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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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NOOSE

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「すまんな。緊急事態が故、何も説明なく招集してもらって」


「いや、お主らが緊急を要請したんだ。よっぽどの事だろう」


「それに私達を呼んだという事は、ある程度情報も固まって私達に許可を求めたのでしょ?」


「それくらいボク達は分かってるよ」


「けどその前に事の経緯を話してくれるとありがたい」


「それに初対面の方もいるから、その方たちの紹介も頼みたい」


「分かってる。まずは事の経緯を話そう。実はな・・・」






「『・・・』」


「そんなことが・・・」


「なあ・・・。その中に悪魔とかいるだろ・・・」


「または堕天使とかはどうですか?」


「両方いる。だがこの件は裏で共闘しているから種族間とかではないから安心しろ」


「あ、ああ・・・」


「ふぅ・・・」


「という事でまずは君達、国王たちにこの情報を耳に入れて欲しかったのだ」


「『・・・』」


「そ、そうか。まあ取り敢えず分かった」


「そして事の経緯を先に報告したかったため各自の紹介を後回しにしてしまった。許してくれ」


「それは良い。優先順位が決まっていたんだ。仕方ない」


「という事で次に自己紹介を頼みたい。まずは俺の右隣から」





「ボクからだね。ボクは世界名マーヴィゴ、スウラソ星のレロルジー連合国軍から来ました。軍事国家なので階級は元帥。種族はネクロマンサーだよ」


「俺は世界名マーヴィゴ、ガルム星のマウクーン騎士王国から来た国王だ。種族は俺はダークエルフだ」


「俺は世界名クィゾーラ、ラロフィル星のエクィデ共和国から来た大統領だ。種族は魔人だ」


「次はウチね。ヤッホー世界名ジェゾロ、オスヴ星のウヨル獣人国家から来た統領よ。見ての通り種族は兎人族よー」


「君はいつも元気ね・・・。まあ今回はそれが羨ましいけどね。私は世界名ゴットから来た。もう聞いて分かるかもしれないけど、私は神族よ。左にいる元気な子とはよく遊戯する仲よ。今回は神族の血が通っているのに犯罪を犯している輩を排除しに来たわ。それに私の右隣にいる奴は・・・」


「まあまあ。今回ばかしは犬猿の仲ではなく、対等で行きましょう?まあ、察したかもしれないけど、さっきの神族とは犬猿の仲なの。私の種族が邪神だからね」


「私は世界名ゴットでその派生のエンジェルよ。私自身、神の使徒の使命を受けているからここに来たわ。先に申しておくと、私の部下が申し訳ないことをしたわ」


「それは皆思っていることですのよ?分かっておりますわ。私は先程のエンジェルと同じですが、種族がダークエンジェルですわ。エンジェルとダークエンジェルって敵対ではないのか?と疑われる方もいらっしゃることでしょう。ですが約200年前にそれは無くなりましたわ。今はこうして似た者同士、仲良くさせてもらってますわ。あ、堕天使とダークエンジェルは別種族ですの。そこは注意をしてくださいまし」


「俺か。俺は世界名ボルゲイン、ガゲゾ星のレールレイド首長国連邦から来た。首都が俺のいるアイイロイ首長国が故、俺が参った次第だ。種族は獅だ。猫族でも構わん」


「俺も同じくボルゲインのガゲゾ、国はチャーリュリ魔物連邦から来た。種族はスライムだが、性別がない。声は女だが男にも出来る。だが女の方が楽なので女声で参る。人化にも可能だが、先日戦闘があって、その時に大量に魔力を消耗したため人化にはなれないことを許して欲しい。それと意思疎通可能の魔物は当国出身者が殆どなので、開祖でもあることを理解して欲しい」


「次は私ですね。私は世界名と星名が一緒で、皆さんが今います土地、サラハタで、国名がベイン魔王王国の女王です。他の世界や星でも魔族はいますが、当国が開祖です。それと悪魔は魔族の派生型でもあるので、そちらもご理解ください。尚魔人は人族の派生型なので、お間違いなさらないようお願いします」


「私はその派生型の悪魔で悪魔王でもある。国名はお隣のデスルート悪魔主体国だ。今回は悪魔が加担していると聞き、居ても立っても居られないと思いこちらに参った次第である」


