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合同朝礼

合同朝礼





先週までの里帰りを終え、何事も無くUターンして帰ってきた各々は、本日より本格稼働する新たな機関に緊張感を持っていた。何しろ今日から彼らは街の安全、治安、秩序を守り、犯人や不正などを取り締まる職員となる。緊張感が無い方が不安である。今回のお話は、初めて純日本人と異世界人混合コンビのお話である。視点は4つ分けてお話しよう。



視点:巡査(異世界人)



「いよいよ今日からだな・・・。緊張してきたぜ・・・」

「お〜い。もう朝飯出来てるぞ〜。食わないと持たないぞ〜」

「待てよ親父。今行く」



父親に呼ばれ、下階に移動し朝飯を取る新米警官



「お?降りてきたな。ほい。朝飯だ」

「おう。ありがとう」

「いよいよ今日からだな」

「ああ。それが今さっき実感が湧いてな。ちょっと身を引き締めていたところだ」

「そうか。それは良いことだ。良いか?分かってるだろうが、目上や上司などには敬意を示せ」

「分かってる。けどやはり下っ端からのスタートはな・・・」

「これからの成果次第さ。成果が出なければ一生下っ端のままだぞ。実際に去年の放送でも言ってただろ?『成果が出なければリタイアまで下っ端』とな」

「ああ。聞いた聞いた」

「実はこれは、別に珍しくない、寧ろ当たり前なんだ」

「そうなのか?」

「ああ。実際にあと1年で50歳、いや人族では無いからもっと長生きなんだが、その方ですら階級は一番下なんだ。これが何十人、いや何百人もいるのも実は当然なんだ」

「そうなのか・・・。何処の世界も上に上り詰めるのは容易ではないんだな」

「そう言うこった。だからもし上を目指したいのなら、忠実に、命令に従い、時には具申、そして誰に対しても敬意を示せ。基本中の基本だろうが、この基本が出来ないと上に登ることも許されない、寧ろ降格もあり得る。自分の胸に刻み込め」

「流石親父。元警備隊の班長を務めてただけのことはあるな」

「だけとは何だだけとは。まあ班長と言っても極小規模、5人とかの班長なだけだったがな」

「それでも凄いぜ。まあ家庭の方は悲惨だったがな・・・」

「言うな。毎日が後悔の嵐だ。5人いた息子娘はお前以外全員家内の方に行ったしな」

「まあそれでも今ではここの食堂に応援として来てくれるではないか?」

「まあな。まあ俺のことは置いといて、そろそろ時間だぞ」

「おっとマズイ。急ぐわ」



ここの家庭は以前、中々帰ってこない家主に郷をにやしたのか、出ていってしまった過程がある。だが今では引退したからか、今では夫婦時代の関係に戻りつつある。だが当の本人らは再婚の意思はなさそうだが、その距離感が今は居心地が良さそうだ。話を戻して、新米警官は急いで飯を済ませ、出勤した。その背中は実に大きかった。





・・・・・



視点:警部補(純日本人)



視点を変え、こちらは極一般的な家庭の家。周りは通勤の通行人で溢れている。そんな中こちらも出勤の準備に追われていた。



「お〜い。飯はできたか〜?」

「ええ。出来てるわよ〜」

「子供らは起きたか〜?」

「『・・・』」

「まだ寝てるか?」

「『・・・起きてる・・・』」

「眠そうだな?けどそろそろ起きないと学校に遅れるぞ〜」

「『は〜い・・・』」



こちらの家庭は子供の世話に躍起になっていた、極々一般的な家庭である。ちょっと違うのは家庭構成であろう。



「しかし今でも不思議だな。あの時救出作戦で救出対象になってた君を助けた後に君から求婚されるとはな。しかも今ではこうして所帯を持ち子供も居る。偶に陥る感覚だな・・・」

