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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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食べ歩き&残酷な事実

食べ歩き&残酷な事実





「ここが食事街ね」


「ん~~!!良い匂い~。ああ~~。海藻を食べに来たのにこれだと目移りしてしまうよ~」


「リヨンちゃん・・・。考えるんだ・・・。ここで海藻を食べないと・・・」


「(ゴクリ)食べないと・・・」


「太ってしまう可能性が・・・」


「!!い”い”や”や”~~~!!!」


「・・・ね?だからね・・・。我慢しよう?」


「・・・うん・・・」


「一緒に・・・ダイエット・・・しよ?」


「うん!!」


「シェスカ?お前そんなキャラだったっけ?」


「いや?一番効果があるのはこの方法かと思って」


「けど中々黒かったけど?」


「?こういう雰囲気も良いでしょ?」


「・・・まあ良いや・・・。それで?どの店なんだ?」


「そうね・・・。この店が良いんじゃないかな?ここならさっぱりとした魚の油を含んでいるからヘルシーだし、海藻も魚と一緒に出るから良いかもね」


「因みにこのお店は何がおすすめ?」


「この店は出汁に力を入れてるのよ」


「出汁?」


「何で出汁?」


「出汁はね。味付けにも出来るしそのまま飲むことも出来るのよ」


「けど出汁って結構塩分多めじゃないかしら?」


「普通の出汁ならね。けどここの出汁って塩分を使わないのよ」


「塩分を使わない?」


「海藻を乾燥させているから塩分の必要は無いの。料理とかで乾燥させた海藻を水に戻してお湯を沸騰させる前に海藻を出すと良い出汁が取れるの。それを飲むと塩を入れていないのに塩気を感じる不思議な感じになるのよ」


「へえ~。まるでマジックね」


「そうね。それにその出汁を使って他の料理に使用できるのよ。例えば魚の味付けに使ったり雑炊に使用出来たりね」


「結構万能なのね。それだけ海藻が優秀という事ね」


「さてお話はこの辺にして、お店に入ろうか」


「そうね。さて。出汁を飲みまくるぞ~~!!」


「『お~~』」


「なんか趣旨が違うような気がするが、まあいいや」






「あ~お腹いっぱい~」


「改めて女子って強いな~っと実感したぞ・・・」


「ああ・・・。まさかあれだけ出汁をふんだんに使った料理をすごい勢いで食って、出汁も飲みに飲みまくったくせに、その後のデザートは別腹の如くあいつらの腹に消えていくんだもんな~」


