した未来向け、向け?異世界?異次元?まあいいや。そちらへ。そこから更に国別に班構成になって分かれて行動。詳細は該当職員にのみ今送付する。その中に該当職員の赴任先や役割も同様に送付する。

次に3〜5部隊が残りの嫌疑がある国及び異世界や別次元へ頼む」

「『はい』」

「次に注意事項だ。これだけ人数が多いのも事案としてはそう多くはない。よって以下の点を最低限の注意事項とする。先ず身分証だがステータスを除き全て一時預かり。ステータスだけはどうにもならん。次に同職員や合同機関との鉢合わせがあるだろう。基本は赤の他人とし、緊急時のみ対応とする。集合機会だが、中間報告などで集合する事以外は単独または数人程度の組のみとする。そして最低限の最後に、余程の事がない限りは我々の存在を消せ」

「『?』」

「『あぁ…はいはい…』」

「え?どう言う事ですか?」



ここでざわめく一同。だが本土から来た日本人職員は違った。



「一佐。異世界人職員に説明しても?」

「頼む」

「つまりだ。何かの拍子に俺らの存在を諭されてはいけないと言う事だ」

「何かの拍子に?」

「例えば何?」

「そうだな。その犯罪組織やテロ組織に捕らえられたとする。その時は残念ながら援助や救援は出来ないと言うことだ」

「『!?』」

「存在を消せって、そう言う事ですか!?」

「そう言う事だ。あくまでも俺たちがこれから行うのは、さっき言った他国でのスパイ活動みたいなものだ。当然リスクがある。勿論捕縛されるリスクも。なので証拠を集め、言い逃れや逃亡をさせない様に企てる事以外は俺たちも認知しないという事だ」

「そう言う事ですか…。確かに我々の存在が的に知られると厄介ですね…。仕方ありませんね。ありがとうございます」

「因みに本土では麻薬取締官も同じなのか?」

「そこは俺たちにも分からん。だが似た様な感じだろうな」

「という事はあっちも同じという事か」

「そうなるな。それが今度は俺らの番になっただけだ」



「警視。説明ありがとう。では続ける。先程遠回しではあるが、本件は他国でのスパイ、つまり諜報活動をする事になる。よって本件は国王や大統領からのお墨付きとはいえ、非公式での活動になる。その為この事案を知っている者はごく一部となる。具体的には大統領や国王、それと宰相や相談役と極一部の大臣クラスのみとなる。なので高級貴族や他大臣はこの活動を知らない。なので仮に活動中に現地の捜査当局などに捕えられた場合は作戦失敗とし、こちらは一切認知しない事を留意してくれ」

「ということはつまり…」

「そういうことだ。仮に捕まってもこちらは知らぬ存ぜぬを突き通すだけになる。勿論作戦が成功すれば問題はない。成功した暁には報酬と犯人検挙が挙げられる。ハイリスクローリターンだが、君らの作戦成功を祈っている」

「『はい』」

「まあ正直な話が、お前らもこれだけ騒がれて鬱憤も溜まってるだろうから、一気に発散して来いということだ」

「『はっはっ』」

「どうやら緊張は無くなったみたいだな。だが気持ちは俺も一緒だ。共に犯人検挙に全力を注げ!」

「『はい!!』」

「宜しい。では準備を開始せよ。俺も第2部隊の部隊長として作戦に加わる。行け!」

「『おおお!!!』」



こうして各自準備を整え始めた。



暫く時間が経ち、各々準備を終え、同敷地内にあるワープポータルに集合していた。



「お前ら、準備はいいな?」

「『はい』」

「では行くぞ!!」

「皆さん。ご武運を」





・・・・・



合同潜入が開始されたその頃、犯罪集団の連中は日本国に進出した第一派の報告を待っていた。



「頭」

「おう。どうした?連絡入ったのか?」

「いえ。そうではないのです。逆でどうも遅すぎるのです」

「入国審査にか?まあ日本国の審査は異世界一厳しいからな。それで時間が掛かってるのだろう」

「それがどうもそうではない模様なのです」

「というと?」

「そこから先は私が説明しよう」



部屋に数人の男女が入ってくる。



「そうではない理由って何だ?」

「この映像を見た方が話が早いさ」

「映像?どうやらニュースみたいだな。ニュース元は、日本国?」

「続けるよ」



『ニュースの時間です。先月。海上保安庁、沿岸警備隊の巡視船が複数隻の不審船を発見、拿捕しました。捜査関係者の取材によると、麻薬密輸の可能性が限りなく高いという見解を示しています。