「それは私もよ。小国とはいえ、第二王女からの求婚なんて普通はあり得ないわ。しかも相手は日本の文官の法執行官。背後は何もない一般人。それが私からの求婚を打診し、初めは断ったのに、今ではこうして家族もいるんだから、私も不思議な感覚よ」

「しかも降嫁かと思いきや、地位も名誉もそのままの状態で嫁ぐとはな。偶に君の行動力というか、暴挙というか」

「別に良いじゃない?その行動力が故にあなたという夫を手に入れたのだから」

「戦乙女が、家事を請け負うとはな」

「まあこの辺りは私の仕事だしね。でも結構メイドや執事とかに頼ってしまうのも事実だよ?」

「そこは仕方ないだろ。君だって王女である以上は公務もあるのだしな。それはそうと、今日の公務は?」

「今日は休むよ。だからこの後お姉様達と会う約束をしてるの」

「そうか。気をつけて行けよ」

「分かってる。1歳年下の夫には言われたくないわ〜」

「手綱が握りきれない1歳年上の妻には言われたくないな〜」

「あらそれは失礼。それに異世界の日本領土の治安は最高に良いと評判だからね。強盗にでも遭っても直ぐに確保してくれるのでしょう?」

「まあな。1時間以内には確保してやるさ」

「頼りになる夫ね〜。これが私の国でも発揮されると良いんだけど・・・」

「無茶言うな。それをするのは君たちの仕事でしょうが」

「それもそうね」



ピ~ンポ〜ン♪



「?」

「あ、私ね。ほらいつもの」

「ああ。護衛さんやメイドさん達か」

「ええそうよ。ご飯は出来てるから先食べてて」

「分かった。俺は子供達の様子を見てくる」

「は〜い。よろしくね〜」



「お〜い。準備できてるか〜?」

「お、親父。俺は出来てるぞ。ただ弟はまだしも、双子の妹らの動きが悪い。恐らく寝坊だろうな」

「またか・・・。あの返答は何だったんだ?」

「あれは俺と弟。双子は返事してない」

「はぁ・・・。仕方ない。手伝え」

「はいはい・・・。起きないお前らが悪いからな・・・」



二人は布団を捲りあげ、寝巻き一枚になってる子供二人に魔法を唱える。



「「ウォーターボール」」



彼女らの真上に水状の球体が現れ、そのままそれをシャワーの要領で水を流し始めた。



「「冷た!!??」」

「「起きたか?」」

「「・・・」」

「「ウォーター・・・」」

「「うわぁぁぁぁ!!??起きる、起きるよ〜〜!!!」」

「なら早く起きろ。ママはちょっと玄関に入ってる」

「「何で〜?」」

「いつも通りメイドさん達が来たからだ」

「「メイドさん!?」」

「そうだ。あのメイドさんだ。急いて起きないと宿題増加だぞ〜?」

「「わぁぁぁぁぁ〜〜〜!!!!」」

「ったく・・・だから起きろと言ったんだ」

「もうちょっと大きく言ってよお兄ちゃん!!」

「そうだよ!!そしたらこんなに急ぐ必要もなかったのに〜〜!!」

「夜更かししてるお前らが悪い」

「「ちぇ〜〜・・・」」

「悪いな。また手伝ってもらって」

「構わんし、こいつらの生活の堕落が原因だから文句も言えないだろ。そう言えばこの生活が堕落してるのは誰の遺伝だ?」

「実はこれ、ママからだ。何故か知らんがママの家系で女性は生活系が堕落する傾向にある。それがここまで受け継いだのだろう」

「そうなのか・・・ったく」

「キレたくなるのも分かるが、そろそろ飯食え。時間が無くなるぞ」

「『は〜い』」



「さて、漸く全員ご飯食べ終わったわね」

「ああ。俺は歯磨いたらそのまま行ってくる」

「俺たちは登校準備を終えたら行ってくるわ」

