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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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入会

入会





「・・・なあ、これって・・・」


「ああ。付けられているな・・・。だが何故だ?何かしたか?」


「いや?心当たりはない。だがこれは・・・」


「やはりお前もそう思うか・・・なら考えることは一つだな」


「おう。おいお前ら」


「?私達?」


「そうだ。今俺達はつけられているみたいだ」


「『!?』」


「振り向くな!今から俺達はその正体のところに行く」


「は!?それって大丈夫なのか!?」


「ああ。大丈夫だ。相手に戦闘の意思はないみたいだからな。それで?アーカイブ達はどうする?このまま付いてくるか?」


「『・・・』」


「・・・これ以上は君達に置いて行かれることはしたくない。俺は付いて行くぞ」


「『俺もだ』」


「『私も』」


「なら付いて来い。言っとくが出来る限り前を向いたままにするんだ。な~に、何も難しくないしな。ただ単にあくまでも自然にいれば大丈夫だ」


「・・・なら自然にいるわ。けど敵の目星はついているの?」


「ああ勿論。何なら君達も知っている相手だぞ?」


「『え?』」


「まあとにかく付いて来い」









「おい。あいつらどこに行く気だ?」


「まさか、バレたのですか!?」


「そんなことは無い筈よ?人数はかなり多いけど、バレないようにしている筈よ?」


「今はとにかく尾行を続けろ!チャンスを伺うんだ!」


「『はい』」


「どうだ?そっちから引き継ぎは出来るか?」


『やってみるわ』


「一応気をつけろ?もしかしたらバレているかもしれん」


『分かったわ。何とかするわ!大丈夫よ。こっちには潜入のプロがいるもの』


「頼もしいな」


『あ、見つけたわ。まだバレていないわね。引き継ぐわ』





「それで?今どこに向かっているのかしら?」


「分かりません。ただ校舎内に入ろうとしていますね」


「校舎内に?厄介ね。バレずに行けるかしら?」


「怪しいですね・・・ここは人数を減らしましょう」


「分かったわってもう入ったわ!急ぎましょう!!」






「どこに向かってるんだ?この先は委員会エリアだぞ?」


「分からないわ・・・。もしかして目的の委員会でも決めたのかしら?」


「だとしたら不味いわね・・・。確かにあれから1週間は経っているからね」


「出来れば敵に回らなければいいが・・・」


「特に体験だけで正式には中等または高等からになるとはいえ、研究系はやめて欲しいわね」


「だな・・・。あ、止まったぞ?各自停止。今扉に止まったぞ」


「・・・?入ったわよ?追う?」


「いや待て。出てくる可能性がある。二人だけ扉の前に行け。そこで盗み聴きしろ」


『はい。俺達が行きます』


「頼む」


『・・・って副委員長?この扉は我々風紀委員の委員長室ですよ?』


「『『え!?』』」


「落ち着け!もう一度言う二人だけ扉につけ!」


『は、はい!』









コンコン


『誰だ?』


「初めまして。5年のアレクサスと申します。そちらの風紀委員に関して少しお話が」


『・・・一人か?』


「いえ。多数です。12人です」


『・・・良いだろう。入れ』


「失礼します」





「どうも初めまして」


「ああ。初めましてだな。そこに掛けてくれ。飲み物は?」


「いえ。大丈夫です」


「分かった。では、俺は風紀委員の委員長。種族は天族のルーカスだ」


「初めまして。俺はアレクサスです。隣は」


「ライゼンだ。後ろに」


「私が代表で言います。右から自分ことアーカイブ、マーク、ゴウリーグ、ジャリーグ、オーユ、メルカイナ、レラカイナ、リアリィ、クエスタ、ユレイナです」


「よろしく。それで?風紀委員に関してと言っていたが、どういう事だ?」


「下が勝手にやったことかもしれませんが聞いてください。俺達風紀委員の方たちに付けられています。そのことに関して何かご存じですか?」


「『!?』」


「・・・」


「つけられているって、尾行されているという解釈で良いか?」


「はい。間違いないです」


「あいつらがお前らを尾行するにはそれ相当のことがある筈だ。何か心当たりはあるか?」


「それが無いのです。ないのでこの場所に来て事実確認をしようと思い参りました」


「まあ何も用がないのに尾行なんてあり得ないからな。今でも付けられているのか?」


「はい。何ならあのドアにもいます。挙句には盗み聞きもして」


「何だと!?・・・分かった。至急呼びつける。ちょっと待ってろ」


「はい」



キンコン~~~・・・



『生徒の皆さん。小等部風紀委員委員長のルーカスです。お呼び出しを申し上げます。小等部風紀委員全員、現在の仕事を一時中断し大至急委員長室へ来なさい』



キンコン~~~・・・


ドタドタドタドタ!!!!