こちらがその海上保安庁による不審船の拿捕の映像です。沿岸地域から程近い場所で巡視船が不審船に接近、その後拿捕いたしました。映像が変わって、こちらは巨大な木箱をクレーンで揚げる様子が見受けられます。映像はここで終了しますが、捜査関係者の取材によると、木箱には大量の麻薬が発見された模様。麻薬密輸の疑いがあるとして、乗組員全員を逮捕し、動機などを調べています』



「…どうやら先手を打たれたみたいだな」

「だがそれだけではないよ」

「今度は何があるってのか?」

「半月前にでたこのニュースを見て」



『ニュースの時間です。先日、海上保安庁の巡視船が不審船拿捕から新たな情報が入りました。捜査関係者の取材から明らかになったことです。映像が切り替わって画面に見えていますのは逮捕者の収容や証拠品を集積しているであろう警察署になります。新たな情報ですが、不審船の中から発見されたのは麻薬のみならず、違法奴隷も発見されたとの事で、海上保安庁は急遽警察と国家警備隊の法執行機関と救命部隊に連絡し、治療にあたっているとの事です。捜査関係者の取材で新たに明らかになった事として「これは些か看過できない。捜査当局として全力で犯人検挙に当たると同時に外務省を通じて出港国を特定を急ぐと共に厳重に抗議する」という見解を示しています』



「違法奴隷も見つかってしまったか。これは手痛いミスだな」

「実はまだあるさ」

「まだあるのか?」

「これが一番最近だよ」



『ニュースの時間です。先程不審船拿捕から新たな情報です。不審船の関与したとして、数十人が日本国内に潜伏していた容疑者を全員確保したという情報が捜査関係者の取材で分かりました。映像が切り替わります。現地キャスターに引き継ぎます』

『はい。こちらは地方警察本部になります。先程潜伏していた容疑者らは護送車に乗り込み、こちらの地方警察本部に移送されました。先程警察関係者の取材で新たに分かった事ですが、容疑者らは全員初め容疑を否認していたが、こちらが提示した確固たる証拠の元何も言い返せずにいた、頭が垂れていたというのが分かりました』