「そこまで焦る必要はありませんよ。部下が独断でした事なのですから。私は世界名アルクェル、星名スターローロ星のペイウィーブ正教国の女教皇でございます。種族は狐。私の部下が神の教えを逆らったとして裁きを受けてもらうため、参られました」


「宗教で言えば私達も同じですよ。私達は先程の方のお隣の国、ルスク宗教連合国の双子姉妹で教皇でございます」

「私達もこの件は憤りを感じていると同時に貴方方(日本国)の手を煩わした事に深く謝罪したいと思います。あ、種族は猫の派生で猫霊族です」


「双子の気持ちは分かります。けどそれは私も同じですよ。私は2国とも隣国でございます、サークス神聖国でございます。私はごく普通の男教皇です。種族はハイヒューマンですよ」


「僕達もその中に入ることをお忘れですか?私も3国と隣人であります、タイリップ清教国です。清める教える国と書きます。僕も教皇で3国とは隣国が故、協力関係を築いています。今回は穢れた修道人を神水に沈めるべく、こちらに参られました。種族は魔人でありますが、こちらに改宗しております」


「私ですね。私は国名などはございません。種族が精霊なので、こちらに来られました理由は強制参加されてしまったのならまだしも、自らの意思で精霊の力を使う輩が出ましたので、特定しその力を断ち切るべく、精霊女王からご指名を受けまして参られました」


「?世界によって精霊の力が違うのか?」


「その通りでごさいます。今回の精霊は、女王から加護を受けて使うことが出来るのです」


「その加護を取り除くことは出来ないのか?」


「特定しないと出来ないようになっているのです」


「・・・精霊も大変だな・・・。特に悪用されると」


「ありがとうございます」


「ああ。失礼。俺は世界名ヌレトンのフレグス星、ジョジズス軍事及び王国から来た。ちょっと複雑な国だが了承してくれ。俺はドワーフで鍛冶が得意だ。俺自身も鍛冶するしな。階級は宰相だ。本当なら上級大将か国王が来る予定だったが、双方とも手が離せない事情が故、俺が来た」


「私は世界名ヌレトンのメレコクス星、パブサリック大帝国の皇帝だ。今回の犯罪行為に加担しているのは、私が調べた限り、まさかの前皇帝という説が非常に濃厚だというのが分かった。そうなるとそう簡単にはいかないためこちらに参られた。種族はダンピールだ」


「私は世界名アラロウロートのユヨルム星、アントリヨ帝国から来た皇帝だ。種族は人族だ」


「お次は私だな。私は国を持たない種族、竜人だ」


「簡単だな。その方がありがたいが、私は世界名ゴット、神族の派生型の龍神族である。神の力を悪用する輩を排除するため、ここに来た」


「私は水中に国がある国家、世界名はアラロウロートのフクモルン星の海から来たわ。国名はウォーターシティー。そのままよ。種族はマーメイドよ」


「私は世界名ハイルミンの星名ウィビルド、ミロウ産業国の統帥です。私の種族は人型ドールです」


「あたしは世界名ハイルミンの星名タルゾル、カッロウア共和国の大統領よ。外見は人族だけど、ハーフリングよ。ちっこいからって侮ると酷い目に遭うよ?」


「私は世界名ハイルミンの星名ホルフェルト、バッスリア大公国の国家元首である。種族はハーピーよ。同族を裁くのは心苦しいけど、こうなった以上は仕方ないよね」


「俺は世界名ウンロティクスの星名ジャッカロイル、カブレリア公国の国家元首。種族は人族ベースの仙人だ。長老族のため、お役に立てよう」


「私は世界名ウンロティクスの星名ウィンゾール、ドラバスコン皇国の皇女よ。種族は人族ベースの魔女よ」


「儂は世界名カーマミゾの星名フィルロト、ホーロベギス空中都市国家の総統じゃ。宇宙にも軍を派遣している国ではあるのじゃが、今回の件で一斉に強制帰還を余儀なくされてしもうたわい。この屈辱は必ず晴らす!」


「まあまあ。落ち着け爺さん。妾は世界名カーマミゾの星名ブリロゴル、ルイルズ正教及び連合王国の女王なのじゃ。先程の爺さんとは昔からの仲での。元夫婦でもあったのじゃ。所属は元夫共々狼じゃよ」


