自衛隊 休暇の日々! 7日目 1
今回は会話無しでした。
書き終わったら会話無い!と投稿予約した後気づいたから許して?
自衛隊 休暇の日々! 7日目 1
今日は基地に帰る+ローズとレイチェル引越し日だ。
待ちに待った夫婦水入らずの場所に引っ越すだけあって2人は昨夜からウキウキが止まらないみたいだ。無論俺もだが。
因みにレイチェルのお別れ会は既に終わったみたいなので心置きなく基地へ向かう事が出来た。
因みにもう一つ、間接的に血縁関係のあるローズの嫁の2人と嫁の従姉妹も楽しみで仕方ないのか、さっきから鳥肌立たせて待ち遠しくしていた。
そらそうだろ、この世界 いやこの星のみならず地球以外の異世界が何が何でも一度は見てみたいところとして超有名な自衛隊基地に「家族関係者」として住宅地までは入れるのだから、義弟妹はこれから超が付くほど貴重な体験をこれからするのだから、そりゃ楽しみだろう。
因みに今日基地に向かうメンバーは、俺ことマサル「レイチェル、レイチェルの弟妹、レイチェルの従兄姉弟妹、その従兄弟の付き人や護衛、従兄姉弟妹の奥さんや旦那さん、その子供達のレイチェル側は合計約30人」と「ローズ、ローズの全員血縁関係のパーティメンバー6人、その家族や(ローズ自身とローズの家族が貴族なので)貴族、その付き人と護衛のローズ側は約40人」の約70人が基地に向かう。
・・・自分で言うのもなんだが多過ぎるだろ・・・ いや王族や権力の上の者ならこれでも少ないのか?よう分からん。
因みに全員、俺が自衛隊に所属しているのは承知している。当然ながら色々あった。
順を追って結構長くなるが、説明するとレイチェルもローズも結婚に賛成反対は置いといて、本人に会ってから決めてくれという筋を通しているのか、それともこれから血縁者全員を陥れたいのか分からんがそういう事が昨日あった。
初めは見た目で判断したのか 平民と貴族は割に合わんとか、政略結婚の方が良いとか、利用などする気満々の貴族や単純にこの人なら良いという純粋な人もいた。
まあ人それぞれだし感情も色々あるのでそこはそれで仕方ないだろう。
ただ俺は初めは相手の出方などを伺っていたので余り自分の事を話さなかった。話したのは馴れ初めぐらいだ。
そんなこんなで初めの時点ではローズ側は反対、レイチェル側は取り敢えず保留であった。
次はローズとレイチェルが両家に説得をする。まあ当然である。流石に初めから駆け落ちする気は毛頭無いので、というかローズが貴族だから駆け落ちなどしたらまず追われる。
まあじきに俺の正体はバレるだろうが、それでもそれまでは双方追われる身である。それだけは出来る限り避けたい。なのでローズも俺も特にローズの両親には重点的に説得した。
この時点ではまだ俺の正体はバラしていない。これは最後だ。レイチェル側にも説得している。ただし偏りがあると冷たい視線を送られてしまうので過度は禁物だ。それでも両家からの質問は激しい・・・何故か付き人も質問に参加していた。例えば実力や金や交友関係など様々。嫁ではなく婿なら賛成という意見も出た。けどそうしたらレイチェルを諦めなければならないのでそこは嫌だった。
ということで中間結果は、レイチェル側は賛成、ローズ側は反対という レイチェル側は先程のレイチェルも一緒に住むことが結婚の条件という誠意を見せた結果賛成してくれた。
だがローズ側は相変わらず反対だ。最終ステージは、俺がわざとローズ側の人を挑発するという、本来なら非常に不味い、下手すれば接近禁止命令が下るほど不味い状況であるがわざとそうした。
理由はこのあと正体を両家に教えるからだ。そのあとどうなるかは分からない。これでダメであれば俺は手を引くことを考えていた。さっき言った通り駆け落ちはしたくなかったからである。挑発は簡単に 結婚しなければ、お前の家を襲撃する、というバカらしい説明をした。
当然初めは相手にされず、寧ろこいつを相手に勝ったら考えてやるよという慢心気味に言われたので、相手の者 恐らく相手側で1番強い相手だろう。相手は剣を持っていて俺は素手だったが俺はさっくりと倒した。これには相手側も顎が外れる程唖然した。
後で聞いた話だが 相手は元Sランク魔道士で魔法ギルドでは3本の指に入る程の実力者で今でも時々教育にギルドに行っているほどの実力者というのが判明した。そんなこんながあって相手は意地を張って今度は10人と相手しろと言われた。勿論それを受けて、これまたあっさり相手を撃退した。
