表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
162/261

座学1

座学1




「おうどうした?」


「管理長、時間が確保されたのでこの後座学でも構いませんか?」


「お?よく時間が空いたな?急にどうした?」


「いえ、本来でしたら他委員会の会議でしたが、その委員会が急遽出来なくなってしまいまして・・・」


「それで急遽会議室が空いたと。他と取り合わなかったのか?」


「それが、私達もそう思ったのですが、実は他も手一杯みたいでして。簡単に譲ることが出来たそうです」


「そうか。なら急ぎ会議室に向かおう。よしお前ら。一旦実地研修は終了する。この後座学を行う。恐らくはこの機会を逃すと暫く出来ん。という事で急ぐぞ」


「『はい』」






「皆さん。ご足労ご苦労様です。座学の講師はこの私代理事務長、副課長のエフィーよ。よろしくね」


「『はい。よろしくお願いします』」


「うん。元気があって宜しい。それでは座学を始めるわね。

まずは趣旨だけど、君達は既に風紀委員の一人です。風紀委員に所属すると色々な仕事が出てきます。例えば簡単なところで言うと服装確認や荷物チェック、難題だと諜報や事情聴取などのようなことが出てくるけど、何事にも知識が無いと只の慢心にすらなってしまうからね。なのでまずは基本的な知識から学び始めるわね。

まずは取り締まり対象は誰か、これは誰でも分かるわね?この学園の生徒全員です。何なら私達も取り締まり対象です。例えば私が今日風紀委員がお休みの日だとしましょう。私が無許可の物を持ってきて学園内に持ち込んだらその時点で私が取り締まられて物品の没収、及び注意喚起を行う形になります。例え風紀委員のバッジを持ってきていても、です。勿論風紀委員の一員であってもそれは同じです。軽い罰なら先程のような没収注意喚起になるけど、重くなればなるほど最悪は先生に引き渡しまたは外の衛兵に引き渡しもあり得る話です。ここまでで質問はありますか?基準などはこの後述べます」


「不本意などで知らぬ間に持ち込んでしまった場合はどうですか?」


「その場合はまず虚偽なのかどうかを確かめます。ですがこの話は後程出ます。今は・・・」


「分かりました」


「他には?無いようなので続けます。次に基準ですがこの程度のような物、例えば知識本や教科書以外の成長に必要のない物とかが軽微。この程度なら没収して放課後にお返しです。次に媚薬とか気を引く物は軽い罰、この場合は注意喚起と没収になります。不本意などで持ってきてしまった場合は取り敢えず何も聞かないでお返しします。ですが後日何度も持ってきた場合は没収してこちらで処分という扱いになります。軽度の場合はこのような形になります。貴方達はまだ何が平気で何がダメなのかは分かりづらいと思うので、そこは都度先輩や上級生にお聞きになると良いでしょう。質問は?」


「その話から察するに次は中度と思いますが、軽度と中度の違いはどのような形になりますか?それと、先程不本意で持ってきた場合は何も聞かずに返還すると申していましたが、この場合の基準はどうなりますか?」


「軽度と中度の違いは、基本持ち物の度合いやわざと隠し持っていた、つまり欺く目的で持ってきた場合など様々です。それは今後話す中度の度合いで判断する形になります。次に何も聞かずに返還ですが、軽度の場合は寧ろ探りを入れると反感を買う可能性がありますし、本当に不本意なら尚更です。答えになりましたか?」


「はい。ありがとうございます」


「他は・・・。大丈夫ですね。次に移ります。ここから先中度は基本的上の許可や場合によっては先生引き渡しになることがあります。中度の場合は一言で言えば持ち物の場合は他人に危害を加える可能性があるもの、または協力を拒否し抵抗すること、ですね。この場合は上の判断に委ねられる形になります。その後異常が無ければ最後に照会する。ここで問題がある場合があるのです。小さいことまで。例えば提出書類を出さない、とかまで。これくらいは良いが、以前このようなことがあったのです。“数日前にとある国にて指名手配犯に指定された人物”とね」


「『!!』」


「驚くのも無理もないわね・・・。私もその話を聞いたときは驚きました“このような情報も反映されてしまうのか?”とね。この場合は先生に判断を委ねる事になるのです。ちょっと話が飛びましたが中度はこの場合があるのです。まあ指名手配は重度どころの問題ではありませんけどね・・・。

最後に重度です。これは明らかに危害を加える物、または今からでも危害を加える可能性がある人物、法律または条例での禁止物の所持、そして最後に指名手配。この場合は必ず先生、外の衛兵を呼んでください。そして暫くは特例になりますが、この場にいるアレクサス、ライゼンも呼んでください。理由は、お分かりですね?重度の場合は照会をせず、寧ろ禁止品があればそれを証拠として押収してください。とまあ、かなり話し込んでしまいましたが、このような形で分けられています。

先程私は持ち物検査に限定しましたが、これは巡回中も同様です。気になったら声をかけて内容によっては段階を分ける。これが基礎的な事です。基礎的な知識があれば色々機転を利かせられます。例えば声をかけて不必要な物が出てきて本部に照会中に逃げられてしまった場合は応援を呼んで実地研修で行った制圧などを行い制圧した場合は先生または衛兵に引き渡しする。このようなことが出来ます。以上が基礎的な事です。お時間を頂きありがとうございます」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