「僕は世界名フリュームのオウタソクス星、ピューレル帝国の帝王の子息です。お父様は現在病床のため、僕が来ました」


「妾は世界名フリュームのヨムゾロ星、メルゾナ連合王国じゃよ。その王女じゃ。本来ならお母様が出る予定じゃったのじゃが、タイミングの悪う事に、緊急で別件が先に入ってのう・・・。妾が出ることになったのじゃ。お母さまはエルフで妾はハーフエルフじゃ」


「俺はその隣国のジュリュム連邦だ。恐らくだが今回の件で一番の関係者人数が多いと思う。如何せん10以上の小国、共和国を連邦として囲ってるからな」


「そういう意味では私も一緒だぞ。世界名ゼルンの星名ヒヒッポロ星、ダーケボン連邦王国の国王だ。俺なんて現在判明している段階で異世界第3位の領土を保有しているんだぞ?15以上の小国、10以上の共和国、5くらいの宗教国、3くらいの軍事国家、それと一つの皇国。合計34ヶ国の国が連邦として皆手を取り合っている。それが脅かされたんだ。止めたい」


「それは誰だって一緒よ。私だって止めたいもの。私は世界名セツゲイノのズーゾロ星、ミンカリオ民国の女王よ。女王だけど民主制だから名ばかりだけどね。種族は魔族よ」


「俺も名ばかりさ。世界名セツゲイノのズーゾロ星、チュウレゲ民国の首相だ。種族はダンジョンマスターだ。国の7割がダンジョンで構成しているからな。その中で一番会話の成り立つ俺が首相に選ばれたからここに来た」


「あたしは世界名トリブロのゲウリュ星、オクォル軍事国家の将帥よ。種族は猫の派生の豹よ」


「俺は世界名トリブロのクォリュウロ星、ボルブイル聖王国の国王だ。種族はヴァンパイアだ」


「『!?』」


「・・・」


「安心しろ。俺は所属こそヴァンパイアだが血は苦手だ。不味いしな」


「ま、まあ今は置いておこう。俺は世界名ロレールクアのジェリック星、ベルゲル共和国大統領だ。種族は半霊だ。死んではいないぞ」


「半霊なら俺の種族は亡霊だぞ。言っとくがアンデットではないぞ。死んではいるが。俺は世界名ロレールクアのジェリック星のウエルカシア聖国の顧問だ」


「まあまあ。それほどにしといて?えっと?あたしが最後ね。あたしは世界名サラハタのサラハタ星、マダレン帝国の副皇帝よ。先日は我が皇帝が失礼しました」




「気にするな。以上の41ヶ国が今回の関係者だ」


「しかしこう見ると多いわね・・・」


「仕方あるまいさ。まさかの犯人が殆ど自分の臣下、部下、研究者、協力者が犯人なのさ。しかもその関係者も共謀しているところもあるんだ。そりゃ上に上がってこないのも無理ない」


「ですがよくこれだけの情報をかき集めきれましたね?タレコミがあったのですか?」


「いや。正直今回は偶々だ。俺も正直ここまでになるとは思わなかったからな」


「つまり日本国の皆さんでも察知できなかった。そう言う事ですか?」


「察知出来なかったのではない。自国やそれに関連することなら直ぐに動けれるが、今回は自国からの被害はただの誘拐、襲われた場所は国外と来たもんだ。そりゃ国外での犯罪行為なんて襲撃された国から許可を貰わないと対処出来ないさ。察知はしていた。だが動けれなかったのだ。それでまだ言うなら考えてみろ。犯人が国外にいるんだ。お前らはその逃亡国の許可を取らずに勝手に犯人捕らえられるか?」


「『・・・』」


「無理だろうな。領土侵犯しているのと同じだからな。そう言う事だ。それで被害が出たから隣国に許可を取って犯人を捕らえ、事件も解決したかに思えたが、どうも疑問点が拭いきれなかったから更に洗ってみたら案の定これだという事が分かった。それで調査を調査に重ね、何とか今こぎつけたという事だ。一応言うが調査対象の国には許可をもらったからな?」


「それは良いや。それで今後どうするのかを聞くために俺らを呼んだ。そう言う事だな?」


「まあ、そう言う事だな。まあぶっちゃけた話、俺達で解決しても良いんだが、それでもお前らの許可が欲しいと思ってな」


「そうなのですね。経緯は分かりました。この判断は?」


「お前らに任せる。こっちに委任するのも良いしお前らで解決するのも良い。だが時間が長引けば長引くほどあいつらは更にバイオテロの材料を増やすだろう。そこを考えてくれ」