『頭が垂れていたというのは、項垂れていた。という事なのでしょうか?』

『そうですね。頭を抱えるとか、ガッカリしたと同じで、頭が垂れていたという事でしょう』

『具体的な逮捕者数というのは公表されているのでしょうか?』

『具体的には、とまでは明言していませんでしたが、50人は越えるだろう、という返答を頂きました』

『そうですか。容疑者らはこの後は取り調べ後にどうなるのでしょうか?』

『密輸及び関与ですので、少なくとも終身刑は免れないでしょう。最悪は粛清及び処刑になるとも言っていました』

『分かりました。現地キャスターでした』



「だそうだ」

「これまさか…。俺らの部下のみならず他も?」

「少なくとも日本国に送り込んだ私の部下は誰とも連絡がつかない。これは捕まったね」

「私も同じですね。ニュースになる前から音信不通です」

「これは最悪のケースか…。こちらも行動に移した方が良いか?」

「何をかい?」

「撤退さ」

「撤退、ですか…」

「だってよ?あの日本国が立ち上がったんだぞ?俺らも危ねえぞ?」

「それもそうですね。でも急ぐ必要は恐らくはないでしょう」

「というと?」

「一応他国に送り込むという事ですから、我々とは違って色々とハードルがあるのでしょう。何しろ『スパイさせてください』と言ってるようなものですから」

「それもそうか」

「『はっはっは!!』」



だがここで水を差した者がいる。



「いや、私は今すぐに撤退した方が良いと思う」



そう。女頭取である。



「?何故だい?」

「そこまで急ぐ必要はないのでは?」

「ハァ…。君たちは日本国の恐ろしさを何も知らない様だね。ちょっとだけ歴史の授業が絡むけど良いかい?」

「え?なんで…」

「良いかい?」

「あ、ああ。良いけど、時間取らすなよ?」

「そこまで時間は掛からない。5分あれば良い」

「なら5分だけ。お前らも一応聞いておけ」

「『はあ…』」



「まずはそうだね。君らって日本国の月々の給料って知ってるか?」

「月々の給料?」

「それって、平民のですか?」

「そう。言い忘れたけどあくまでも平均だよ」

「幾らか知ってるか?」

「いえ。自分は知らないですね」

「俺もだ」

「私は知らないですね」

「知らな〜い」

「驚くなよ?これはあくまでも私がプライベートで日本に住んでいる知人から聞いた情報で、実際に日本国の公式に書かれている事だからね」

「それで幾らだ?」

「日本国の平均平民の月額給料は20000フィート(320万円以上)だ。良いか?あくまでも平均平民でだ」

「『…』」



一同、沈黙する。そして



「『はあああああ!!???』」



叫んだ。



「本気で言ってるのか!?」

「私が嘘言ってどうする?ほら、これが証拠だ。情報のリソース元何処って書いてある?」

「日本国だ…。嘘だろ!?」

「ちょ、ちょっと待ってください!?では貧困層は!?貧困ならそこまで高くないですよね!?」

「そうだよね!?どうなの!?」

「だから私は言ったよ?そこに書いてあるって。読んでみよ?」

「えっと?何々〜?貧困層の平均月額給料は、6000フィート(100万以上)だって〜!?」

「『はあああああ!!??』」

「ちょ、ちょっと待て!!??こんなに高いのか!!??こんなの…」

「そう。私達が知る中で一番高かった給料でも国王か大統領ですら日本の貧困層の平均給料にどうにか届くくらいなんだよ。つまり、どういうことか分かるね?」

「が、学歴は?」

「言わずもがな。ほぼ全員が最低でも大卒。中等部で就職はゼロではないが、人口から察するに別次元をいくつも挟んだ果ての地から、または宇宙の果てから米粒を探す位にはいないだろうね。寧ろ居たら居たで希少存在だろうね」

「ということは技術も凄いよね〜?」

「まあね。部屋の広さで言えば貧困の貧困は国王の寝室や大統領の執務室と一緒か下手すれば寧ろ日本の方が広いだろうね。建物も一軒家も多いけど居住するだけの建物で高さが最低でも30ノウ(130m)以上ある建物が大多数だからね」

「そ、想像も出来ねえ。ということは軍事力や経済力も?」

「経済力は凄まじいよ。国家予算。多分兆か京じゃないかな?」

「『はあああああ!!??』」

「ま、待て待て!!!ということは軍事力も!?」

「軍事費は億か下手すれば兆じゃないかな?」

「『…』」



またもや沈黙してしまう一同。そして頭は絞り出すように発言する。



「撤退を急げ。恐らく近い将来俺らは全員粛清されるぞ」

「『…』」

「異論は!?」

「な、ないです…」

「けど〜?流石に直ぐではないでしょ〜?多分手続きとかで時間掛かるだろうからさ〜」

「それもそうだが…」

「甘ったれちゃん?残念ながら私達に残された時間は正直ないよ」

「え〜?どうして?幾ら日本国でも他人の家に土足で入ることはしないでしょ〜?」

「ではここでもう一つ歴史の授業を。君達も知っての通り、日本国は異世界最強。でも当時は誰も知らなかった。結果どうなったか知っているよね?」

「えっと、確かこの星や他星、それと異世界や別次元、果てには天界や悪魔共々共闘してもこちらが敗北したんでしたっけ?」

「そうだね。こちらがほぼ全滅して向こうは1%すら被害が出なかったことがね。その後に行われた交渉でこの条項を入れたんだ。他国共々それを承知で受け入れたんだ。その条項が『日本国側は異国の地でも国家権力の効力を継続する事を可能とする』なんだよね」