「ああ。改めて凄いぜお前ら・・・」


「お陰で会計が凄いことになってしまったな・・・」


「けどそれは大人数ならしょうがないんじゃないか?」


「まあな。結局大人数になればなるほど会計も高くなってしまうもんだ」


「けど普通の料理はまだしも、スイーツ系で会計の4割をいったんだぞ?」


「まあ、それは俺も驚いた・・・。俺ならあの量は食えん・・・。胃もたれする・・・」


「俺もだ・・・。あのスイーツの山を見た時には心なしか胃酸が上がってきた気がする・・・」


「それは重症じゃないか?平気か?」


「あの光景を見たら誰だって同じ気分になるだろ・・・」


「まあな」


「その癖して・・・」


「まだ何かあるのか?」




「さて。次は食べ歩きするわよ~~」


「『おお~~』」




「あれを見ても?」


「『・・・』」


「また俺らは胃もたれする運命だったのか・・・」


「あいつらは今度は何を食う気だ・・・」


「どうせうまいスイーツだぞ?」


「まだ入るのか?俺はもうお腹いっぱいだって言うのに・・・」


「諦めろ。それが女子だ・・・」


「その内荷物運びにされたりしてな・・・」


「・・・あり得るぞ・・・。飯後の後は食べ歩き。その後は・・・」


「『服とかの買い物』」


「今日は長くなりそうだな・・・」


「ああ。しかも質の悪いことに下船直後に今回の修学旅行のノルマである神聖国の文化を知ろうというノルマを既に達成しているしな・・・」


「あれで達成と言えるのか?」


「達成だろ。国立図書館に入ってこの国の文化を学んだわけだしな。その証拠に感想文を皆終わらせているだろ?」


「ああ。しかも図書館の受付の方にここの訪問済み判子を貰っているしな」


「つまり今日は今後の予定は一切フリー。という事は?」


「『俺らに対して地獄が待っている・・・』」


「『ちょっと男子~?早く来てよ~?』」


「『「はいはい・・・』」


「諦めろ男子諸君。こうなるのも運命だぞ。その証拠にカイルとナタリアなんて、はぐれないように手を繋いでいるしな」


「そういうアレクサスは何故こうも冷静なんだ・・・」


「さあ?サラで慣れているから?」


「そういうもんか?」


「そういうもんだと俺は思っているぞ。ライゼンなんて初めから成すがままに歩いているぞ?」


「・・・あのライゼンが・・・」


「ああ。多分面倒だけど付いて行ってるみたいだなあれは」


「あいつこそ肝が据わってるように見えるけど?」


「それは知らん。あいつに聞け。恐らくは『こうなる運命を分かってるから身を任せている』というだろうな」


「『・・・』」


「まあ、取り敢えず付いて行くとして、早速何か食っているな。何喰ってるんだ?」


「速いな~あいつら。何食ってるんだ?」


「クレープみたいなのを食ってるぞ?」


「早速クレープか・・・。しかもそこそこ大きくないか?」


「知らん。普段の大きさが分からない以上はどうしようもない」


「しかも何人かに分かれているしな・・・」


「他は・・・あれはパフェか?随分とデカいな・・・」


「ああ。流石にあれは大きいな。あれ食いきれるのか?」


「舐めるな。女子だぞ?腹に入るに決まってるだろ」


「マジかよ・・・。流石女子・・・」


「んで他の女子は?」


「あそこの店に入ったな。あれなんだ?」


「・・・あれはお菓子の詰め合わせか?」


「おいおい・・・。とうとう数の暴力になって来たぞ・・・」


「んで多分あの店から女子達が現れて・・・」


「多分こう言うんだろうな」


「『“男子~。ちょっとこれ持って~”』」


「な?やっぱりな?」


「『はあ~。やっぱりそうなるか・・・』」






「んで?何を持てばいいんだ?」


「このお菓子の袋を持って?言っとくけど絶対に落とさないでね?」


「おお~~怖怖。俺らに何する気だよ?」


「はて~?何でしょうね~」


「そんな不安を誇張するような言動をするんじゃない・・・」


「他には?」


「これも持って?」


「これ何?ぬいぐるみ?何で?」


「お菓子の景品で当たったのよ。絶対に持ち帰りたいから持っててね。言っとくけど落としたら手洗いで丁寧に汚れを落としてね?」


「・・・はぁ~~・・・」


「『ご愁傷様』」


「お前らもいつかは持つ羽目になるぞ」


「『その時はその時だ』」


「けどそんなにお菓子買ってお前らは平気なのか?」


「何で?」


「だってふと・・・」


「『(ギロ!!)』」


「・・・すまん。何でもありません・・・」


「マーク・・・。何で脳筋のお前が尻込みしてるんだ・・・」


「・・・あの女子の眼光には敵わん・・・」


「そうか。まあもうちょいで出てくるからそこで待ってるか。俺が現実を突きつけてやるから」


「・・・アレクサス・・・。何する気だ?」


「いや?今言った通りだぞ?」


「『・・・』」






「あ~楽しかった~」


「うん~。これだけあれば暫くは糖分に困らないわね~」


「あ~幸せ~♪」


「お前ら終わったのか?」


「うん。これ以上の至福のひと時はないわね~」


「『ね~』」


「ならまずは広場に行こうか。ちょっと疲れたろ?」


「そうね。丁度港の広場があるからそこで休みましょう?」


「そうだね~。私も足がパンパンだよ~」


「あたしも~」


「次いでにアレクサスから女子全員に言いたいことがあるそうだ」


「え?何?」


「広場に着いてからな」


「?気になるけどまあ一応行こうか」






「お?丁度みんなが座れる階段を発見!あそこに座ろ?そしてお菓子を食べよう?」


「『賛成~!!お菓子お菓子♪』」


「はいこれミレンの分」


「ありがとう」


「これはレラカイナね」


「サンキュー」


「んじゃお前ら食いながら俺の話を聞いてくれ」