コンコン



「誰だ?」


『風紀委員全員集まりました!!』


「入れ」


『『失礼します』』



バタ!!!



「『え!?』」


「まあ落ち着けお前ら。一旦その場に居てくれ。ああ入りきらないだろうからドアは開けっ放しで良いぞ。それで何故呼びつけたのか分かるか?」


「『(首を横に振る)』」


「そうか。まあ全員知っているわけでは無いよな?では全員に聞こう。今座っているアレクサス達を付け回したのはどいつだ?」


「『・・・』」


「そうか。しらばっくれるか・・・なら何か罰を与えなければな・・・。そうだな。全員夜21時まで反省文と備品管理または整理整頓、それと学園内の活動している場所を衛星委員からと共に全てやっても・・・」


「『私(俺)が尾行しました!!!なのでそれは止めてください!!!』」


「・・・まさか殆どが関わっているとは・・・すまんな。風紀委員なのに秩序をを乱してしまった。代表として俺が頭下げよう。すまなかった」


「『委員長!?何もそこまで・・・』」


「お前らな・・・何一般生徒を尾行している!?何かしでかしたのか!?あ!!??」


「『い、いえ・・・』」


「なら何故こんなことした!?」


「『そ、それは・・・』」


「それは私が言います。アレクサス君、並びに皆さん。申し訳ない。尾行した理由を申します」





「そんな事あったな。それを撃退したのがアレクサスとライゼンだからつけたのか?」


「左様です」


「なら後ろのマーク達は?」


「彼らはアレクサスと一緒にいたので、なし崩し的に・・・」


「何がなし崩しだ!?はあ~~~お前らに役職を付かせたのは間違いだったのかもしれん・・・。良いか!?幾ら戦力として欲しいにしろこれは不味いだろ!!イメージダウンに繋がるわ!!いやも既に下がっているわ!!!お前らの勝手な行いでな!!!!」


「『申し訳ございません』」


「俺に言う事ではないだろうが!!」


「『アレクサス、並びに皆さま。申し訳ございません』」


「すまんな。もう一度言う。申し訳ない」


「だってさ。ライゼンは?」


「俺は別に気にしていない。リアリィ達は?」


「私も別に、つけられたのは驚いたけど、特段問題が無くて安心した。ね?」


「そうね。私もよ。これが犯罪組織なら許せなかったかも」


「だな。まあ取り敢えずは俺達も気にしていないさ。な?」


「『ああ』」


「だそうだ。それに元々関係ない奴もいるからな。別に構わん」


「すまない。お前ら頭を上げろ。後で役職ついている者は緊急会議をする。これが終わった後直ぐに行く。とりあえず解散。ああ。本件と関係ない委員はこの場にいてくれ」


「『はい』」


「・・・関係ない委員はまさかの10人か・・・分かった。お前らも解散して良いぞ。お前らは通常業務に戻ってくれ」


「『はい。では失礼します』」



バタン・・・



「バカな下ですまんな」


「大丈夫ですよ。事が済んでこちらも安心しました」


「ありがとう。感謝する。さて、この件はこれでお終いとして、あとは何かある?」


「いや。この件だけですので」


「そうか。ならこちらから一つ良いか?」


「はい。何でしょう?」


「さっきの戦闘力を聞いた。確かにその件は俺もその場に居たが別件で関われなかった。けど会ってみて分かった。アレクサスとライゼンはただならぬ戦闘力があると一目で分かった。そこでだ」


「まさか勧誘ですか?」


「お誘いという意味ではあっている。だが別にこの話を断っても構わない。元々こういうのは君達の判断だからな。だがまだ決めかねているならこの委員会に入って欲しい。理由は幾つもあるが、一番大きいのは敵が強力な戦士や防御であしらわれると、こちらとしては手こずるし生徒たちにもいつか被害が及ぶ可能性がある。それが集団なら尚更だ。勿論最終的には先生を呼びつけるが、そこまでにはどうしても時間が掛かる。なのでいち早く鎮圧すべくこちらとしても強力な味方をつけたい。恐らく後輩たちはその簡単に撃退できる実力に制御が効かずに君達をつけたのだろう。だが俺も味方なら力強いのは事実だ。どうだろうか?」