「『…』」

「『え、待ってそれってつまり…』」

「出動要請があれば相手の意思関係なく発動できる、という事だね」

「『…』」

「つまり…」

「『て、撤退!!!今直ぐに!!!』」

「そういう事だね」

「何で先に言わないのよ〜〜!!!!」

「君らが理解しないからだよ」

「クソッタレ!!!おい!!!今直ぐ拡散した部下全員に送れ!!!撤退とな!!!」

「で、ですが直ぐに撤退するでしょうか!!??」

「何でも良いから簡潔に書いて遅れ!!!『日本国が本腰入れてきた!!!』とか『日本国の法執行機関が動いた!!!』とかでも良いから送れ!!!」

「は、はぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」



犯罪集団は漸く動き出した。だがこの段階で動かなかった時点で時既に遅しである。実はこの時点で既に全体の2割が逮捕済みであるからだ。だが今この選択をしたのは寧ろ良いタイミングである。その理由が





・・・・・・



「あらら。どうやら捕まってしまったみたいね」

「そうですね。日本国の動向を調査する為に当家の力を持ってして送り込んだのですが…」

「想像より、いえ想像より遥か早くから行動に移すとは…、敵ながら感心してしまったわ」

「まあ、送り込んだだけですので、私達の計画に支障がきたしたとて微々たるものですが、多少は痛手ですね。ツテもお金も」



そう。(総合的な意味で)金持ち共である。偏見ではあるが、金持ちであればあるほど動きは鈍感になる。そしてコイツらも同様に



「その行動力に我が国も見習って欲しいものですね」

「無理だろ。あれは小国か日本国くらいだろ」

「いや、小国でも行動には慎重になるから、やはり日本国くらいじゃないかね?」

「どうだろうね?お父様にでも頼み込めば動いてもらえそうだけど…」

「それはあれでしょう。貴族管轄の警備隊だから出来ることでしょう。商人だと精々傭兵か私兵を募るだけですから」

「まあな。結局凄いのは日本国ということだね」

「しかしあれね。一体どれくらいの規模を保有してるのかが逆に気になるな〜」

「でた。他国の軍隊の事になると直ぐ目の色が変わる。まあ俺も気になると言えば気になるけど」

「結局気にしてるんじゃないですか…」



そのお仲間さんもこの通りである。まあ、金があるから余裕かましてるのだろうが…。



「しかし凄いね。つくづく思ったけど。日本国に進出する為だけに集まったのに、他国のみならず異世界からも来るなんてね。お陰で資金提供が分散されて助かったわ」

「それはお互い様だろ。俺らだって気になってたしな。日本力の技術力や資金力を」

「噂ですけど、何やら途轍もなく大きな船も所有してるとか」

「眉唾物ですね。流石に私が抱えている輸送船程ではないでしょう」

「まあ、実際に見た訳じゃないしね。私達は実際に見ないと納得もしないからね」

「まあな。んで?俺たちは資金提供だけで良いんだろ?それ以外は関与しない、で良いんだよな?」

「それで構わないわ。実際に犯罪集団たちもそれで承認を得ているから。この通り、契約書まで交わしているから、何かあっても大丈夫だしね」

「朽ちるのは犯罪集団だけで十分だろ。金だけなら流石に日本国も手出ししてこないだろ」

「そう思ってる。ささ、メイドさんたちが新しい飲み物と菓子を持ってきたし、暫しの休暇としましょうか」

「『さんせ〜』」



こうして金持ち集団は晩飯後の夜食にありつけていた。近いうちに()()の夜食になるとも知らずに。

実は日本国に新たな法執行機関が誕生したのだが、この時は誰も知る由もない。

彼らには近いうちに(物事を作った意味で)製産を(家業)生産し続けた結果、(悪事を)精算する際凄惨な光景を目の当たりにし、最後に星散する事になるだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