「『・・・』」


「暫くお前らで話し合ってくれ。俺は席を離れる」






・・・・・






「ねえ?どうする?」


「・・・私としては正直あいつらに任せるのが一番だと思う」


「まあな・・・。それに今回の犯罪集団は元俺達の仲間だ。正直躊躇してしまう・・・」


「まあ、元同僚を逮捕することになりますね」


「それに容疑者を同時に捕らえないとダメだろうし・・・」


「そうなると必然的にあいつらに託すしかないのか・・・」


「それしか方法はありませんわね・・・」


「しかし、ほんとにどうして彼らは感づくのが速いのでしょうか?たまに自作自演を疑ってしまいますよ」


「だが彼らは真剣にやってるんだ。実際に今回だって偶々突き詰めた事実を知って俺らに決定権を託したんだ。自作自演ではないさ」


「・・・俺達も協力したいが・・・」


「逆に足手まといになるかもしれんな・・・」


「しかし、よくあいつらは少数人数でここまでこぎつけたな・・・。俺達に出来るか?」


「隠密や諜報を使ってもここまでの資料は揃わないよ。だって情報の収集量がまるで違うもん。桁外れだよ」


「そうだね・・・。私達がやっても精々一部の施設または人物しか特定できないもの。ここまでの施設に研究施設、使われている成分、研究内容、人物までは特定できないわよ」


「ところで施設や研究所はどれくらい?」


「えっと?資料には・・・およそ100程ね」


「人数は?」


「(ペラペラ)2000人ね」


「『・・・』」


「無理だ・・・これを同時になんて・・・」


「しかも敵は絶対に反撃する。その間に兵器を使われたら確実に周辺の民家が死ぬ」


「ええ。しかも襲撃されたと分かると他は即座に隠蔽を行うわ。そうなると・・・」


「雲隠れして挙句には、国家を相手にして脅して、最後には・・・」


「兵器を使用し、私達に批判を浴びる・・・」


「それだけで済めばいいが、下手すると全面戦争だ・・・」


「全面戦争・・・」


「お前らも考えてみろ。捕まえ損ねました、他国で製造して使用されました、街が滅びました、その原因は勿論彼らにあるが、では大本の原因は捕まえ損ねた我々にある。そうなると・・・」


「戦火がこちらに広がりますね・・・」


「『・・・』」


「やっぱり彼らに任せましょう?」


「・・・」


「ねえ?」


「・・・大きな借りを作ってしまいましたわね・・・」


「ええ。しかも特大の借りを・・・」


「これで幾つ借りを作ったんだろうな・・・」


「まあそれより彼らを呼びましょう?」






・・・・・






「ほれ。追加の飲み物」


「ありがとう」


「それで?話し合いの結果は?」


「えっと・・・」


「俺が言おう。今回の件は、全て君達に一任する」


「『(コクコク)』」


「分かった。それともう一つ許可を貰いたい」


「『?』」


「今回は兵器を作成し、使おうとする輩だ。徹底的に潰したい」


「それは当然よね?」

「そうですね?」

「それがどうした?」


「そこで俺達日本国はとある部隊の使用を許可してもらいたい」


「部隊ですか?」

「どんな部隊だ?」


「お前らNOOSEって聞いたことあるか?」


「『?』」


「いや?無いな」


「そうか。この部隊は緊急相応部隊なんだ。一班8人が構成されている」


「それで?」


「実はこの部隊なんだが、途轍もなく超強力部隊でな」


「『・・・』」


「しかもこいつらの部隊は日本国最強部隊なんだ」


「おい・・・まさか・・・」


「ここで使うのですか!?」


「ああ。その気だ」


「因みに具体的な戦力は・・・」


「NOOSE部隊の隊員一人に俺達10人が取りかかってようやく倒せる戦力を持っている。班長の戦力は一人につき30人。最大4~5班まで組めることが出来るんだが、その際の指揮官は隊長となる。隊長の戦力は隊長一人につき100人が相手にするほどの実力を持っている、文字通り化け物だ」