「『・・・』」


「いくつか質問しても?」


「ああ。いくつでも」


「まず風紀委員はどういった構成なんだ?どういった組織になる?」


「まずは組織から話そう。君達は生徒会を?」


「知っている」


「俺もだ」


「『同じく』」


「なら話が早い。分かりやすく言う。生徒会はその名の通り生徒会で運営している。当然ながら他の委員会は全てこの生徒会の傘下になる。今まではそれでうまくいっていたんだが、ある日に一番上の生徒会による不祥事が発生した。その生徒会がまさかの隠ぺい工作をしでかしたんだ。挙句には学園外まで手を汚してまでやっていた。最終的には公になって生徒会にて関わった奴らは満場一致で罷免、後に退学と賠償請求になった。その後は学園を去ったのは良いがそれでも信頼を大きく失墜したのは事実だ。この事態を受けて始めこそは生徒会の傘下にいた風紀委員はこれを退会。それもそうさ。風紀委員も圧力で捜査出来ないように仕向けられていたんだからな。生徒会を退会後は国、理事会、先生、生徒からの支援により風紀委員独自の組織を形成した。


こういう経緯から風紀委員は生徒の誰にもとらわれない独自の委員という訳になったのだ。勿論上はいるのだが、それは先生や自治体になるから生徒のいざこざにはならないという事だ。


次に構成だが、うちは知っての通り小から大まで一貫校だ。なので風紀委員もそれに準ずる。人数は詳しくは知らんがかなりの人数がいることは分かってくれ。多分小等部だけでも全体の1割ほどがこの風紀委員に所属している筈だ」


「なるほど。確かにこの学園の所属人数はかなりのものですからね」


「なら次は俺だ。上下関係はどうだ?」


「上下関係だが、基本はない。主にに実力主義になるからな。だが役職が就けばそうはいかない。役職と言っても現場主義に上下はない。あるのは隊長や班長くらいだ。上下は雑務や事務中心が上下関係になっているな。だが基本だ。例外はある。それは入ってみてからの楽しみという事にしてくれ。あと実力があれば班長や隊長になることも出来る。だからその気になれば高等部の生徒に対して小等部の風紀委員が捕まえることも珍しくない。それに班長とかになれば”中等部より小等部が上だから小等部の一人が班長で中等部はその下だ”というのも出来るだから本当に実力が第一だ」


「基本は実力主義で上も目指せる。と。恨みや妬みは?」


「それは誰にだってあるだろ。それはどうしようもない。けど引きずるなら実力を上げるか、鬱陶しいなら追い返せ、だな」


「ほう~~?それは気に入ったな・・・」


「だろ?他には?」


「進級時はどうなりますか?」


「それが一番気になるよな。勿論他の委員会と一緒、と言えば早いか?」


「ああ。分かりました」


「他には?」


「あるか?」


「いや。ない。お前らは?」


「『ない(よ)』」


「でしたら以上です」


「分かった。それで、どうする?」


「俺はもう既に決まっているんだが、お前らは?」


「俺も決まっている」


「『俺(私)も』」


「なら決定だな。もし全員入るとしたら入れますか?」


「!!勿論だ。歓迎しよう」


「なら」




「『よろしくお願いいたします』」


「ああ。こちらこそ。では正式な書類は後でやるとして、先に服装や顔合わせがある。丁度小等部の役職就いている奴ならあの場にいるしな」


「お願いします」


「ああ。それともしチームを組みたいなら君達全員で組んで構わないぞ」


「?チーム?良いのですか?」


「ああ。1チーム7~10人だから君達はそれを分割して2チームで形成して良いからな。まあそれだと2チーム目の数が合わないからどこから持ってくる必要があるが、それは小等部のみならず中等部でも良いし高等部でも良いぞ。数だけ合わせたら良いからな」


「分かりました」


「では移動しよう」






コンコン・・・


「入るぞ」


「はいどうぞ。!?彼らは・・・」


「今回は関係ありだ。おいお前ら。こいつらに感謝しろよ」


「『?』」


「委員長?と言いますと?」


「さっき話し合ったら全員加入するそうだ」


「『!?』」


「ほ、本当ですか!?」


「ああ。本当だ。だから取り敢えず顔合わせと俺同伴で寸法合わせをする。ああ女子一人来てくれ」


「私が行きます」


「おう。頼むな。んじゃ取り敢えず自己紹介だ。名前と役職名だけで良いぞ」


「『はい』」


「ではまずは在籍組から。先程は失礼した。今後は気を付ける。6年のローランド副委員長だ」


「同じく6年のキーナ副委員長よ」


「同じく6年のクレグーラ書記長だ」


「同じく6年のダーウィン副書記長だ」


「同じく6年のギークス副書記です」


「同じく6年のフロール部長ですよ」


「同じく6年のルロール副部長ですわ。フロールとは双子で妹ですわ」


「同じく6年のキューレー副部長。気軽にキューと呼んでね」


「んで俺だ。とりあえず世代交代したてだから数は少ないんだ。この後課長と係長とか隊長とか色々あるけどそれは後日だな。とりあえず俺はこいつらを案内してくるからな。それまではいろよ?キーナ。いくぞ」