「ママは〜?」

「私はこの後お姉様達と会ってくるわ。今日は休みだからお茶会だとは思うけど」

「「行きたい!!」」

「コラ。お前らはダメだろ。それに学校に行かないとメイドさんからの視線もあるぞ〜?」

「「!?」」

「おはようございます〜お嬢様方。学校に行きませんと・・・。ふっふっふ・・・」

「「ひっ!!??」」

「ですので早く学校に行ってくださいね〜」

「「は〜い・・・」」

「いつも済まないな」

「いえ。これが仕事ですので」

「まったく。私が学生の頃はもうちょっとマシだったのに」

「『(ジーーー)』」

「な、何よ皆んなして?」



一同王女様に視線を送る。お前が言うなと言わんばかりな雰囲気に。そして夫からの口撃が始まる。



「妻よ・・・。1ヶ月前の結婚記念日の遅刻」

「うっ!?」

「お母さん?先週、購入済みの買い物袋をそのままスーパーに忘れたよな?」

「それは・・・」

「ねえ我が母よ。おとといなんて調理に使う調味料の配合を間違えたよな?」

「その・・・」

「奥様?私、結婚前の奥様の自堕落な生活を知っています。その上でその単語は・・・」

「うぅ〜〜・・・」

「護衛の立場ながら申し上げますと、私らも色々と振り回されました。その、貴女の他人を振り回す性格如何なものかと?」

「・・・」



「どうなんですか?」

「ぎゃあああああ!!!!悪かったわよ!!!」

「『はっはっはっは!!!』」





・・・・・



視点:三等陸曹(異世界人)



こちらは本日駐屯地内からの起床。なので起床ラッパから始まる。

♪(起床ラッパ)



「・・・」

「お〜す」

「ああ。取り敢えずいつも通りやろうぜ」

「ああ。また後でな」



そのままいつも通りの朝を迎える。戦闘服に着替え、宿舎の外に出て、朝の点呼を行い、朝の筋トレを行い、ランニング後に朝食。その後宿舎内清掃だ。


朝礼



「全員注目!!おはようございます!!」

「『おはようございます』」

『おはよう。休め』

「『は』」

『今日のスケジュールを大方ここで申す。現時刻は8時丁度だ。この後本日より稼働する管轄が全域の警務隊、通称憲兵、正式名称国家警備隊が始まる。ここでの朝礼後警察との合同朝礼が9時から執り行う。国家警備隊所属の隊員は今日からそちらで活動を頼む。それ以外は通常通りだ。国家警備隊へ行く隊員に申す。俺たちはあくまでも武官、つまりある意味軍人だ。なので所管は防衛省だ。なので有事の際は防衛省管轄の元活動することを忘れるな。以上』

「ありがとうございます。敬礼」



朝礼を終え、各自持ち場につく準備をしていた、が、国家警備隊は上からの命令により一旦待機となった。



「待機か・・・」

「まあ本格稼働するまでの約1時間くらいだ。待とうや」

「そう言えばお前も国家憲兵に行くんだったな」

「ああ。元々こっち希望だったからな。夢叶ったって感じだ。そういうお前は?」

「俺も希望でこっちに来たが、まさか受かるとは思わなかったな。何しろ俺頭脳はハッキリ言ってポンコツだからな」

「別にポンコツだけで落としはしないだろ。他にも合格ラインに到達するだけの何かがあったんだろ。まあ何かは分からんが」

「別にそこは求めてないさ。それで?使う車両とかは?」

「まあそれも含めて合同朝礼後に伝えられるのだろう。ちょっと待とうぜ。煙草でも吸いながらな」

「ああ。貰っていいか?今切らしてるんだ」

「はいよ」





・・・・・



視点:二等空佐(純日本人)