「あ、そう言えばアレクサスから話があるんだったね。それで何?」


「お前らそんなに買って良いのか?」


「何?お菓子が?」


「そうだ。お前らそれだけ食うとふと・・・」


「『(ギロ!!)』」


「うわ~さっきより眼光が強くなってる~。アレクサスはどうするんだ?」


「睨んでもしょうがないだろ?お前らは昼飯に何食ったか忘れているわけでは無いよな?」


「『うん』」


「んじゃ何食った?」


「何食べたって」

「魚料理を堪能して」

「海鮮も食べて」

「身体と肌に良いものを」

「食べたくらいだけど?」


「その後お前らデザート食ったよな?」


「そうね」

「私達も食べたわね」

「私達のテーブルもよ?」

「それがどうしたの?」


「それだけで済めばよかったけど。、店に出てもお前らの胃袋は健在だったな。店出た後はどこに向かった?」


「何処って」

「お菓子屋に」

「クレープ屋」

「デザート店に」

「入店して」

「買い物と」

「デザートを食べれて」

「堪能したくらいだけど?」


「んで今手に持ってるのは?」


「『無論、お菓子~』」


「・・・」


「けどそれがどうしたの?何か悪いことした?」


「いやしていないぞ?」


「じゃあ何?」


「お前らの食事量だ」


「食事量?」


「そうだ。言っとくがかなりのカロリーを摂取してるぞ」


「『(ピシッ!!)』」


「あ。女子が固まった」

「しかも凍ってる」

「これは溶けるまでまで時間が掛かりそうだな」


「け、けどそこまで多くないわよ?」


「そうよ!でたらめ言わないでよ~」


「ならお前らの今回の食事に対する摂取量を告げよう。でたらめを言うならこれを言っても問題ないよな?」


「そ、そうね・・・」

「も、問題ないわ・・・」


「明らかに動揺してる」

「これは・・・」


「お前らのカロリー摂取量。最低でも1500キロカロリー越えだ」


「『!?』」


「しかもお菓子やデザートでは700を超えてるぞ?」


「『!?!?』」


「う、嘘よ・・・」


「嘘じゃないぞ。何なら今すぐにお前らの購入した店に確認してくるか?」


「『してくる!!』」






「な?女子にはこれが一番さ」


「お前・・・。えげつないな・・・」


「けどそのお陰で嫌な目に遭わずに済みそうだぜ」


「いや?そうはいかないぞ?


「何でだ?」


「さっき女子には摂取カロリーを伝えた。勿論今確認に向かったぞ。そこで地獄を味わうだろう“嘘でしょ!?こんなに取ってたの!?”とな」


「うん。それが?」


「そしたら慌ててこっちに来るはずだ。それだけなら良いが、女子の事だ。カロリー消費に奔走するだろう。そしたらまずは誰かに見てもらう必要があるよな?」


「見てもらうって何が?」


「一つ一つの消費カロリーの計算や運動量」


「『・・・あ・・・、まさか・・・』」


「察したか?そうだ。今度俺らはその見張り役になるんだ。食い物に目移りしないように要請してくるだろうよ」


「『・・・』」


「だから今のうちに覚悟した方が良いぞ?」


「『結局は地獄か・・・』」


「けどお前ら男子はまだマシだと俺は思うぞ?」


「?どういう事?」


「これから女子にはもっと残酷を味わうんだそれに比べたらな」


「残酷を味わう?それって?」


「これさ。この機械を知ってるか?」


「?これって・・・」


「体重計だな」


「体重計・・・あ」


「お前、まさか・・・」




コトコトコトコト




「この足音は?」


「帰って来たな」


「どうだった?」


「・・・計算したら・・・」


「確かにアレクサスの言う通りだったわ・・・」


「だからそれを見て決断したわ・・・」


「何を?」


「『男子!!私達の運動に付き合って!!』」


「『やっぱり~~!!』」


「だろうな。けど俺はこの国に関しては何も知らない。こういうのはこの国在住のファウラが詳しいだろう。どこか運動場を知らんか?」


「それならほど近いところにあるわ。ただ運動場というよりは筋トレに近いかしら?」


「筋トレなら男子も行けるな。そこに行くか」


「ならまずは・・・」


「その前にちょっと待て」


「まだ何かあるの!?」


「私達は今から減量に勤しむのよ!!」


「そう怒るな。元々の原因はお前ら自身だろうに」


「それは・・・」


「そうだけど・・・」


「ならまずはどれくらい減量するか目標を立てないとな」


「目標?」


「けどどうやって?」


「俺が丁度その物を持ってるんだちょっと待っててな」


「なんだろう?」


「男子は知ってる?」


「・・・知ってる・・・」


「けどお前らも知ってる物だ・・・」


「私達も知ってる物?」


「何だろう?」


「これさ」


「『!?』」


「こ、これって・・・」


「そ。体重計」


「『frysdんc』」


「お前ら何言ってるか分からんぞ?」


「ああ。全く何言ってるか分からなかった」


「つまり、これに乗ってどれくらい減量するか目標を立てるんだ。分かったな?」


「『・・・うん・・・』」


「よし。なら今乗れ。そしたら分かる」


「『・・・』」


「だ、誰が一番に乗る?」

「・・・先どうぞ・・・」

「私は後でで良いよ・・・」

「・・・」


「大丈夫さ。今ここに全員分あるから」


「『!?』」


「『はっはっは!!!』」


「あ、アレクサス・・・。マジで持ってる・・・くくっ・・・ヤバい・・・笑いが・・・」


「お、抑えろ・・・吹くな・・・」


「な?これなら全員同時に乗っても問題ないだろ?」







「『そういう問題じゃない!!』」


「なら今乗れ」




スッ・・・ピコン!




「『ぎゃあああああ!!!』」

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