「『嘘・・・』」


「自衛官一人に創造神などの神が100人集まって、一億戦してようやく1勝出来るくらいなのに、それを上回る部隊がいるだと・・・?」


「そんな相手は死んでも相手にしたくないね・・・・」


「そうね・・・。そんなの相手をしてたら幾つの世界が滅ぶんだろう・・・」


「おい。勘違いするな」


「『?』」


「NOOSEは自衛隊だけの傘下ではない。外務省の傘下でもある。勘違いするな」


「『・・・』」


「ということは、今回参加する隊員の中には外務省の職員も?」


「勿論いる」


「『・・・』」


「ま、まあそれは分かった。だけど何故それの使用許可を求めたの?」


「そうですね。普通に使用すればよかったのでは?」


「それがそう簡単にはいかない。取り敢えず来てもらおうか」


「『来てもらう?』」


「ああ。お~い」




コンコン・・・




「おう。入れ」


「失礼します・・・」




ゴォォォォォォ!!!!!!




「『!?』」


「な、なんだ!?この威圧感と殺気は!!」


「まるで一人の隊員の中にが何百万人の兵士がいて一斉に威圧と殺気を解き放っているように見える・・・」


「うん・・・。それに見ただけで分かるわ『絶対に死んでも敵にしてはいけない存在』だと、心が訴えているよ・・・」


「そのお陰で護衛で来た兵士たちが・・・」


「完全に怯えているわね・・・」


「仕方ない・・・。悪魔で最強な俺も、この方を目の前にして息をするのもやっとだ・・・」




ゴォォォォォォ!!!!




「おい。いつまで殺気と威圧を放っている?」


「・・・」


「おい!」


「分かりました」




ゴォォォォォォ・・・・・


シーーーン・・・・・




「『はぁ・・・はぁ・・・ふぅ~・・・』」


「すまんな。どうしても敵を()()()()に鍛えられているから、このような威圧になってしまうんだ」


「そ、それはいい。しかし凄いな・・・」


「ああ。途轍もなく凄いな」


「はい。しかも彼の体格も凄いですし、彼の装備も凄いですよ?」


「うん!これなにで出来てるんだろ?しかも文字もいっぱいだね」


「そうね。肩には日本国の国章と防衛省の紋章があるね。右胸に日本語で日本国とその下に現地語(異世界共通言語)で日本国の文字。左胸に日本国自衛隊と外務省の現地語とNOOSEの文字。そして背中には大きく書かれたNOOSEの文字。上に日本語で、下には現地語。これは中々凄いわね。この一人だけで戦は大きく動くわ」


「ああ・・・。?ちょっと待て」


「何だ?」


「ちょっとある単語に引っかかったぞ?」


「?どうしたの?」


「一つ聞きたい。容疑者は?」


「こいつらは逮捕つまり捕まえるのではなく殺しを目的にしている。つまり」


「犯人は全員殺害・・・」


「そう言う事だ」


「だから許可を求めたのか?」


「それもあるが、それともう一つある」


「もう一つ?それは一体・・・」


「こいつらの戦闘する場所は問答無用で仲間に流れ弾が当たる。それとこいつらはとにかく任務遂行を第一にしているから仮に仲間が流れ弾に当たっても治療は二の次なんだ」


「『・・・』」


「という事はもし手伝ってくれといった場合は・・・」


「まず間違えなくお仲間さんに当たる。今回は一任したからまだ良いが、もし同行を求めたらそういった警告をしようと思った」


「そ、うなんだ・・・」


「まだあるぞ。こいつらはとにかく被疑者殺害を目的にしているから、戦力を最大限に使用する。そのため森林が荒野になることも珍しくない。だから場所は教えるからその周辺にいる市民や冒険者たちを避難させて欲しい」


「そ、それほどの戦力なのか?」


「ああ。一度行動を始めたら達成するまで突き進むからな。要望なんてお構いなしさ。しかも遠くから武器を使用する音、破裂音が鳴り響き、一時的に空が闇に飲み込まれることも多々あるくらい」


「『・・・』」


「どうする?」


「『・・・』」


「背に腹は代えられないか。頼む」


「良いのか?」


「ああ」


「お前らも?」


「『(コク)』」


「分かった。では出動させよう。頼んだ」


「了解しました」


「ああ。出来れば持ち帰ってくれ」


「可能な限り」


「頼んだ」






「許可を出していただき感謝する」


「いや・・・」


「暫くここに滞在するか?」


「あ、ああ」


「分かった。客人を寝室に」


「『承知しました』」

NOOSEのモデルはGTA4のNOOSEを参考にしています

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