こちらは朝食や朝礼を終え、最終確認を警察と共に打ち合わせを行なっていた



「それで、通報が入って上空からの応援要請が入った場合は?」

「基本は管轄内で当てはまる部隊が対応。つまり都市内で警察の管轄なら警察ヘリ、都市は都市でも警備隊管轄なら自衛隊ヘリで。このような形になるな」

「ではその管轄を超えた場合は?」

「そのまま続行。但しその際は元々の管轄へ要連絡及びその先の管轄の連絡と連携が必須」

「つまりそのまま飛行可能だが、別部隊との連携を密に。そして別部隊のヘリも出るから飛行注意、ってか」

「説明が拙く申し訳ないが、そんな感じだ。これは全域対象、つまり海上でも同じと言うことだ。まあ海上の場合は海自ではなく海保だろうが」

「分かった。それは陸でもか?」

「ああ。例えば犯罪現場が複数あり、それが管轄を超える場合は超えて構わない。その際管轄先へ連絡と協力要請を求めることを忘れずに、だ」

「本土と変わらないな。本土でも都道府県を超えた合同捜査なんて普通にあるもんな」

「ああ。それがこっち異世界でも適用される。それだけだ」

「なるほどな。だが流石に国境超えた場合は追えないよな?」

「ああ。流石にそこは警備隊に任せる形になってしまうな」

「確保したとして、引き渡しは?」

「出来ればお願いしたいが、国境超えた段階で管轄が変わる意味にもなる。そこは合同での犯罪捜査になるだろう」



どうやら会話の内容は管轄に関する事みたいだ。最も本土と変わらない事からそこまで重要視もしてないようだが。



「それで?次にだが管轄超えた場合の指揮権はどうなる?」

「基本は捜査または犯罪が始まった場所に指揮権がある。なので仮に階級が上下で違うとしても最優先は指揮権のある管轄となる。まあでもそこは困った時はお互い様の精神でやると楽なんだが」

「それは俺も思ってるさ。基本は移管は無いと考えて良さそうだな」

「ああ。よっぽどの事がない限りは移管はないな」

「分かった。あとはそうだな・・・。人員不足による管轄超えの応援要請の場合は?」

「その場合は普通に来てくれて構わないし、普通に被疑者を確保して構わない、が、その場合は引き渡しが必須となる。先ほどは被疑者が管轄を超えた場合だが、これはあくまでも応援として駆けつけただけだからな」

「そういうことな。分かった。取り敢えずこんなものか?」

「ああ。あとの擦り合わせは問題が起きた時に打ち合わせすれば良いだろう」

「分かった」





・・・・



視点:巡査



着替えを済ませた巡査は、本日組むチームを探していた。



「いよいよ今日から初勤務・・・。緊張するな・・・」



緊張している巡査、だがそれは彼だけではない。他も同様である。そんな中、一人の警察官が近づいてきた。



「おう。おはよう」

「お、おはようございます。えっと(警部補の階級章だ)警部補」

「おう。今日恐らく俺たちがパトロールに回るチームだぞ」

「そうなのですか?」

「ああ。まあこれだけ人数が多いと迷うのも無理ないわな」

「そうなのですか?」

「ああ。本土ではここまでの人数もいないし国土も小さい。だから異世界限定なんだ。さっきチームと言ったが本土では基本2人1組だ。3人以上は指導班以外は基本ないからな。まああっても暴動鎮圧とかで大多数が集まるくらいだな」

「そうなのですね。それで、今回のチームは?」

「本来は交番員として経験を積んでからなんだが、異世界では交番は無いからな。まずは制服警官、つまり制服着た都市警備隊として警察車両、つまり車に乗って巡回するぞ。今日は5人で班長は俺だ」