「はい」





「まずはここな。ここが委員会室になる。とりあえず着替えたり何かあったらここに集まってくれ。ここには誰かしら一人はいるから分からなければここに来い。今はたぶん誰もいないだろうな。結構広いから迷わないようにな。隣が更衣室だ。女子はキーナについていけ。男子は一緒に来い」


「『はい』」




「さて採寸だが、実は図らなくても良い場合があるんだ」


「?と言いますと?」


「君達は気にならなかった?風紀委員の一人一人証明する場所が違う事に」


「『?』」


「あ、そう言えば風紀委員の制服を着ていたり、着ていない委員は何かバッジ?みたいなものもあった」


「『あ』」


「正解だ。だから別に制服にこだわることもないのだが、一定数は制服が良いという意見もあるからな」


「成程。因みに制服の他には?」


「これだ。まずは制服だが、緑ベースに白色の盾のマークだな。これはバッジも同じ形をしている。続けるぞ。


制服の場合は幾つかのパターンがある

1、前の右胸、左右の二の腕、背中

2、左右の二の腕

3、前の左胸、背中

これが制服のパターンだ


次にそれ以外

腕章

ボタン型バッジ〈制服はブレザー型だから、基本は襟のボタンに付ける〉

拳程の大きさのバッジ〈首からぶら下げるかベルトに付けるのが多い〉

カードケース型〈役職名とか色々書いてあるからベルトに付けるのが多い〉

生徒手帳に反映させる

腕輪タイプ〈腕輪にマークがあるもの〉

腕輪タイプ〈空中投影型〉

手帳型

ベスト型

スライドで表示

以上がそれ以外のパターンだな。


この中から選んでくれ。数に限りはないから複数種類所持しても構わないぞ。まあ全部つけているやつはいないが、別に止めはしないぞ」


「なら俺は・・・」







「終わったな?では出て来い」


「『はい!!』」



ガサ!!



「おお~~似合っているじゃないか」


「お似合いよ。これで風紀委員の仲間入りね」


「『はい!!』」


「俺は拳型バッジと腕輪の空中投影型にした」(アレクサス)


「俺は制服の前後と拳型バッジだ」(ライゼン)


「自分は制服の前後左右オンリーさ」(オーユ)


「俺はスライド式にしたぜ!!こっちのほうがしっくり来たな」(マーク)


「自分はカードケースにしました」(ゴウリーグ)


「俺はこっちの腕輪のマーク付きにしたぜ」(ジャリーグ)


「俺は腕章と拳バッジ。シンプルだろ?」(アーカイブ)


「私は制服の左右にしました」(リアリィ)


「私はこっちも制服の左右と拳バッジにしたわ」(レラカイナ)


「私はこちらの手帳型にしましたわ」(メルカイナ)


「妾はこっちがお似合いじゃ。ボタン型一択!」(クエスタ)


「うちはこれで。腕章と手帳型」(ユレイナ)


「これまた分かれたな。まあそれも個性だから別にいっか」


「そうね。これはこれで良いわ」


「さて。お披露目会は済んだか?次の集会日は来週の月曜の放課後だ。その時に改めて顔合わせと同級生や上学年が来る。気を引き締めろよ?」


「『はい!!』」







「チームはどうしましょうか?」


「それならアレクサス一択だろ?」


「そうねアレクサスが良いわ」


「俺もだ」


「おい!いつもならユレイナとかだろ!?何故今回は俺なんだ?」


「だってこの中で強いのってアレクサスかライゼンでしょ?」


「それに隊長か班長は強いのが良いだろ?」


「さっきも委員長が言ってましたね。この委員会は実力主義だと」


「ライゼンは?」


「俺は班長とかは気分じゃないし似合わない。なら必然的に」







「『アレクサスしかないよな(ね)?』」


「・・・分かったよ仕方ないな・・・ライゼン貸し一つな?」


「分かった」

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