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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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散策?

あけましておめでとうございます。


今年もよろしくお願いします。


新年一発目の投稿です。

散策?




「班長。報告聞きました?」


「ええ。山岳エリアの制圧が完了したこと、地下道がたんまりあってその応援で隠密部隊が来ることもね。けど詳しい情報とかは乏しかったみたいね」


「そうですね。城周辺の地図は大きな成果ですし逃げ道潰しも中々ですが、肝心な情報が乏しいとなると、他方面、つまり自分達に情報が偏っている可能性があります。ですが今回はこちらも乏しい可能性がありますね。何故なら」


「そうね。こういう場面に当たるとは思わなかったわね。まさか森と湿地帯とはね。しかも雨期明けとはね。道理でぬかるみとかが多い筈だわ。挙句には敵という敵がいない。これじゃ警戒の『け』の文字すらないわね。どう?貴方達。あれから」


「班長。どうやらこっちも同じみたいね。歩いても歩いてもぬかるみに小動物。たまに巨大な魔物もいるけどそれも狩ってしまうし。やることが無いみたいね。一応私は望遠鏡を持ってきているけど、見渡しても何も無いもの。どうしようもないね。もう軽く散策さ」


「・・・」









「・・・侵入者がいたぞ・・・。あの団体。しかも呑気にくつろいでいるぞ・・・」


「・・・あれは罠にはまったわね?ここはぬかるみが多いからただでさえ体力を使う。更に魔物や幻影魔法を使っているから猶更体力を奪う。暫くしたら私達の餌食ね。あ~楽しみだな~」


「まあそれでも油断しないでね~?まだ体力あるうちに襲ったところでこっちも消耗したら意味ないのよ~?そこは気を付けてね~?」


「分かってますよ~。俺達ですら不味いことも。けど今は待ちますか」




「そろそろ平気か?どうだ?行けそうか?」


「あれだけくつろいでいるのは初めて見たけど、あれは余裕そうに見えて実は体力がないみたいね。だってほら一部が」


「あ~確かにあれは疲れている証拠ですね。ではそろそろ向かいますか」


「毎度申し訳ないが、いつも通りに後ろには20人連れているから万が一も大丈夫だな。お前らも良いか?」


「『おう!!』」


「では行こう」







「皆さん。気づいていますか?」


「ああ。二十数人が来るな。恐らくは疲れ果てたところを」


「狩るかまたは捕虜に、ところだな」


「実力はどうかな?」


「・・・興ざめ、酔いが醒めた、と言えば分かりますか?」


「『・・・』」


「誰行きますか?あんな馬鹿どもで皮一枚向きたくないですし」


「私も化粧を崩したくないわ。なら君。行ってみる?ああ。君も。ペアで行って良いからね~」


「「ええぇぇぇぇぇ~~~~~!!!???」」






「どう?相手にもならなかったでしょう??」


「たっ確かに相手にもなりませんでしたけど・・・」


「初戦闘がこれで良いのでしょうか??」


「勿論過剰評価は避けるべきだけど、これじゃどうしようもないでしょう?」


「まあ・・・」


「取り敢えずは初戦闘はお終い。尋問はまだ教わっていないんだっけ?ならそれは後回しにして、二人+3人で反省会ね。三人は彼らの動きを見てどう思ったのか。改善点は何処か。ここは良いなどを彼らに教えて欲しい。改善できるところはとことん改善して欲しい。勿論それぞれ癖があるから、そこを潰すのではなくそれを生かした動きにすると更に動きやすかったりするから、どんどん言って欲しい。言って欲しいじゃなかったわね。議論ね。議論を重ねて欲しい。頼んだわよ」


「『はい』」


「さて。教育はこの辺にして、どう?何か吐いた」


「こいつら班長に矢を放って俺が素手で掴んで送り返しただけなのに、それだけで怯んで連発してきやがったのですよ?班長の優雅なティータイムを邪魔して謝罪なしですよ?こいつらの首を跳ね飛ばしましょう?そしたら嫌でも分かりますよ?」


「いや、それを聞いているのではなく、何か情報は吐いた?私の事は良いのよ。それに自然に返されて忘れていたけど、本来矢は素手で掴んで挙句にはスナイパーと同じ速度で返されても相手はどうしようもないのよ?流石に返すスピードの桁が違い過ぎて私も驚きよ。それで?」


「・・・こいつら先程は立場が上と豪語していましたがそれは現地からしてみてであって、全体からしてみれば全然高くなく寧ろ下から数えたほうが早いくらいの立場にいる者で、何が言いたいかというと?」


「めぼしい情報は無い。と?」


「そういう事です。ただ一つ分かったことがあって、ぬかるみだらけなので場所によっては遺体遺棄場所になっているそうです」


「遺体遺棄。死体の貝塚みたいだな・・・。班長、もしかしたら歩いている最中に気づいたのですが、その異臭の正体はそれではありませんか?」


「恐らくそうね。それで間違いなさそうね。因みに場所は?」


「それが、地形変化などで目印が変わるそうなので、正確には分からないそうです。恐らく大まかな場所を教えられてもダミーの可能性があるので流石に最後までは追えなさそうです。それに遺棄した時期から察するにいくつかは既に腐敗が進んでいて身元判明は困難を極めそうです。家族の元には返したいのですが・・・」


「それは止めた方が良さそうね。しかし死体の貝塚か・・・。中々えげつないことをするわね。しかしよく吐いたね。なにか術とか器具を使った?」


「いえ。特には。ただ意識がはっきりしている状況で腹を割いて自分自身の内臓を引っ張り出すことをしていました。それを一つ一つその内臓を千切るのですが、そうしているとそれだけでショック死する可能性があるのでまだまだ生き地獄を味合わせてやろうと思い、ショック死を出来ないように視覚をなくし生命維持装置をつけています。それで今も尋問中です」


「『・・・』」


「因みにそれは君達も見た?」


「『・・・うっ・・・』」


「『・・・』」


「これは・・・相当過ごそうね・・・私も流石に見たくはないわね」


「私もです。取り敢えず上に報告します」


「よろしくね~」


「CP。取り敢えずこちらも制圧完了。残念ながらこっちもめぼしい情報は無しね。ただ尋問して判明したが、この辺りは雨期明けでぬかるみが酷いし場所によっては今確認中だけどまさかの原油が湧いているところもある。ただし使えるかは微妙ね。そこはおいといてこの辺りは死体遺棄場所に使われているそうなの。なのでもしかしたら関係者が埋まっているかも。送れ」


『CP了解。地下道はどうだ?今スクリーンに映す。送れ』


「えっと?・・・こっちもかなりの数ね・・・ざっくりだけどこっちは2~3中隊は必要かも。送れ」


『了解。検討する。アウト』


「ここに情報が無いとなると、あそこしかないか?」


「う~~ん。内容次第だな。それで使えるか分かれるな。しかしどうしよう」


「何が?」


「・・・尋問・・・」


「・・・やめろおまえおもいださせるなしゃべるだけでせいいっぱいだ・・・」


「すまん・・・」

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