「よろしくお願いします。他には?」

「俺と隣にいる巡査部長が君らに指導する。一応君で最後だな」

「そうなのですか!?お待ちして申し訳ございません・・・」

「良い構わん。今日から少しずつ覚えていけば良い。それに現場に出れば緊張感は持った方が良いが緊張しては咄嗟の判断で動けんぞ?」

「はい。・・・す〜・・・ふ〜・・・」

「そうだ。まずは肩の力を抜け〜」

「大体3回深呼吸したら落ち着いたか確認しろ」

「はい・・・」



「どうやら落ち着いたみたいです。まだ緊張はしていますが」

「いや、今はそれで良い。では軽く自己紹介だ。今日君らを指導する、班長が俺だ。些細な事でも良いから質問してくれ。よろしく。次」

「今度は俺だな。俺は階級章見ての通りだ。巡査部長ではあるが、まだ成り立てだ。だが他と劣らない自信も備わってる。やはり犯罪者相手に舐められた態度を取らせないようにするためにもな。よろしく」

「残りの3人は今日から初勤務で良いんだよな?」

「「「はい」」」

「まずは車に乗る前の点検を行う。それと同時に携行品と車内搭載品の確認だ。手順はこのようにやってくれ。動画を送信する」

「これを実際に見比べながらやる。まずは俺と警部補の2人でやる。覚えておけ」

「「「はい」」」



ベテラン2人は新人警官3人にパトロール前準備や点検を教え、それを新人にも実践させた。暫く経ち、朝礼の時間を迎えようとしていた。





・・・・・



視点:三等陸曹



こちらはまもなく警備隊として稼働前の招集が掛かっていた。



「よ〜しお前ら。集まったな。まずは俺たちの仕事内容の確認だ。俺たちは今日から日本の法執行機関、国家憲兵、正式名称国家警備隊として稼働する。内容は皆知っての通りの為省かせてもらう。対外相手にはまずバッジを見せ、まだ怪しむ様ならIDも見せろ。この2つは絶対に無くすな。次に服装とかだが、私服でのパトロールもあるが、今日から暫くの間は警察のみとなる。後に俺たちも稼働する。なので基本俺たちは制服警務隊となる。戦闘服の上に名前入り防弾チョッキ。装備品は以前申した通りだ。次に車両だが、こちらは走破性や機動性も備わった物を採用した為、日本車の他に、北米車と欧州車も採用した。割り当てはランダムとなる。身体の一部としてこなしてくれ。質問はあるか?」

「編成はどのように?」

「日によって変わるが、基本5〜10人1組として編成する。毎日点呼エリアで確認できる。確認してくれ。他には?」

「基本は警察業務と変わらないですか?」

「ああ。変わらない。普通に取り締まり、普通に職質し、普通に不審者に近寄り、排除または確保してくれ。他は・・・なさそうだな。では編成を発表する。端末やステータスを確認してくれ。編成完了したら朝礼まで待機だ」





・・・・・



まもなく朝礼の時間である。本日は記念すべき警察と憲兵の稼働日。その為警察官と憲兵全員が所持している端末や個人用ステータスに警察庁支部長から放送として流れた。



『皆のもの。おはよう。今回は代表として私、警察庁の支部長である私が担当しよう。さて、今日から君たちは警備隊、または憲兵として稼働する。早速で悪いが、忘れてならない話がある。それは君らは国家権力であることだ。何言いたいか分かるな?君らはどこでも入れる権限を持っている。変な話、立ち入り禁止エリアにも入れるし、更に言えば例え誰かがいる状態でもバッジやIDを出せば皆君らの足を止めることは出来ない。それが例え女性用トイレや風呂場だろうがな。だから肝に銘じろ。謙虚に、忠実に職務に励め。特に国家警備隊は国を超えての捜査も許されている。使い所を間違えると処罰だし例え現職だろうが前科持ちになる可能性もあるし国際問題にもなりかねない。忘れるな。良いな!!』

『『はい!!』』

『良い返事だ。では君らの健闘を祈る』

『『はい!!!』』



こうして新機関と共に日本の治安を守る法執行機関が開始した。その市民や他国から期待に応えれるかどうかは彼等の手に掛かっている。

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