流石にこれ以上は仕掛ける事は無かったがそれでもローズ側の人は警戒していた。何だこの無礼者の人間は、とな。暫く睨み合いが続いていたが流石に俺が痺れを切らしたので、さっきまであまり自分の話をしなかったが俺は話し始めた。
俺はこの星 サラハタの人間では無いことも含めて色々説明した。そう色々と。俺がこの世界の住人では無いことを説明したら両家とも驚愕していた。一部ではモーズの星の者か!と言われたが即否定した。
実はモーズとサラハタの関係は最悪なので即疑われた。
長くなったがようやく正体を説明する。俺は地球の日本国航空自衛隊の人間だ、と。証明も出すとやはりというかいつも通りというか、取り敢えず空気が凍った。
そして10分のフリーズのあと錆びたブリキのごとくこちらを向いた瞬間、ローズ側の人も即結婚を認めた。更になんと両家総出で土下座してきた。何故?と思ったが正体を知らなかったとはいえ貴殿を疑い、失礼極まりないこと態度をしたことに謝罪をしたいということで謝罪したいという理由みたいだ。勿論寧ろ頭を下げるのはこちらと言って直ぐに頭を上げさせた。
そのあとは緊張ありきだったがこれまたどこかを思い出すようにまたトントン拍子に話が進んでいた。両家とも今後とも宜しくという挨拶も含めて。
ただ不安があるとしたらうちで釣り合うか?とローズの護衛の人に言われたがそのままで良いと言うと安堵を浮かべた。
そんなこんなで両家の許可が下りたのであとは帰るだけとなった。
因みに戸籍関係はこの星は全て済ませているが地球側はまだ進めていないので帰ったら作成及び上司から指導だろう。憂鬱だが仕方ない。
道中はローズの両親の計らいで全員馬車で移動が出来たので安心した。一応良いのか?と聞いてみたが、寧ろレイチェル様も我が娘も妻になり立場は逆転してこちらは下なのでこれでも足りないと言っていた。
・・・今更思うけどこの約90人(増えた)の中で一番上は俺だと改めて知る事になったことに何となく違和感を感じていた。
そんな違和感を感じながら馬車は一路東へひたすらすすみ、早馬で昼過ぎに久し振りにカサジマ県に帰ってきた。
さて問題はここからで知っての通り領地に入管には最低でも2時間は掛かるのでこの時間を利用して事前に向こうに連絡し、書類作成と自衛隊住宅地申請書などを作成、同時に地球側の戸籍を作り、婚姻届及び家族関係も洗い直し、新規に作成する。
因みに地球側の戸籍を作る理由は無いが建前だけでも作成する。その方が色々とやりやすいからである。色々掛かって書類と申請が通るまで足止めされたが3時間後に全て終わり、ようやく入ることが出来た。
俺は久しぶりの風景に思いを馳せていたが初めてカサジマ県に入った両家全員は驚きと興奮が混ざっていた。
大方、車や高層ビルに夜でも明るい街灯などに文化と技術の違いを肌で感じているのだろう。
・・・分からなくは無いがそんな大騒ぎすると単なる不審者だぞ?買い物や見物をしたいという要望が出たので望み通り自由時間にした。どうせまだ許可書は申請待ちでもう暫く掛かるだろうさ。
夕方になり申請許可が下りたという電話があったので全員を呼び戻し、いよいよ基地内に入る。
入る前のゲートで手荷物と身体検査などを細かく検査してようやく入る。
因みに今回は俺の計らいで付き人など含めて全員入れるが今後はそう簡単に入れない。妻や生まれてくるであろう子供は勿論顔写真付きの証明書で楽に出入り出来るが義兄姉弟妹や義両親はそう簡単に入れない。
たとえ妻が入れていいよと言われてもだ。必ず俺を通してようやく入れるので時間がかかるし手間である。付き人や護衛も今回は来訪者として入れる。ただ今後こっちに入れるかといえばそうではない。
簡単な話 部外者に違いないからである。あくまでも護衛に付き人だからだ。そのことを全員に説明すると全員納得する。うん、ありがたい。
最後の目玉である、住宅地である。住宅地は広いところだと庭付きで土地だけで1億はするところがある。確かに大家族だと妥当と思うが我々は今回は良く郊外で見かける広い家と同じくらいの家を借りた。当然分類は家族在住可能の寮だからだ。家は20人が一気に来ても問題ないくらいの家だか今回は部屋が足りんな、何しろ護衛等合わせて90人だからな。しょうがない。
てことで色々説明をしたのであった。・・・また説明か・・・
次回は自衛隊 休暇の日々!の本編最終回です。
多分殆ど会話だらけになると思います。
番外編か登場人物かその両方か。




